エイミー・ワインハウス(「Back to Black」)を聴いてみたが、今のところまだピンと来ない声質や歌唱法に合わせて、楽曲、アレンジ、音響に古色を施したような感じで、そういうアプローチ自体は好きなんだがなあ。たとえば(傾向は違うが)マデリン・ペルーを聴いてすぐに「もらった!」と思ったような感じが、なぜかしない。
却って現代風な(といってもハウスっぽい)アレンジの曲のほうが面白かったりするのだがな。ただ、それはそれで「すごい」というわけでもないし。
なんか、レゲエやスカも取り入れているが、なぜか「Monkey Man」をもっさりやってたりして、全体にもったいない人なのではないかと思った。プロデューサーが悪いのか?
まあでも、確かに、60年代モータウン風アプローチで「(アル中の)リハビリに行くのはいやなの。ノーノーノー」と明るく唄う「Rehab」は結構面白い。
あと、「Ain't No Mountain High Enough」をかなり大胆にリサイクルした「Tears Dry On Thier Own」という曲は、(そのリサイクル具合が)筒美京平の仕事ではないかと思われるほどの見事さではあった。
声は割と好きだし、もう少し聴いてみたら感想変わるかもしらん。
2008年02月28日
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