2013年03月04日

TOKYOてやんでぃ

於新宿K's Cinema

公式サイト

うわの空・藤志郎一座原作、神田裕司監督(デビュー)作品案内にもあるように、春風亭昇太『哀しみにてやんでい』を下敷きにした、寄席の楽屋風景を描いた映画。

落語も寄席も大好きだが寄席の楽屋を知らない(本で読んだくらいの知識しかない)私にとっては、そういうものかな、と、そんなわけないよなあ、というふたつの気持ちの間を彷徨いながら、次第に気持ちよくなってくる一本だった。

藤志郎一座版の舞台も、恥ずかしながら観ていないのだが、この映画版は物語、脚本、演出、芝居、撮影…… すべてにおいて、見始めの印象とは裏腹に難しいことをやろうとしているなあ、という印象だった。役者も全員素晴らしかった。

被写界深度がずっと浅めの映像が何故そうなのかとか、いくつかの挿話など、私にはうまく理解できなかったところも多々あったものの、通して観終わってみると、難しさに挑んだところは概ね成功していたんだな、と思わせられた。

笑いや泣かせの塩梅も、ちょうどよかったなあ。もう一回くらい観たいなと思う。
posted by aokiosamublog at 23:00| 映画