2015年01月21日

天満天神繁昌亭1月昼席

天満天神繁昌亭一月昼席(仲入り前まで)以下、この日の演目。

桂三四郎・・・・・・家ほめ
桂亜か枝・・・・・・狸賽
笑福亭竹林・・・・・初天神
坂本頼光・・・・・・無声映画『血煙高田の馬場』(伊藤大輔監督、大河内傳次郎主演。1928)
桂楽珍・・・・・・・夏の医者
桂文之助・・・・・・般若寺の陰謀

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天満天神繁昌亭を初訪問(時間の都合で昼席仲入り前まで)。

同じ落語だし、東京でも馴染みのネタも多いのに、上方の寄席となるとまた東京とは高座も、参加型?の客席も雰囲気が違って面白かった(ただし参加型でないことも多いとのこと)。

笑福亭竹林の、天神様に連れてってくれないならと子供の寅ちゃんが向かいのおじさんに両親の閨の睦ごとをバラしてしまおうとするくだりなど爆笑。桂楽珍『夏の医者』、桂文之助『般若寺の陰謀』と、東京では聴けないネタも楽しんだ。

その中で東京からは坂本頼光が、『血煙高田の馬場』(伊藤大輔監督、大河内傳次郎主演。1928)の活弁で客をグッと惹きつけていたのもうれしかった。客席の雰囲気もよかったが、ひとつ前の席の女が二階席から身を乗り出してて高座が見えないことが多かったり、やたら身体を動かしたり、そしてその連れが靴を脱いでたのには閉口。まあほかにそういう人は見当たらなかったので、土地柄ではもちろんなく、特殊な人たちだろうと思う。
posted by aokiosamublog at 23:00| 落語/演芸