2015年08月10日

8月まとめ(1〜10日)

8月1日(土) 終日やや腹痛→『とんかつの唄』、ウクレレを録り直し、歌を入れ、ピアノの二番三番の展開を考える。まあまあ悪くない形にはなったかな→『ジュラシック・パーク』見る。今となっては、ではあるが、封切り当時に見てたらさぞ面白かったろうとは思った。それと見ながらいろいろ突っ込めるのは、諸々含めて丁寧に作った証だろうとも思った→晩に軽く呑んで夜2時過ぎ就寝。
8月2日(日) 朝9時起床→ふと思い付いて、『とんかつの唄』にスネアとハイハット入れてみる。これはこれで難しい→朝食後、奏法を変えて何度か録音。二拍四拍のアクセントの叩き方、左手のブラシをスネアの上に置き、それを右手で叩くという方法が割とよかった→昼にビール→午睡→晩は外かなとも思ったが、適当につまんで呑んでるうちに腹一杯になり終了→少し横になってから風呂→ビール一本だけ呑んで就寝。夜2時頃。
8月3日(月) 朝8時起床→9時半頃浅草へ向けて出発→まずは水口食堂で一杯→幕が開く直前に浅草演芸ホールに潜り込んだが、すでにほぼ満席。なんとか座れはしたが、落ち着かないので途中から立ち見にする→昼席演目は下記のとおり。

春風亭かん橋・・・・狸の恩返し
三遊亭遊里・・・・・出来心
林家花・・・・・・・紙切り
三遊亭遊史郎・・・・引越しの夢
三遊亭遊之介・・・・浮世床
コント山口君と竹田君
 ・・・・・・・・・コント
春風亭柳橋・・・・・小言念仏
瀧川鯉昇・・・・・・鰻屋
北見伸&スティファニー
 ・・・・・・・・・マジック
桂伸乃介・・・・・・真田小僧
古今亭壽輔・・・・・漫談
ナイツ・・・・・・・漫才
笑福亭鶴光・・・・・漫談、踊り
春風亭昇太・・・・・漫談
ボンボンブラザース
 ・・・・・・・・・曲芸
三遊亭小遊三・・・・鰻の幇間
(仲入り)
噺家バンド大喜利 にゅうおいらんず(デキシーライブ演奏)
-曲目
導入 ユー・アー・マイ・サンシャイン
01 タイガーラグ(象ガーラグ)
02 私の青空
03 セントルイス・ブルース
04 聖者の行進

-メンバー
ギターバンジョー・・春風亭柳橋
クラリネット・・・・中村誠一
トランペット・・・・三遊亭小遊三
トロンボーン・・・・春風亭昇太
ピアノ・・・・・・・桂伸乃介
ベース・・・・・・・ベン片岡
ドラム・・・・・・・高橋徹

全体的に、毎年恒例のお祭り感に溢れた芝居だった。

ほぼ満席の割にはお客はお行儀がよく(招待券のお客が二階に上げられていた所為もあるかもしれない)、前座の春風亭かん橋から落ち着いて聴けたものの場内は静かな感じだったが、コント山口君と竹田君の温泉宿のコントくらいから笑いの渦が起き始め、春風亭柳橋『小言念仏』、瀧川鯉昇『鰻屋』、古今亭壽輔のボケ/嫁いびり/老齢化川柳の漫談にナイツの芸能界やスポーツ界のゴシップを全部塙自身の話として語るネタから親ばかネタの漫才、笑福亭鶴光の師匠松鶴の思い出話と踊り(『箱根八里の半次郎』を三番まで踊った)、春風亭昇太の主に笑点ネタの漫談という順に、ふだんの寄席では見られないような客席の沸き方が感じられた。

北見伸&スティファニーのマジックもふだんと比べても軽い興奮を誘うような勢いがあったし、ボンボンブラザースも同様。ボンボンブラザースといえば、鏡味繁二郎はこの日は薄いブルーで細い縞柄のジャケットにピンク(か薄い赤)の格子の少し大きなギンガムチェックのワイドスプレッドのシャツ、白いパンツという出で立ちでなんとも粋。いつも思うが、『ボンボンブラザース 365日の寄席衣装』なんていう写真集があったらぜひ欲しい。

さてお目当てにゅうおいらんずは、ソプラノサックスのミーカチントがぎっくり腰とかでお休みで、代演がクラリネットを携えた中村誠一でびっくり。たしか二曲めの『私の青空』だったか、さり気なく主旋律と違うフレーズを吹くと小遊三などがそれに釣られて演奏がグダグダになるという、爆笑の一幕もあったが、やはり全体的には演奏が(ミーカチントのときとは違った傾向で)ぐっと締まるなあと思った。

ちなみに昇太歌唱の『私の青空』では、今年も小遊三に(今年は家を昇太が新築したという話題を挟みながら)「狭いながらも楽しい我が家って、広いながらもさみしい我が家だろう」といじられていたのが可笑しい。

あとライブ終幕の『聖者の行進』は、今年は小遊三がサッチモ張りの歌も披露したが(その分『ハロー・ドーリー』を演目から外していた)、エンディングの“なかなか演奏を終わらせないミニコント”は桂伸乃介と高橋徹ではく小遊三と昇太によって行われていた。そういえば、メンバーひとりひとりが短いソロを弾いてから退場し最後に高橋徹だけが残されてしまう、という流れは今年は演らなかったな。

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夜席も見ていこうと思ったが、昼席立ち見にした所為かなんとなくくたびれたので、

桂竹のこ・・・・・・弥次郎
三遊亭小笑・・・・・牛ほめ
檜山うめ吉・・・・・俗曲
雷門助六・・・・・・春雨宿

までで帰る。うめ吉『縁かいな』の踊りを(多分一年ぶりに)見られたので満足。

→ふと金寿司に寄ってみる。店内こんなに汚かったかな。蠅が二匹飛んでいた。しかし清酒白雪は美味く、仕込んだばかりの新子を握ってもらい、池波正太郎の昔話がいろいろ聞けた。女将の話し振りもすこぶる明晰で、こちらが喫煙者かどうか確認した上でライター型の楊枝入れをくれたり、おつりはいいよと言うといえいえこれを増やしてまた来てくださいと二百円返してくれたりと人情も細やか。うーん、せめて店内の空気をも少し入れ替えてたりすれば、ちょくちょく寄りたいのだが→梅園で土産の豆かん買い、浅草神社に参拝し、駅構内の文殊で蕎麦手繰って電車で帰宅→シャワー浴びて遅い午睡→少し晩酌して夜11時頃就寝。
8月4日(火) 朝9時半起床→O形掲載情報更新→今日は外出をやめて家にいることにする→接骨院は行くつもりだったが、なんやかやで結局行かず→『森繁対談』の高倉健の回のTV画面を録画し編集。最初iPhoneで撮ったらファイルが重過ぎて編集できなかったので、GR Digitalで撮り直す→午後から『日本女侠伝 血斗乱れ花』(山下耕作。藤純子、津川雅彦、山本麟一、遠藤辰雄、高倉健、大木実、水島道太郎、天津敏、中村錦司。1971、東映)と『弥次喜多道中記』(原作:十返舎一九、監督:千葉泰樹。加東大介、小林桂樹、大泉滉、乙羽信子、淡路恵子、徳川夢声、宝田明、三木のり平、柳家金語楼、有島一郎、草笛光子、水谷良重、三船敏郎、池部良、山茶花究、八波むと志、上田吉二郎、雪村いづみ、笈川武夫。1958、東宝)など見ながらだらだら呑み始め、夜0時頃就寝。
8月5日(水) 朝9時起床→『森繁対談』をYoutubeにアップし、ちんとんしゃん女将と俊さんに連絡→老父の買物付き添いと昼食。今日も回転寿し。慣れてくるとそれなりに快適な食事をした気になる。そして勘定が安い→ガソリン二千円分だけ入れて帰宅→シャワー→『弥次喜多道中記 弥次喜多道中双六』(原作:十返舎一九、監督:千葉泰樹。加東大介、小林桂樹、乙羽信子、淡路恵子、草笛光子、三好栄子、徳川夢声、横山エンタツ、鶴田浩二、清川虹子、有島一郎、笠智衆、団令子、東郷晴子、八千草薫、堺駿二、三木のり平、柳家金語楼。1958、東宝)見ながらなんとなく飲酒に突入→見終わってから入眠→日付変わる前に起床し『笑点特大号』見る。小学生の時分以来で毎週の『笑点』を楽しみにしているなー→夜2時過ぎ就寝。
8月6日(木) 朝9時半起床→昼前船橋五丁目接骨院。今日は一段階太めの鍼に電流を通してみる→帰宅、昼食後午睡→シャワー→千歳船橋からバスで用賀に出てから宮前平へ。駅前の蕎麦屋で一杯→山を登ってB電子へ。さいとうさんが売却したいというテレキャスターを見せてもらう。ネックの反りやオクターブの狂いもほとんどないし、ベースアンプだがアンプを通した音の微妙な表現を拾ってくれるところなども気に入り、購入を決める。よい買物をした→その後クラウド9スタジオに移動しバンド遊び→駅前のもつ焼き屋で一杯→楽器があるので用賀からタクシー。1650円なり→シャワーざっと浴びて就寝。
8月7日(金) 朝9時起床→シャワー浴びてから北千住金継ぎ研究所へ。今日またひとり新しいメンバー加入(教室も通うとの由)。今日は茶碗の仕上げその1。しげちゃんが12時間前に外に出しておいた漆を使い、乾き具合を試したら、塗り始めは不安が生じる硬度だったものの、食事に出たりして(朝日軒休みだったので天ぷらのいもや)二時間くらい放置しておいたらちょうどよい硬さ(少し硬めか)になったので、慌てて金を撒く。少し硬めな上に、中塗りが足りないところが沈んでしまったかな→大黒湯で汗を流す→久々に大はしで一杯やって帰る→北千住駅で若干戻したり、尿意に負けて途中下車したりしたが、あとは平和に帰宅→倒れるように就寝。
8月8日(土) 朝9時起床。今日は比較的涼しい→おとつい購入したテレキャスターをようやく引っ張り出し、少し弾いてみる→会津旅行の宿を選定し予約。泊まり賃も手頃でよさそうな宿だ→昼過ぎ、というか午後、新宿へ。まずはビルケンシュトックに底の張り替えを頼んでいたサンダルを引き取りに。当り前だが、新品同様になった。今後はライナーの交換まで行かないよう早めに修理に出すようにしたい→BR-Dディスクを100枚買い、経堂に戻る→少し時間潰してから魚ケンへ。須田さんが取材に見えていたこともあり、早めに店内に入れてもらえた。今日はとにかく新子と鱧、と思っていたら新さんまの刺身もあり、がつがつと注文。その後鰻肝、揚げたての厚揚げ、とうもろこしの天ぷらと節操なく注文し、はしたなくも新子を追加したのち、最後にウニ丼と赤出汁。久々にうまい魚を堪能できてうれしい→歩いて帰る途中、だんだん血圧が下がってくる→なんとか家に辿り着き、一応シャワーを浴びたり水風呂に浸かって汗を流してから即就寝。途中で左胸が苦しくなり、もう死ぬんではないかと思ったが、あれだけ魚を堪能したあとだから、死ぬには好機だったかもしれない→数時間寝て生還→会津の宿は「芦名」というのだが、そこから山田風太郎『柳生忍法帖』に登場する芦名銅伯の名を思い出し調べてみたら、芦名家ととても薄いとはいえ関連があると知り、少し興奮する(芦名家の末裔のどなたかに名前や三つ引き紋の使用許諾を取ったそうだ)→『必殺仕舞人』見たりギター練習したりしてから就寝。朝方5時頃。
8月9日(日) 朝10時過ぎ起床→小さい汎用アンプがあったのを思い出し、テレキャスターをつないで弾いてみる。やはりリアのダンカンのほうが表情も音量も豊かなのだが、ときどきフロントと切り替えることを考えると、バランスが悪い/または注意が必要と思った→夕方一杯やりながら『女番長』(鈴木則文。杉本美樹、太田義鈴、丘ナオミ、西来路ひろみ、衣麻遼子、池玲子、天津敏、荒木一郎、田中小実昌、宮内洋、遠藤辰雄、三原葉子、名和宏。1973、東映)見る。四作目にして題名が『女番長』だけになるのはどういう意向かな。内容よりもそっちのほうが気になる→午睡→シャワー→本日の『笑点』と、『ひばり・チエミのおしどり千両傘』(沢島忠。美空ひばり、江利チエミ、水原弘、安井昌二、千秋実、北龍二、清川虹子、由利徹。1963、東映)見ながら金宮酎ハイと御酒。『ローマの休日』を思い出して笑う→『ヨルタモリ』も見るが、なんか音頭を作るのは簡単だということになっているのかなと思い、とてもいやな気持ちになった→体重が72kgをマークしたので、炭水化物抜く→夜0時頃就寝。
8月10日(月) 朝7時起床→朝食後朝寝。やはり午前中は深く眠れるのだが、なんでだ→午後から『グラマー・エンジェル危機一発』(原題『Hard Ticket to Hawaii』、監督:アンディ・シダリス。ドナ・スピアー、ロン・モス、ホープ・マリー・カールトンロドリゴ・オブレゴン、シンシア・ブリムホール。Malibu Bay Films、1987)など見ながら録画整理等→一杯やって午睡→風呂→『ど根性ガエル』見ながら晩。技術的に奇を衒ったドラマである一方、人情の機微の描き方などはとても伝統的。まだまだ今のところ面白く見ている→深夜録画整理傍ら『ギャング対ギャング 赤と黒のブルース』(佐藤純彌。鶴田浩二、安藤昇、水島道太郎、戸浦六宏、渡辺文雄、室田日出男、二谷英明、佐藤慶、藤浩子、渡瀬恒彦。1972、東映)見る。おざなりなヤクザ映画と勝手に思って見たが、キャストといい藤浩子の不気味なエロさといい、たいへん満足。音楽が微妙にエチオピアのジャズ(ゲタチュウやムラトゥ・アスタケ)みたいだったのも、画面との塩梅が面白かった→朝方5時頃就寝。
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