各賞総なめの本作だが、観てなるほど、であった。プログラムなどに書かれていた愛の物語云々ということよりも、自分や近しい人間が踏み外したり逆上がったりしたことをどう受け止め受け入れるかといったテーマへの、深い考察を感じた。
不用意に言葉を費やしたくない作品だが、エンドロールが始まってもなかなか席を立つことができなかった、とはいっておきたい。エンドロールは、その映画のことを観終わった直後に考えることができる時間なので、普段は意識的に席を“立たない”ようにしているのだが、この映画では“立てなかった”のである。
2006年04月05日
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