2010年09月06日

渋谷冗談音楽祭 Vol.1

渋谷SHIBUYA-AXにて。高田文夫事務所が企画した、音楽ネタの芸人を集めたイベント。

出演は、ウクレレえいじ(ゲスト)、マキタスポーツ、ニュー東京ボーイズ(東京ボーイズ+高田文夫)、ポカスカジャン、清水ミチコ(出演順)。

#以下若干書きなぐりなので、適宜加筆修正予定。19時開演予定の10分押しでスタート。東京スカパラダイスオーケストラの「Down Beat Stomp」が流れる中ステージ後方のスクリーンにて出演者が紹介され、それが終わると高田文夫と清水ミチコが登場。高田文夫の第一声は、「偽装結婚でお馴染みの織田裕二です」。「お馴染みの」というところが可笑しい(と、清水ミチコにも突っ込まれていた)。

その後出演者を一組ずつ紹介したのち、東京ボーイズの菅六郎が開会の挨拶。思えば、菅六郎の妙なクローズアップはここからすでに始まっていたのか。

その後は上述の順番で(ポカスカジャンのあとに10分休憩)、各出演者が持ちネタ、新ネタを披露。ゲスト(ながら前座?)のウクレレえいじと、ニュー東京ボーイズが10〜20分程度、他の3組は30分ほどの尺。後述するように、かなり毒のあるネタ、思わず笑いの渦に巻き込まれるネタは多かったものの、

1.出演陣の中でのニュー東京ボーイズの特異さ加減
〜他が入念に準備されたネタ(という印象)であるのに対し、いつも通りの謎掛け小唄と「中之島ブルース」をベースにアドリブをグダグダとつないで行くスタイルに見えた

2.前説/ニュー東京ボーイズ/アンコールでの高田文夫の珍しい滑り具合
〜突っ込みとかチャチャが誤爆気味で、破壊力が今ひとつと感じた。アンコールの「笑点 by Me」の回答もグッと来なかった。アンコールでいきなり「いとしのマックス」歌うのはなんか妙に可笑しかったが。

3.あと(これは言っても仕方ないが)ネタがなんだろうが楽曲が演奏されたり歌唱されたりすると必ず手拍子で拍子を取る客の奇妙な反応
〜芸人の間でギャグを繰り出してそれが決まると可笑しいわけだが、手拍子して聴いて楽しいか? ウクレレえいじのマニアックなモノマネ連発が妙に間が悪く感じたのだが、改めて考えると客の手拍子の所為のような気もしてきた。

のみっつの要素が、イベント全体の間を掴みづらいものにしていたように思う。そのため、瞬間瞬間は爆笑していたのに、終わってみるとその記憶よりも全体に散漫な印象のほうがやや強く残ってしまった。

その辺、プログラムの組み方なのかはたまた音楽ネタだけという縛りが難しいのか(あるいは客筋が悪かったのか私の個人的な問題か)。Vol.2でどのように変わっていくのかを、また楽しみに待ちたい。

出演者の色が(ニュー東京ボーイズ以外)割と近い印象というのもあったかなあ。もちろんネタや実力やアプローチは違うんだが、なんというか、ねえ。

ごくごく思いつきでいえば、牧田博や好田タクトといった東洋館勢とか、川柳川柳や柳家喬太郎など噺家による音楽ネタ(それこそにゅうおいらんずやアロハマンダラーズでもいいけれど)などなどを混ぜるとか、まあいろいろほかのやり方もあるかと思う。

その辺も含め、Vol.2に期待したいですな。

以下、出演者と各ネタの概要(と、あれば感想)。

ウクレレえいじ(ゲスト)19:15〜19:25
 Crazy Gからウクレレによる津軽三味線模写
 マニアックで微妙なモノマネ(「七人の侍」と「ゴジラ」の志村喬、「ゴルゴ13」でフランス語を喋る高倉健、「北京原人」の緒形直人、などなど)

マキタスポーツ 19:25〜19:55
 矢沢永吉(赤ちゃん言葉、壮大な道順指示、I Love You, Okの「お前」)
 ポニョ・ブルース
 マイナー・サザエさん
 →小さいネタだが、説明抜きで十分イメージが広がるくらいにインパクトあり(ネタ後に説明あったが)。
 作詞作曲模写(ミスチル「トイレ」、尾崎豊「ウォシュレット」、奥田民生/B'z/佐野元春「お風呂」
 上京物語(長渕剛)
 すべての歌手の心象模写(僕は歌がうまいんだよ)
 →しつこいくらいに「僕は歌がうまい」と、実際に上手な歌で歌いまくる、その渦の巻き方が見事。

ニュー東京ボーイズ(東京ボーイズ+高田文夫) 19:55〜20:15
 菅六郎いじり
 謎掛け問答(リクエストでマイケル・ジャクソン、桑田圭祐、松田聖子、などに応えていた)
 「中之島ブルース」ほかいつものネタ
 →せっかくなので「有楽町で逢いましょう」も聴きたかった。あと音楽ネタではないが、仲八郎の天皇モノマネ(は無理か)。

ポカスカジャン 20:15〜20:43
 永六輔(ゲストネタ)
 清水健太郎の「ひょっこりひょうたん島」
 →タイムリーだし見事。
 林家三平の「ナイナイ16」
 →シンプルだが核心突いてて見事。
 サンボマスター山口による「あんたがたどこさ」(ゲストネタ)
 →似てなかったような気がするが見事。
 「Let It Be かくれんぼ」
 →無理矢理はめたところもある気がしたが見事。ただちょっと小賢し過ぎか。
 更生した尾崎豊(ゲストネタ)
 →めちゃくちゃだが一番破壊力あったかも。
 「We Will Rock You」をバックにフィストキング
 →結構でした。

(10分休憩)

清水ミチコ 20:55〜21:28
 It's A Sumo World
 →出だしでいきなりニコニコとこれをやられると笑うしかない。
 龍馬伝のテーマ vs うらみます(WowWowでボツになったネタ)
 →ピアノ演奏とスライドによる説明。龍馬伝見てないのでわからなかった。
 フォークメドレー(中島みゆき〜チェリッシュ〜研ナオコ〜井上陽水〜(失念)〜松任谷由実〜森山良子〜秋川雅史)
 →歌手によって毒の多さが違うのはメリハリの演出だろうけど、やはり毒が多いほうが面白い。これのみピアノ弾き語りで、次からはカラオケ。
 歌謡メドレー
  60〜70年代(恋の季節〜ブルーライトヨコハマ〜私の青い鳥〜イミテーションゴールド〜赤い風船〜真夏の出来事〜ひとりじゃないの)
  →いしだあゆみのリズムのずれと、浅田美代子の音程のずれ、それぞれの増幅模写が見事。
  80年代(白いパラソル〜セーラー服と機関銃〜ラヴ・イズ・オーヴァー〜赤道小町〜い・け・な・いルージュマジック〜セカンドラブ)
  →赤道小町の歌唱特徴模写はかなり革新的?かも。

アンコール1 21:30〜21:40
 「いとしのマックス」(高田文夫歌。カラオケに合わせて全員で演奏。ポカスカジャン大久保ドラム)
 「笑点 by Me」
  →映画「Stand by Me」の汽車に追いかけられるシーンで一言、という大喜利。意外にみなアドリブ弱かった(か?)。
  →「菅六郎はプチトマトみたい」という指摘がツボにはまる。

アンコール2 21:45
 謎掛け問答

エンディング
 スカパラ「愛の賛歌 with strings」(だったと思うが・・・)をバックに、菅六郎をメインキャラにしたエンドロール(というかスライド)
posted by aokiosamublog at 23:00| 音楽(ライブ)