2013年08月02日

浅草演芸ホール8月上席昼

浅草演芸ホール八月上席昼 夏休み特別興行前半一年ぶりのにゅうおいらんず。

内容は、去年とほぼ一緒だが、まあ楽しかった。去年と比べると、『ハロー・ドーリー』での三遊亭小遊三の歌が一段と磨かれていたのと、『リパブリック讃歌』が『埴生の宿』に変わったのと、小遊三ー昇太のお喋りに富士山と三保の松原が世界遺産という話が加わったくらい。「山梨側から見た富士山は上下と羽織袴を着けたような気品があるが、静岡側から見た富士山はパンツ姿」という無茶な対比が可笑しかった。

あ、ミーカチントは正式加入か?(そんなことを言っていた) 今日は『リパブリック讃歌』での歌が聴けなかったのは残念だったが、参加することで演奏にも見た目にも華やかさがたいそう増すので、正式加入ならファンとしても嬉しい。

ベン片岡のベースは、デキシーランドジャズとしては若干攻撃性を帯びた感じもあり、『埴生の宿』や『聖者の行進』で取ったソロのドライブ感も気持ちよく、そこが(フロントマンが手練ではないのに)このバンドを聴いていて面白いと感じるポイントかな、と、ちょっと思った。

メンバーが疲れてきてからがまた面白いので、後半また観に行こうと思う。

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落語は、去年の同じ興行と比べると、若干印象が薄かったかな。

印象に残ったのは、去年おっと思った柳亭小痴楽が早い時間で見事に客席を温めていたのと、三遊亭春馬のマクラでの小遊三いじりの可笑しさと『桃太郎』の鮮やかな感じなど。

春風亭昇太は最近お馴染みの加山雄三ネタのマクラに続き、久々に聴く『ストレスの海』。加山雄三ネタは、もう暗記するくらい聴いているが、何度聴いても可笑しいし、今日はまた一段と渦巻いた感じだった。客席の食い付いてくる感じも異様。

小遊三はさらりと『短命』。これは「福山雅治と市川雷蔵を合わせたようないい男」といったようなくすぐりも多かったが、気持ちのよい古典だった。

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色物では、久々にマジックジェミーを拝めたのが嬉しく(D51の代演)、あとぴろきの芸風が好きではなかったのがようやく自分にも馴染んで来たなという発見もあった。ぴろきも客席の受けはすごくよい。

東京ボーイズは、仲八郎の家康、信長、秀吉のモノマネ(それぞれ石破茂、安倍晋三、鈴木宗男のモノマネだが)と、菅六郎の『千の風になって』『浪曲子守唄』の踊り、というか歌詞のジェスチャー説明の、奇妙な可笑しさといったら。最後は『また君に恋してる』をちゃんと歌ったあと、『長崎は今日も雨だった』『中之島ブルース』の乗っ取られネタ。ああ可笑しかった。

ボンボンブラザースも、この催しのときの熱の入り方はカッコよいと、いつも思う。今日はクラブジャグリング?のクラブを回転させる妙技が、とても印象に残った。

林家二楽の紙切りは、朝顔、線香花火と女の子、御神輿、あとお客の似顔絵。

また寝不足で、聴いている最中はちょっとぼーっとしてたときもあったが、終わってから反芻すると、やはり全体にお祭りらしい賑やかさは印象に残っている。

以下、この日の演目。

三遊亭小曲・・・・・間抜け泥
柳亭小痴楽・・・・・強情灸
マジックジェミー・・奇術
三遊亭遊馬・・・・・牛ほめ
三遊亭春馬・・・・・桃太郎
ぴろき・・・・・・・ギタレレ漫談
三遊亭遊吉・・・・・浮世床
柳亭楽輔・・・・・・素人鰻(鰻屋)
林家今丸・・・・・・紙切り
三遊亭右紋・・・・・都々逸親子
桂伸乃介・・・・・・高砂や
東京ボーイズ・・・・ボーイズ
春風亭昇太・・・・・ストレスの海
桂米丸・・・・・・・漫談
ボンボンブラザース
 ・・・・・・・・・太神楽曲芸
三遊亭小遊三・・・・短命
(仲入り)
噺家バンド大喜利 にゅうおいらんず(デキシーライブ演奏)
-曲目
導入 聖者の行進
01 タイガーラグ
02 埴生の宿(ホーム・スイート・ホーム)
03 セントルイスブルース
(トークタイム)
04 ワシントン広場の夜は更けて
05  ハロードーリー
06 聖者の行進

-メンバー
バンジョー・・・・・三遊亭右紋
ソプラノサックス・・ミーカチント
トランペット・・・・三遊亭小遊三
トロンボーン・・・・春風亭昇太
ピアノ・・・・・・・桂伸乃介
ベース・・・・・・・ベン片岡
ドラム・・・・・・・高橋徹
posted by aokiosamublog at 23:00| 落語/演芸