2006年03月20日

MORPH THE CAT/Donald Fagen

ドナルド・フェイゲン久々のソロ・アルバム。「KAMAKIRIAD」以来13年ぶり。「The Nightfly」から数えれば四半世紀でソロ三部作完成、ということらしい。今月末には日本盤が出るらしいが、いろいろ話を聞いた挙げ句^^、待ち切れずに購入。で、今日の朝に一回、夕に一回聴いてはまる。例のごとくのコード感やいくつかの曲で聴かれる妙なオブリガード(しかし曲に無駄なくぴったりはまっている)などのアレンジ・センスに耳を捉えられたほか、キース・カーロックの、毎小節の二拍めと四拍めのちょうどそこしかないポケットにすとんすとんと落ち続けるタイトなスネアがとても気持ちいい。都会に暮らす者の心の隙間を埋めていくかのようなドラミングだ。

かどうかはわからないが、なんかそういうことを言ってみたくなったので言ってみた。しかし実際、都市生活に寄り添う形で存在する類いの音楽だと思う。仕事帰りに一杯か二杯やる酒場にこういうバンドが入っているのが珍しくないような状況なら、妙な気苦労の多い忙しない毎日も、もう少し味わいが深くなるのではないか。

なんていうのは非常に贅沢な夢想だが、そういう夢想がまったく非現実的でもないと思える無駄のなさ、非ゴージャス性がこの中毒性を醸し出していると思うのだがどうだろう。うーん、なんかせっかくだから洒落たこと書いてみようとして自分でもわけがわからなくなってきた案配だが、ドナルド・フェイゲン自体は四半世紀以上ほとんど同じようなことを続けてきてここに至るので、実は敢えて語る必要もなかった。名人芸衰えずとだけいえばよかったのかな。とにかくよいです。日本盤じっと待たずにさっさと買って聴いてよかった。
posted by aokiosamublog at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(レコード/CD/DVD)
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