2013年02月08日

塀の中のジュリアス・シーザー

於銀座テアトルシネマ(16:20〜)。

パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督作品(2012年)。

http://heinonakano-c.com/実在の囚人を実在の刑務所で撮ったとのことだが、ドキュメンタリー風の作りではなかったので、カメラを何台どのように置いて、囚人たちにはどう動くように頼んだのか(あるいは頼まなかったのか)など、どんな風に撮ったのかが気になった。あとでちゃんとプログラムを読もうと思う。

最初、狭い部屋を中心に行っていた稽古が、次第に刑務所全体を使ってシェイクスピア「ジュリアス・シーザー」が構築されていき、看守や(多分)芝居に参加していない囚人もそれに呑まれていく、という流れには震えた。

最後の場面でのある囚人の「芸術を知ってから、この監獄は牢獄となった」という台詞が、重くまた苦い。

疲れもあり、また説明がほとんどない点への戸惑いから、最初の20分ほど流れを把握するのに手間取ったので、もう一度観たいと思う。

原題「Cesare deve morire」は、「シーザー死すべし(Caesar must die)」という感じか(英題はそうであった)。
posted by aokiosamublog at 23:00| 映画