2016年10月10日

10月まとめ(1〜10日)

10月1日(土) 朝方4時頃起床→この週末は呑んでもよいことにしてたので、『タモリ倶楽部』録画見ながら早速ビール→続けてちょうど放映・録画が始まった『或る夜の出来事』(原作:サミュエル・ホプキンス・アダムス、原題『It Happened One Night』、監督:フランク・キャプラ。クローデット・コルベール、ウォルター・コノリー、クラーク・ゲーブル、ジェームスン・トーマス、チャールズ・C・ウィルソン。1934、米Columbia Pictures)見るが途中でダウン。終盤だけ見届け、あと『とと姉ちゃん』最終回見てから就寝→昼前起床→朝食後、やはり鼻炎から来る怠さに負けて午睡。割とたっぷり寝た→夕方起床→本日はSJTも基礎トレ365日もお休みにする→風呂→NHK『夏目漱石の妻』見ながら晩。丁寧に作ってるなー→食後眠くなり、夜10時過ぎ就寝。
10月2日(日) 昨夜に続いて深夜起床。ビール呑みながら『泥棒成金』(原題『To Catch a Thief』、監督:アルフレッド・ヒッチコック。ケーリー・グラント、ルネ・ブランカール、ジャン・マルティネリ、チャールズ・ヴァネル、ブリジット・オーベエル、ジョン・ウィリアムス、グレイス・ケリー、ジェシー・ロイス・ランディス、。1955、米Paramount Pictures)見る。寝ぼけていたのか映画の筋を見逃す箇所がいくつかあったが、グレース・ケリーの可愛らしさは堪能→朝6時頃就寝→朝10時起床、白湯→基礎トレ365日。来週分もざっと見たら、けっこう難易度が上がってきた→SJT40+→『笑点』見たあと外で食事でも、と思ったが、鼻炎が少し辛くなり断念し午睡。二時間ちょっと→深夜『赤い殺意』(原作:藤原審爾、監督:今村昌平。西村晃、春川ますみ、赤木蘭子、北原文枝、加藤嘉、露口茂、楠侑子、北林谷栄、糸賀靖雄、北村和夫、橘田良江、小沢昭一、殿山泰司、井東柳晴。1964、日活)、『恋におちて』(原題『Falling in Love』、監督:ウール・グロスバード。メリル・ストリープ、ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、ジョージ・マーティン、ジェーン・カツマレク、デイヴィッド・クレノン。1984、米Paramount Pictures)見ながら飲酒。『赤い殺意』は春川ますみの芝居に現実味があり過ぎて、それが却って怪演の風味をもたらしていたように思った。暗く救いのない話のように見えて、それを外側から見るとこんなにも滑稽だよと笑いを誘っているところが、考えようによっては残酷。日本の田舎の陰湿さを遠慮なく描いておきながらあと味が悪いわけでもない。不思議に魅力的な映画だった。『恋におちて』は、デ・ニーロとメリル・ストリープではなくて日本の適当な役者による適当なリメイクでむしろ見たい→朝方4時過ぎ就寝。
10月3日(月) 朝11時起床、白湯→本日より新朝ドラ。一話め見て、今回は見ないことにする。いいところがひとつも見つからなかったし、時代考証もなんだか甘そうである→基礎トレ365日。二ヶ月目になった。Cメジャースケール(ギター)もハーフ・ポジション(ベース)も、そういえばちゃんとやったことはなかったので、課題通りにやろうとすると難しいものだ→『東海道お化け道中』(安田公義、黒田義之。左卜全、玉置一恵、山路義人、戸浦六宏、本郷功次郎、古城門昌美、保積ペペ、五味龍太郎。1969、大映)見ながらSJT50+。『東海道お化け道中』は戸浦六宏の芝居が異様によい所為もあると思うが、お化けなくてもよかったな。普通の股旅人情ものでよかったと思う→風呂→『さらば愛しき女よ』(原作:レイモンド・チャンドラー、原題『Farewell, My Lovely』、監督:ディック・リチャーズ。ロバート・ミッチャム、ジョン・アイアランド、ハリー・ディーン・スタントン、ジャック・オハローラン、ジミー・アーチャー、ウォルター・マッギン、シルヴィア・ミルズ、ジョン・オリアリー、シャーロット・ランプリング、ジム・トンプソン、シルヴェスタ・スタローン、ケイト・マータフ、アンソニー・ザーブ、ジョー・スピネル。1975、米Avco Embassy Pictures)見ながら晩。ロバート・ミッチャムの(浅野忠信には出せなかったのだろう)くたびれていて少し間抜けな感じと、シャーロット・ランプリングの美しさにしびれた(『愛の嵐』と同じ年に撮られたのか)。デイヴィッド・シャイアの音楽もよい。人の出入りが多いので(私にとってはだが)、もう一度集中して見たい→富永寛之編曲の『私の青空』と『ムーングロウ』を久々に特訓。前者の前半は簡素な編曲だけに、集中力が欠けると(しょっちゅう欠ける)忘れてしまい、我ながらいらいらする。何度も弾いて身体に入れるしかあるまい→『さらば愛しき女よ』再見。全部飲み込めた、と思う→もう少しウクレレ弾いて就寝。午前5時頃。
10月4日(火) 朝9時半起床、白湯→基礎トレ365日。5週めに入ったので、それまでの課題はひとまず置いて今週の課題に専念。ギターのほうはスケール練習、といってもCメジャースケールだが、ちゃんと練習したことはないので音階名を歌いながら弾くと意外に難しい。ベースはハーフ・ポジションという、人中小指だけの運指。これも別に薬指使えるので、却って混乱するが、基礎トレを始めた理由は愚直さの追求にあるので、真面目に練習する→DU仕事の下調べ。書き出しの文案を書いてみる。その前に文字数数えないとか→ウクレレ練習。昨夜キーっとなっていた『私の青空』は、なんとかすんなり行けるようになった→『夜のバラを消せ』(原作:柴田錬三郎、監督:舛田利雄。石原裕次郎、西尾三枝子、由美かおる、清水将夫、三島雅夫、永井秀明、宮城千賀子、東野英治郎、芦川いづみ、河村弘一、藤竜也、高品格。1966、日活)見ながらSJT60++。+がひとつ余計なのは、足にも重りはめたので。終わってみると、まあ錯覚なのだが、身体がふわっと軽い。映画は、どこが夜でなにがバラなのかはよくわからなかったが、石原裕次郎と由美かおるの共演という珍しさだけで見た甲斐はあった→風呂→晩のお供に、とても久し振りにTVのバラエティ番組(踊るさんま御殿)見る。久々の所為もあるし明石家さんまが司会という所為もあると思うが、なにも考えずに笑った。年に一回くらいはいいかもしれない→『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(山田洋次。渥美清、イッセー尾形、前田吟、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、下絛正巳、三崎千恵子、佐藤蛾次郎、太宰久雄、戸川純、夏木マリ、笹野高史、関敬六、笠智衆、今福将雄、檀ふみ、尾藤イサオ。1989、松竹)見てから就寝。午前3時頃。満男が大きくなってからは面白くないなと思っていたが、大人になる端境期を描いたこの作品はぎりぎりのところで深く染みてくるものがあった。これ以降はすべて録画したので、見返してみることにする。
10月5日(水) 朝9時起床、白湯→『私の青空』後半に突入。昨夜寝る前に弾けるようになった箇所をまったく忘れており、またキーっとなるが、少し練習したら思い出してきて、前半から続けて弾けるようにはなった。こうやって覚えて忘れてを繰り返して、身体に刻み込まれていくわけだ→老父宅に寄って柿を差し入れ、交換に土曜日に墓参に行った土産を受け取り、しばし談笑→今日は宿で昼にするというので、我々だけ深大寺に赴き深水庵にて今期初の鴨せいろ。いつもの揚げ玉が出てなかったので尋ねたら、ちょうど袋詰めした分が切れたということだったが、わざわざ調理場で新しく詰めてくれた。ありがたい→生協と薬屋で買物して帰宅→『江戸っ子繁昌記』(マキノ雅弘。中村錦之助、小林千登勢、長谷川裕見子、千秋実、桂小金治、坂本武、高橋とよ、平幹二朗、阿部九洲男、柳永二郎。1961、東映)見ながらSJT60++→風呂→ウクレレ練と基礎トレ365日(ギターのみ)→食後『私の青空』を、ゆっくりとだが最後まで弾いてみる。覚えればなんてことはないと思うのだが、覚えないと表現にはならない。しかし覚えにくい。いや覚えにくいというのは、自分で自分に呪いをかけているか。もう少し頭を使えるようになりたいな→川島なお美の『鍵』を途中まで見て就寝。午前3時頃。
10月6日(木) 朝11時起床、白湯、梅干し。梅干しの所為かはわからないが、起床時血圧がここしばらくより高めになった→『渡り鳥いつまた帰る』(原作:原健太郎、監督:斎藤武市。小林旭、浅丘ルリ子、島津雅彦、中原早苗、宍戸錠、金子信雄、楠侑子、南田洋子、川地民夫、内田良平。1960、日活)見ながらSJT60++。内田良平との死闘に勝ち、宍戸錠と男の友情を深めたのち、カットが変わると櫓の上で『佐渡おけさ』と『おけさ数え歌』を歌う小林旭。なんという演出だ→新宿に出てまず伊勢丹で肌着購入。それから世界堂でBICのボールペン購入→草枕でカレー→まだ時間余ったので新宿駅に戻りルミネのtoolsでO形が原稿用紙購入→PIT INNでちょっと並んで入場。久々の酒井俊。

酒井 俊(Vo)、田中信正(P)、土井徳浩(Cl, b-Cl)、佐藤芳明(Acc)、須川崇志(Cello)、瀬尾高志(B)、竹村一哲(Ds)
※『ナーダム』にて、たまたま聴きに来ていた熊坂路得子がアコーディオンで飛び入り参加。

ちょうど一年前のPITT INNでのライブと同様、前半後半の間と後半とアンコールの間の休憩を除き、MC等で曲間を空けない構成。今回は酒井俊がサイゴンでの日々の中で書いた楽曲が、歌なしで情景音楽的に?差し挟まれた。

楽曲ごとに味わいや滋味が異なるのはもちろんだが、どの歌唱・演奏も緊張、逸脱、洒脱、爆発、笑いなどの塩梅、配合具合がとても心地よかった。次にこの流れのライブを聴く機会があれば、聴き手としての集中力をもっと高めて臨みたいと思う(少し隣りに、拍手もかけ声も手拍子も鑑賞態度も頓珍漢で素っ頓狂な初老男性が、しかも二人並んでいて、集中力を殺がれたのであった。聴き手としての力不足を反省している次第)。

書いてて思い出したが、終演後に酒井俊ご本人が『トルコ行進曲』のことを楽しそうに「ルートコ、ルートコ」と連呼していたのが面白かったな。そこも含めて今回のライブの味わいだったと受け取っている。

曲目、曲順はいささか自信なし。

01 (inst.)
02 街
03 September Song
04 (inst.)
05
06 Cheek to Cheek
07 十九の春
08  とんかつの唄
09  回想
10 トルコ行進曲

11 (inst.)
12 別れの曲
13 Two to Tango
14
15
16 ジョーズ
17 ナーダム

18 My Way
19 花巻農学校精神歌

終演後、るっちゃんと俊さんにご挨拶しておいとま→平和に電車で帰宅→シャワー→『渡り鳥いつまた帰る』をO形に見せながら即席味噌ラーメンを半分つして食べて就寝。夜3時頃。今日は基礎トレ365日さぼった。
10月7日(金) 朝8時半起床、白湯、梅干し、洗濯→昼過ぎまで『私の青空』ウクレレ練。弾けるようになったりとつぜん弾けなくなったり。ひとまず、BPM110で譜面見ながらでなら通しで何度か弾けた→『べらんめぇ藝者罷り通る』見ながらSJT60++。最後の場面で笑った→シャワー→O形出かけたので、酒肴作りながら飲酒しながら、『盜まれた戀』(原作:鏡二郎、監督:市川崑。久慈あさみ、加藤道子、森雅之、伊藤雄之助、杉寛、川喜多小六、志村喬、清水将夫、久保春二、鳥羽陽之助、山形勲、木匠久美子、藤村昌子、東野英治郎。1951、新東宝)。音楽が伊福部昭。洒落てるのに芸術家の置かれた厳しい立場をちゃんと描いていて、なおかつ見ていて楽しい。市川崑はすごいな→夜9時いったん就寝。
10月8日(土) 0時過ぎ起床→『タモリ倶楽部』見ながら御酒と筋子→録画整理→『私の青空』、ソラでほぼ通しで弾けるようになった。まだとつぜん弾けなくなってイライラするが、進歩はしているようだ→朝方5時いったん就寝→朝8時半起床、白湯→午前中北千住へ。二ヶ月ぶりの金継研究会→金継研究は欠け埋めの研ぎのみ。また乾いたはずの刻苧がぼろぼろになりそうになったが、Sげちゃんより耐水の紙ヤスリをもらい試したところ、割とすんなり行った。また次回(一ヶ月後)乾き具合を見てさらに研いだり、十分に研げたところには中塗りの漆を塗って補強したり、と進めたい→研究のあとは、本日はすき焼き。まず鶏もも肉をすき焼き鍋で焼いたので呑み始めたのち、いつものメンバーに加えて東京新聞の記者の人もあとから来たので、そこからすき焼き開始。具材といい作り方といいなかなか珍かなすき焼きだったが、食べ始めてしまえばおいしかった。途中で午睡させてもらいつつ、Y須賀さんや最後ベロベロになってたSげちゃんとこれまでしかなったような話をいろいろ話せたのも楽しかったな→夕方お開き。駅前と東京新聞氏と別れたのち、H瀬さんとY須賀さんと共に天七でもう一杯→平和に電車で帰宅→帰宅したらちょうど『サザエさんの脱線奥様』(原作:長谷川町子、監督:青柳信雄。江利チエミ、小泉博、藤原釜足、清川虹子、白田肇、猿若久美恵、森川信、雪村いづみ、柳家金語楼、妻紀一平、由利徹、南利明、八波むと志、花菱アチャコ、浪花千栄子、環三千世、芦屋雁之助、大村崑、芦屋小、茶川一郎、宝田明、津川アケミ、丘寵児、汐風享子。1959、東宝)がはじまったところだった。楽しいなあ→シャワー→夜0時過ぎ就寝(眠ったのは2時頃か)。
10月9日(日) 朝7時半起床、白湯、紫芋→『私の青空』、BPM108でソラ通しで弾けた。でもまだ途中で集中力が途切れて忘れることもある。これなんとかならんか→ビール&午睡→午後も『私の青空』。夜9時頃まで五六時間弾いたかな。しまいには成功率はかなり高くなり、ソラで気持ちよく弾けるようになった。練習というのはすごいものだ→小腹が空いたので二時間休憩して飲酒→で、部屋に戻って『私の青空』を弾いてみたらすっかり忘れてしまっていて憮然。これが老いというものか。まあ一時間くらい弾いたらまた思い出したけれども→『鍵』(原作:谷崎潤一郎、監督:池田敏春。川島なお美、柄本明、大沢樹生、辻香緒里、三谷昇、今井健二、二木てるみ。1997、東映)見ながら飲酒。川島なお美に対する評価は改めないとならないかもな→午前4時頃就寝。
10月10日(月) 朝10時起床、白湯→『私の青空』は、あとはさらに練っていく作業だな→しばらくさぼっていた基礎トレ365日を再開。まずはギターを先週金曜日分まで。Cメジャースケールを1-3-2-4-3-5-4-6-〜とギザギザに弾いていくパターンがなかなかクリアできなかった→昼→『一心太助 男一匹道中記』(沢島忠。中村錦之助、星十郎、米倉斉加年、月形龍之介、山形勲、渡辺美佐子、杉狂児、花房錦一、常田富士男、左卜全、ジェリー藤尾、十朱幸代、田中邦衛、平幹二朗、稲葉義男、佐藤慶。1963、東映)見ながらSJT60++→風呂→お腹もすかないし眠いのでそのまま就寝。夜8時前。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記