2015年10月20日

10月まとめ(11〜20日)

10月11日(日) 宿酔いにつき終日横臥→ときどき起きて演芸番組消化と録画整理→昨夜ご馳走になったうずらやうさぎが余りにうまかったので、教えてもらった肉屋にさっそく注文する→夜は呑まず、『続社長洋行記』(杉江敏男。森繁久彌、久慈あさみ、中真千子、江原達怡、加東大介、三木のり平、小林桂樹、英百合子、藤山陽子、新珠三千代、草笛光子、フランキー堺、尤敏、洪洋、三船敏郎。1962、東宝)と『社長外遊記』(松林宗恵。森繁久彌、久慈あさみ、中真千子、加東大介、三木のり平、小林桂樹、英百合子、藤山陽子、新珠三千代、草笛光子、フランキー堺、ハヌナ節子、武智豊子。1963、東宝)。後者はすこし間が悪いようにも感じたが、三木のり平の宴会芸(『炭坑節』で人形振り?を踊る)には舌を巻いた→Youtubeで三木のり平・小野田勇の『お伊勢まいり』(1953年)を発見。三木のり平が役者になって6年め、映画デビューして4年めの作品で、観光宣伝映画。はじめて見た→夜2時頃就寝。
10月12日(月) 朝10時半起床→空気が乾燥し出す季節だからか、起き抜けにフケが出ているようになったので、朝もシャワー→『四畳半物語 娼婦しの』(原作:永井荷風『四畳半襖の下張』、監督:成澤昌茂。三田佳子、露口茂、田村高廣、進藤英太郎、木暮実千代、野川由美子、浦辺粂子、岡崎二朗、佐藤綾子、東野英治郎。1966、東映)。役者がみんな過剰なあれやこれやがないのに、豊潤で美しい。話自体よりも、役者それぞれの仕事に感心した→録画整理→晩のお供はBSプレミアムの京都の庭の番組。間が多くていささか退屈したが、知らない話は満載。またちゃんといい子で見なきゃ→今日まで禁酒と思ったが、『NINE』(ロブ・マーシャル。ダニエル・デイ=ルイス、リッキー・トグナッチ、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、ジュゼッペ・スピタレリ、ステイシー・ファーガソン、ケイト・ハドソン。2009、米The Weinstein Company)見始めたらペネロペ・クルスのミュージカル場面(素晴らしい)で我慢できなくなり金宮酎ハイ。感想をメモしながら見たが、

・モーリー・イェストンの音楽、冒頭からなかなか印象的
・ニコール・キッドマンがクラウディア・カルディナーレに似過ぎ(似させ過ぎまたは似させられ過ぎ)
・サラギーナがきれい過ぎる。浜辺では踊らず、子供たちと遊び戯れるのみ。ただしミュージカル・シーンは圧巻
・マリオン・コティヤールの(『8 1/2』のアヌーク・エーメとはひと味違う)可愛らしさは、この映画の中では光っていると思った
・ケイト・ハドソンのラテン・ディスコがバカみたいで最高
・『8 1/2』では気にならなかった物語上の説明不足や矛盾がこの映画では気になる
・終幕近くのグイドの歌は要らない気がした。ここは刈り込んだ演出と台詞のほうが気持ちや感情が却って際立つように思う。歌のあとの芝居も含めて、苦悩の表し方に違和感を覚えた
・グイドの死と再生のメタファーがない、というかあるのかないのかよくわからなかった 
・これは舞台だなと思った。舞台で見たら泣くだろう。家の小さな液晶画面では物足りない。しかし『8 1/2』を思い出させるだけの効果はある。が、やはり最期は輪にならないとなあ。『8 1/2』の世界とリメイクならではの世界が中途半端だった

などなど。(比喩的な意味も含めて)死ぬ直前の生命のきらめきのようなものは、やはり『8 1/2』や『オール・ザット・ジャズ』に軍配を上げざるを得ない。舞台を見たらまた感想が変わるのかもしれない→続いて、田宮二郎『犬』シリーズをようやく見始めることにして、まずは『宿無し犬』(田中徳三。田宮二郎、江波杏子、佐々木孝丸、坂本スミ子、天知茂、水島道太郎、島田竜三、成田三樹夫、水原浩一、五味龍太郎、須賀不二男。1964、大映)。どんなに命のやり取りをする場面でも、軽さを忘れないのがいい。天地茂の存在感も最高であった→風呂→夜3時過ぎ就寝。
10月13日(火) 朝10時起床→シャワー。フケが出るので、頭を石けんで洗ってみる→昼頃O形と原宿に出て、オプティシアン・ロイドで先日見たボストン・倶楽部のTaylorの茶色を誂える。ここで買物するのは初めてだが、店の人もとても丁寧で、なんだか人情深かった。よかった→久し振りに壁の穴で昼→渋谷までぶらぶら歩いて、dressで一杯。O形打ち合わせあり先に帰る。M谷さんが休憩に入るから子供と一緒に散歩しようと言うので、ああなるほどとご一緒する。ひさびさに会う子供二歳、最初は人見知りしたがすぐに打ち解けて、打ち解けると非常に可愛い。散歩後二杯ほどゴチになりおいとま。バスで経堂に帰る→午睡→晩は演芸図鑑見て、早くも犬シリーズさぼり就寝。0時前。
10月14日(水) 朝9時起床→昼挟んで老父の昼食と買物付き添い。昼はいつもの回転寿司(はま寿司)だが、先週木曜日から全品さび抜きにしたとの由(以前は注文画面に「さび抜き」という項目があったが、回っているのは、巻物や生姜で食べるものを除いてすべてさび入り)。さび抜きを頼む客が多いだろうことは想像できるが、寿司屋としてどうかなと思う。あと同店ホームページにある「お客様にお好みの量をつけていただくことで、よりおいしくお寿司を召し上がっていただくためです」という言い訳は、そんなウソをついてはダメでしょう→少し老父宅に寄ってPCの調子など見たのち、つつがなく帰宅→『喧嘩犬』(村山三男。田宮二郎、海野かつを、遠藤辰雄、玉川良一、浜田ゆう子、榎本美佐江、坂本スミ子、成田三樹夫、山下洵一郎。1964、大映)見ながらビール二本→午睡→風呂→晩は『漫才大行進ゲロゲーロ』と『笑点特大号』。ビール二本くらいしか呑んでないが、なんだかくたびれて寝てしまった。『笑点特大号』のマツコロイドは外した感あり→夜1時頃起床→『ごろつき犬』(村野鐵太郎。田宮二郎、水谷良重、坂本スミ子、天知茂、江波杏子、根上淳、山下洵一郎、成田三樹夫、春本富士夫、中田ラケット、中田ダイマル、宮口精二。1965、大映)、『暴れ犬』(森一生。田宮二郎、芦屋小雁、坂本スミ子、ミヤコ蝶々、桂三千秋、大坂志郎、金井克子、須賀不二男、水原浩一、毛利郁子、伊達三郎、草笛光子、高木二朗、島田竜三。1965、東映)見ながら一杯。『ごろつき犬』は水谷良重の色っぽさが際立っていたり、オープニングのイラストが大橋歩だったりなど見所あり→朝方5時頃就寝。
10月15日(木) 朝10時半起床→昼前はやかわクリニックへ(改装後初)。皮膚の故障は大きな疾患ではないが、歳を取って皮膚の抵抗力が弱まり、汗やほこりなどの外部からの刺激に弱くなっている所為ではないかとのこと。要するに老化である。いつもの薬もらって帰る→ひさびさにまことやでカレーラーメン(とビール)→81ベーカリーで食パン買い(店の女の子が昨日スライサーで親指を切ってしまったそうだ)、すずらん通りでミートコンパニオン、一力で買物して帰宅→午睡→シャワー浴びて薬塗る。薬は一日二回塗布とのことなので、当面、朝と夜の入浴時に塗ってみよう→DUの資料印刷。枚数多いな→今期はドラマをなるべく見ようと思い『オトナ女子』見てみたが、初回はダメだったなあ。メタ展開を孕んでいるようなので、それが今後どうなるかなとは思うが、最終的には篠原涼子のプロモーション映像で終わる気がする。まあそれでもいいが、吉瀬美智子は魚河岸で働いているのか? そんな風な場面があった気がするが、もしそうならその場面には非常に興味がある→夜11時過ぎ就寝。
10月16日(金) 朝7時起床→シャワー→定刻通り北千住金継ぎ教室。今日は茶碗二ケの中塗り研ぎと、あとドレス夫人から依頼された器の欠け埋め。刻苧作りも研ぎも、さらに理解が進んだ、と思う→ひさびさに朝日軒で一杯。大将は疲れ気味の様子だったが、営業再開はうれしい。トンカツで呑んだあとの〆の焼きそばのソースがとても薄かったのだが、ここの特徴か、またはトンカツをソースでやってたのを見ての心遣いなのか、後者だったらうれしいなと妄想。そういえば焼きそばにはチャーシューが一枚ぽんと乗せられていた→そして誂えたラーメンをベロベロになりながらも近所におすそ分けに行こうとする客のお父さんのために、私は出されたばかりのとんかつに箸をつけるのをまずは差し置いて、ドアマンの役を買って出た。とてもささやかながら、ひとつ徳を積まさせていただいた気分を味わった→バスで浅草に出て、浅草演芸ホール中席昼から夜の最初のほうを見物。ほぼ時間潰しが目的だったが、なかなかよい顔ぶれだったし、お客もいつも通り傍若無人ながら、傍若無人な客(川柳が軍歌からジャズに移行するまさにいいところで最前列に座ろうとする老婦人二人/しかも舞台に傘をかける、とか、昼の主任の花緑が上がったとたんに帰り始める何人もの客とか)をいじる噺家と一緒になって笑う客が多かったりとか、場内はなかなかよい空気だった。夜席の早い時間に上がった正蔵の漫談/小咄がなんだか堂々としていてだんだん馴染んで来たなあとか、そんな感想もあり。昼夜通して最後まで聴きたかった。以下、この日の演目。

-昼席
春風亭一之輔・・・・真田小僧
花島世津子・・・・・奇術
川柳川柳・・・・・・歌は世につれ
柳家小さん・・・・・家見舞
(仲入り)
柳家三三・・・・・・釜泥
すず風にゃん子・金魚
 ・・・・・・・・・漫才
柳家小里ん・・・・・たらちね
入船亭扇遊・・・・・引越しの夢
三遊亭小円歌・・・・三味線漫談
柳家花緑・・・・・・火焔太鼓

-夜席
春風亭一猿・・・・・寿限無
林家正蔵・・・・・・漫談、小噺
林家ぼたん・・・・・子ほめ
アサダ二世・・・・・奇術
三遊亭天どん・・・・堀の内
隅田川馬石・・・・・狸の恩返し
ペペ桜井・・・・・・ギター漫談
林家しん平・・・・・漫談

→演芸ホールでは呑まず、平和に銀座線で表参道に移動し、オプシティアン・ロイドで眼鏡受け取り。レンズと目の距離の微妙な調整で焦点の合い方がずいぶん変わるのにちょっと驚いた。今日は受け付けてくれた女性はおられなかったが、別のスタッフ(こちらも女性)も親切で対応も暖かく的確であった。老舗だけのことはあるなあ→経堂に戻り、O形と落ち合ってひさびさにrippleで一杯。店に入ると60年代STAX大会になっていていきなり興奮する。ひとしきり呑んで、あとからやって来た常連の女性客と少し会話してから帰宅→帰途、クルマの通る路地の真ん中にガマガエルが鎮座ましましていたので、危ないから道の隅に寄りなと足で伝えたら素直に従ってくれた。これまた徳を積んだことになるかな?→帰宅即就寝→夜中3時頃起きて風呂→『タモリ倶楽部』見ながら一杯やって朝方就寝。
10月17日(土) 朝9時起床→今日の取材準備とO形サイト更新(日記)→ひさびさに千歳船橋駅近くの喫茶店でナポリタン→桜丘すみれば自然庭園で、農大生企画の子供自然観察イベントを取材。最初の二時間立ちっ放しで段取りもわからないままあちこち見て回ったり、学生へのインタビューは7人まとめて相手だったりなど(なんだか田原総一朗のような司会ぶりになった)、なかなか新鮮な体験だった。学生たちがみな真面目に課題に取り組み、将来のことを考えているのに感心したり自らを恥じたり。すみれば庭園も、関係者の取り組みも含めて素敵な場所だった。散歩コースにあるので、また遊びに訪れたい→取材が早く終わったので、駅前でO形と待ち合わせ、代一元で休憩がてら小腹を満たしつつ一杯→新宿経由、埼京線の地獄を通過して川口へ→Shock Onにて、これまたひさびさのサイタミーゴス。東後の同僚だという大学の先生女史とそのご友人と同席。相変わらず楽しい演奏だったし、この日は取材後に魂が解放された?ような感じもあって、最後デタラメ踊りで踊る。踊り過ぎて戻したりしてバカだった→Mきちゃんも来てたので、ご挨拶しておいとま→平和に電車で帰宅。帰宅後即就寝。朝晩皮膚の薬を塗るという計画は早くも破れている。
10月18日(日) 朝9時起床→世田谷区の古着回収に古着出し。昨日のすみれば庭園もそうだが、世田谷区の区民ボランティアの人たちの働きには頭が下がる→昼過ぎ、肉のスズキヤからウズラ、ウサキなど届く。晩が楽しみだ→昨日の取材音声起こしを少しだけ→『笑点』でひさしぶりにヒロシを見る。意外に笑った。一回ごとに長続きするかはわからないが、たまに出てきたときの面白さには期待できるなと思った→風呂→『続・社長外遊記』(松林宗恵。森繁久彌、久慈あさみ、中真千子、加東大介、三木のり平、小林桂樹、英百合子、藤山陽子、新珠三千代、草笛光子、フランキー堺、ハヌナ節子、柳家金語楼、塩沢とき。1963、東宝)を見ながらうずらを堪能→食後即就寝→夜中に目覚めたので仕事部屋でSNSなど眺めていたら、ひさびさに胃から胸そして歯の奥に広がる痛み発生。30分ほど深呼吸していたら治まった→朝方まで『少年探偵団 第一部 妖怪博士』(原作:江戸川乱歩、監督:小林恒夫。岡田英次、宇佐美諄、中原ひとみ、小森康充、原国雄、南原伸二。1956、東映)と『少年探偵団 第二部 二十面相の悪魔』(原作:江戸川乱歩、監督:小林恒夫。岡田英次、中原ひとみ、山形勲、飛鳥圭美、小森康充、泗水成一、南原伸二。1956、東映)見る。無理な展開や演出も含めて、なかなか面白い→朝方就寝。
10月19日(月) 朝11時頃起床→朝食後、『少年探偵団 かぶと虫の妖奇』(原作:江戸川乱歩、監督:小林恒夫。岡田英次、中村雅子、杉狂児、小森康充、原国雄、宇佐美諄、小宮光江、増田順二、小島洋々、加藤嘉。1957、東映)と『鉄砲犬』(村野鐵太郎。田宮二郎、山下洵一郎、坂本スミ子、天知茂、姿美千子、北林谷栄、螢雪太朗、安部徹、曽我廼家五郎八、小沢昭一、穂高のり子。1965、大映)を流しながら、麺つゆ、酢昆布、かつぶしのピリ辛ふりかけを仕込み、晩の肴に鶏モツ煮込みを作る→『少年探偵団 かぶと虫の妖奇』は、次作『鉄塔の怪人』に続くのか。早く続きが見たい。『鉄砲犬』は他のシリーズ作品と同じ軽めの展開だが、終幕の北林谷栄の芝居に泣く→早めに風呂。掃除もした→『続・鉄砲犬』(村山三男。田宮二郎、坂本スミ子、天知茂、久保菜穂子、河津清三郎、千波丈太郎、杉田康、渚まゆみ、立原博、見明凡太朗、高見国一、守田学。1966、大映)見ながらうずら堪能→ひと通り呑んだのち仮眠→一時間くらいで起きて、うずらの残りで酎ハイやりながら『おっぱいバレー』(原作:水野宗徳、監督:羽住英一郎。綾瀬はるか、青木崇高、仲村トオル、石田卓也、大後寿々花、福士誠治、光石研、田口浩正、市毛良枝、木村遼希、高橋賢人、橘義尋、本庄正季、恵隆一郎、吉原拓弥。2009、ワーナー・ブラザース映画=東映)。これは名作だった。男子中学生のバカバカしさと、それに夢を与える綾瀬はるかの来し方も含めた可愛らしい存在感がよいし、複雑過ぎず単純過ぎずといった刈り込みの塩梅も気持ちよかった。細かい点で“自分だったらこう撮る”みたいなことは思い浮かんだが、そんなことより感動が勝った→0時前就寝。
10月20日(火) 朝8時起床→『野良犬』(井上芳夫。田宮二郎、河野秋武、南堂正樹、垂水悟郎、成田三樹夫、藤岡琢也、田村寿子、高毬子、坂本スミ子、村上不二夫、上野山功一。1966、大映)。「マスゴミ」という語が使われていた。これが初出だったら面白いな→取材音声起こし始めるも、数分分で空腹を覚え休憩。『早射ち犬』(村野鐵太郎。田宮二郎、藤岡琢也、嘉手納清美、江波杏子、成田三樹夫、伊達三郎、坂本スミ子、小沢昭一、財津一郎、北城寿太郎、天知茂。1967、大映)見ながらビール。犬シリーズも八作目にしてキャラクターや物語や演出の骨格が固まってきたような気もするが(ものすごい微妙な感想なのだけれど)、あと一作で終わりだ。〆ににゅうめん→犬シリーズを見終えてしまいたかったので『勝負犬』(井上芳夫。田宮二郎、藤岡琢也、天知茂、坂本スミ子、永田靖、姿美千子。1967、大映)を見て、同じディスクにダビングした『悪魔と天使の季節』(堀池清。中原早苗、葉山良二、小林旭、汐見洋、殿山泰司。1958、日活)も見る。しかしこの辺ではもう酔っ払っててよく覚えていない。『勝負犬』はもう一度見よう。『悪魔と天使の季節』は若い頃の小林旭が見られる、というだけだった気がする。
posted by aokiosamublog at 23:00| 未分類