2008年04月07日

新宿末廣亭・四月上席夜の部

彦いち、白鳥、圓丈、たい平、花緑という顔ぶれにちょっと胸躍ったのだが、今日は圓丈はお休みで、それは事前に調べて知っていたが、雨もよいの月曜日だからか? 全体的にちょっと不完全燃焼の印象。白鳥「好きやねん三郎」は、元々は「江戸前びっくり回転寿司」だと思うが、白鳥ホームページ掲示板への本人の書き込みでは、現在この題名らしい(ただし未確認)。山奥の湯治場からさらに獣道を5時間登ったところに“江戸前”の寿司屋があるという設定で、湯治場の婆さんが客に「寒いから」と言って毛皮を着せる伏線の引っぱり具合とか、名店で修行を積んだという寿司屋の大将が「山の幸を海の幸に見立てる」と胸を張りながらウニ→プリンに醤油、フグ→毒キノコ(痺れるから)みたいな実にいい加減な見立てをする感じなどは面白かったが、このあと鈴本掛け持ちということで、全体にちょっとアシにすーっと演った感じではあった。

彦いち、たい平も面白かったが、今日はたまたま二人とも漫談だったしな。

花緑は、「お見立て」をたっぷり聴かせてくれてよかった。喜瀬川花魁のわがまま振りとその可愛らしさ小憎らしさ、杢兵衛の訛りと田舎者らしい執拗さ、そしてその間に入って困惑しつつも花魁のいうとおりきちんと演技する喜肋の、それぞれの人物像の立たせ方など、かなり上手いし。でも、寄席で聴くと、この人にはいつも、「もう少しできるのでは」と期待してしまうんだよなあ。

というわけで、お目当てに関しては、私の期待はなんだかちょうど外れてしまったような日だったが、圓丈の代演の小袁治「王子の狐」や、一朝「蛙茶番」と権太楼「町内の若い衆」で、それぞれ古典を気持ちよく聴けたのと、あとは和楽社中の大神楽、中でも前座修行を終えて三年目という翁家小花の芸がはらはらさせられつつ(それも演技?)なかなか見事だったので、まあよかった。

以下、この日の演目。

林家彦いち・・・・・・漫談(空手部の先輩との会話)
林家正楽・・・・・・・紙切り
三遊亭白鳥・・・・・・好きやねん三郎
三遊亭歌之介・・・・・母のアンカ
柳家小菊・・・・・・・俗曲
春風亭一朝・・・・・・蛙茶番
柳家小袁治・・・・・・王子の狐
(仲入り)
柳家さん福・・・・・・子ほめ
近藤志げる・・・・・・漫謡(野口雨情物語)
林家たい平・・・・・・漫談
柳家権太楼・・・・・・町内の若い衆
翁家和楽社中・・・・・大神楽
柳家花緑・・・・・・・お見立て
posted by aokiosamublog at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語/演芸
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187464456

この記事へのトラックバック