7/4、水戸芸術館コンサートホールATMにて。
指揮:準・メルクル
ドビュッシー(カプレ編曲):こどもの領分
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob. VIIa-1(ヴァイオリン独奏:豊嶋泰嗣)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92特に以前からこのオケこの指揮者のファンだったというわけではなく、クラシックの演奏会自体何年かぶりなのだが、友人に誘われてほいほいと鑑賞に出掛けた。
そんな調子で旅行気分が先に立ち、しかも移動の疲れがあって「こどもの領分」ではかなり長い間うとうとしてしまった次第だが(残念)、ハイドンでいい感じに蘇生し、ベートーヴェンの7番の凄まじさに、全身が一気に目覚める。
規模の小さい室内オーケストラながら、この曲の見せ場のひとつであるぐいぐい引っ張るところの推進力がものすごく、騒から静、また騒という音の嵐にもみくちゃにされ続け、興奮極まれり、最終楽章のまさに終盤では自然に涙が溢れ出た。
席がステージ上手側の最前列だったことや、またこのホールの音響設計(素晴らしい)の所為もあるかもしれないが、普段この曲をレコードなどで聴くときにあまり注意してこなかった低音(コントラバスとチェロ)の細かい動きに注目できたのもよかった。
あー、いいもの聴いた。総監督の吉田秀和のお姿を拝めたのもなんだか神様見たようでありがたい。
今回誘ってくれたのは東京の友人だが(感謝)、この日ご一緒した水戸在住の友人が芸術館になにか関わっている?ということもあり、このオケの演奏会はまたときどき訪れることになる予定。水戸、食べるものも美味いし、いいソウル・バーもあるし(笑)。
2009年07月04日
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