2006年05月28日

快楽亭ブラック毒演会

浅草大勝館ショウホールにて。昨日がブラック師の誕生日だったとのことで、「珍しく二日酔いなので、酔い醒ましに」、と、まず語り始めたのがエロ小咄。八本ほどだったが、中でも「巨根の王様が相性ぴったりの女性を探す噺」の「シナの五にんきょうだい」のような広大なスケールとか(なんとナニで揚子江に橋を架けたり、アレで揚子江の水を全部吸い上げたりする!)、「戦時に爆撃で口を失った兵士が、同じく爆撃で亡くなった美人看護婦のアレを口に移植されて、真相を知った翌朝背骨を折って死んだ噺」の引っ張って引っ張っていきなり落とす間の取り方などがとても面白かった。

いや、全部それぞれすごい面白かったのだが、これ以上書くと品位を疑われるので控えます(笑)。会の終了後に今日の宿で慷概をまとめたので(忙しいのになにやってんだろうか?)、興味のある方は、連絡もらえればお教えします。

続いて「蛙茶番」。古典をさらりと演るが、(確か)「音菊天竺徳兵衛」の芝居口調が心地よい。過激だったりお下劣だったりするだけでなく、こういう芸もきちんと持っているところがすごい。

中入り挟んでやはり古典の「近日息子」。落語自体はバカバカしい噺をきっちりバカバカしく演っていて普通に落語的に面白かったが、マクラで秋田の事件の真犯人(?)をいち早く指摘していのが印象的だった(今日のニュースで報じられたのを見逃していたのかと思ったが、あとで確認したら、まだ正式に発表されたものではなかったようだ)。あと、名古屋に芝居を観に行くのに朝楽をしようと思って下呂温泉に一泊したという間抜けな噺に爆笑。

最後はかの「オマン公社」(財政難に苦しむ日本政府が、官から民へ、の逆の民から官へ、という施策を採って、民間で儲けている事業を国で手がけようと、風俗産業の公社「オマン公社」を設立するという、バカな噺である)。噺の基本的な構造や落ちは従来通りだが、登場人物や噺の背景が、ちゃんと今の政治状況を反映していて、落語が生きた話芸と強く感じさせられる。客席も異様な盛り上がりを見せる。

中入りでは、CD「借金男」全5枚と、雑誌「本家立川流」1〜7号(多分全部。1〜3号は合本)を入手。おまけで非売品のCD「トンデモ落語 邪道・毛唐2人会」(ブラックと談之助)もいただく。

木戸銭3000円で、2時間ちょっとで4本の秀逸な落語を聴けて、さらにCD「借金王」の新作#06付き。すごいお得な会であった。大勝館の小ホールのほうはかなり狭い小屋だが、100人ちょっと(150人くらい入る?)の席はびっちり満席。この調子で(ただし体調に気を配りながら)、借金を完済されることを強く祈る。
posted by aokiosamublog at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語/演芸
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187464313

この記事へのトラックバック