2019年10月10日

10月まとめ(1〜10日)

10月1日(火) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→手洗いの修理人来たりて、修理箇所の詳細わかったとの由。部品を手配し今週中には修理完了とのこと→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を70で。特に進展なし。あとプリテンダーズ『Back On The Chain Gang』を136で練習開始。元音源やメトロノーム合わせだと右足の迷いがないのだが、バンドで合わせたときには右足の迷いがとても気になったので、引き続き練習→高柳昌行『April Is The Crullest Month』を聴きながら、後藤明生『S温泉からの報告』→昼食にビール中瓶一本→O形サイト更新(絵日記)→午睡→引き続き後藤明生『S温泉からの報告』を読みながら、Big Mama Thornton『Big Mama Thornton With the Muddy Waters Blues Band』を聴く。いかにもご機嫌なブルースだが、四曲めの『Everything Gonna Be Alright』のドラムがよれまくってて、しかしそれがとてもよい感じだった。まるで酔っ払っているようだが、しかしなぜこれにオッケーが出たのだろう?(ビッグ・ママご本人が叩いているのかもしれない。CDが届いたらわかるかな)→『S温泉からの報告』読み終わる前にEtta James 『Rocks The House』。自分にとっては『Big Mama Thornton With the Muddy Waters Blues Band』よりこっちのほうが直接的に感極まる感じかな。なんだか青春のにおいがする→続いて後藤明生『階段』読みながらDemetria Taylor『Bad Girl』。デミトリア・テイラーはエディ・テイラー(シカゴ・ブルースの人)の娘との由。学ぶところは多いが、今風のきれいな演奏で、際立った面白味は感じなかったかな→お次は後藤明生『笑い地獄』とShemekia Copeland『America's Child』。これも演奏や録音はきれいだが、古い音楽のよいところをものすごくよく勉強しているという印象。といって、 Demetria Taylor『Bad Girl』がそうでないというわけではないが、本人たちの資質や経験や、2011年と2018年という時の隔たりもあるのだろう。好き嫌いとか繰り返し聴きたいかとかという話で言えば、私が軍配を上げるのは後者だな→山田太一『日本の面影』第二話見ながらちょっと飲んでつまんでから就寝。夜0時頃。
10月2日(水) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→手洗いの修理の人突然来たる。部品の手配ができたからということで、一時間ほどで修理完了。早く済んで助かったが、1)トイレットペーパーホルダーを壊したのに請求金額の端数(200円)を引いただけだった、2)修理のときに出たものであろう便器内の汚れがそのままだった(水流しただけじゃ落ちない程度)、3)修理の際に出たゴミ(丸めた紙くずひとつではあるが)がそのまま放置されていた、と、なんとも杜撰な側面もあったので、次になにかあっても頼まないであろう→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を60と70で。右足がどうもぎこちない。そこでペダルのスプリングの張力を弱めてみたら、74でも追いつくようになった。問題はそこだったか? しかし右足の筋肉の動かし方もまだちゃんとできてないと思う。精進→昼食後、Shemekia Copeland『The Soul Truth』(スティーヴ・クロッパーがプロデュース、スティーヴ・ポッツやフェリックス・キャバリエが参加)聴きながら後藤明生『笑い地獄』→続いて、『笑い地獄』読み了えぬまま、Dr. JohnプロデュースのShemekia Copeland『Talking to Strangers』。後藤明生は『パンのみに非ず』に突入→『Back On Chain Gang』のテンポ(136)でメトロノームを裏に取る練習。まだ一曲通して叩けないが(ブリッジ後三番に入ると表裏がひっくり返る)、136でも裏を取れるようにはなった。若干進歩→シャワー→『現代やくざ 与太者の掟』(降旗康男。菅原文太、大辻伺朗、人見きよし、待田京介、藤純子、志村喬、田村奈巳、八名信夫、山城新伍、石橋蓮司、砂塚秀夫、橘ますみ、安部徹、名和宏、室田日出男、関山耕司、若山富三郎、江幡高志。1969、東映)。冒頭の菅原文太の切れ味鋭そうな姿だけで、この映画は何度も観たくなる。恐らくその後の全場面とは少し間を置いて痩せてから撮ったんじゃないかなあなど妄想がたくましくなる→Shemekia Copeland『Turn the Heat Up!!』。のちのアルバムに比べるとソウル/R&Bへの憧憬がかなり生に近い形で表されているように思うが(いや、のちのアルバムもそうかな)、でもそれがよい。聴いててなんだか興奮、心踊る→『パンのみに非ず』続き読もうと思ったが少し目が回って読めず→夜11時頃就寝。
10月3日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→ミヨー『ブラジルの思い出』(Concert Arts Orchestra)→写経。ふりがなと読点なくても読めるようになってきた。そのうち意味もわかってくるだろう→『Time Functioning Patterns』、23〜37を60と70。ペダルを調整した意義はあったかな。あとスティックコントロールを110で。未だ途中で楽譜を見失うが、表裏のひっくり返りはなくなってきた→Shemekia Copeland『Wicked』(2000)。素直で外連味のないソウル/ブルース・アルバム、という印象だが(それは昨日聴いた『Turn the Heat Up!!』も同様)、なにか深いものを感じる。故に繰り返し聴きたくなる。N.O.風味もあり(11曲めの『If He Moves His Lips』)→後藤明生『パンのみに非ず』読了。続いて『ああ胸が痛い』とShemekia Copeland『Deluxe Edition』→一杯やりながら『流れる星は生きている』(原作:藤原てい、監督:小石栄一。三益愛子、大久保進、佐藤勝彦、大野守保、三条美紀、植村謙二郎、羽鳥敏子、橘喜久子、宮島健一、小宮一晃、谷遥子、徳川夢声。1949、大映)。敗戦後の大変さの描写の切実さがすごい。NHKの朝ドラの製作陣は、この現実味や切実さを勉強すべき→午睡または本睡。夕方5時過ぎ→夜8時過ぎ起床。『笑点特大号』見ながら飲酒→夜11時頃就寝。
10月4日(金) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を64と72。スティックコントロールを114。どちらもなかなかピタッとはまらないというか、集中力が途切れると一瞬見失うというか→Shemekia Copeland『Deluxe Edition』続き聴きながら後藤明生『ああ胸が痛い』続き→シャワー→『新・平家物語』(原作:吉川英治、監督:溝口健二。大矢市次郎、市川雷蔵、十朱久雄、石黒達也、夏目俊二、木暮実千代、久我美子、中村正緒、林成年、進藤英太郎、香川良介、羅門光三郎、菅井一郎。1955、大映)。豪華絢爛という絵造りだが、これは原作をじっくり読んで物語を味わうほうが楽しそうだった。久我美子の美しさは非現実的→午睡→夕方さばのゆにて瀧川鯉八独演会見物。噺は『おちよさん』『にきび』、仲入りはさんで『長崎』。そんなに回数聴いていないので、落語に関する新しい発見も多く、とても楽しめた→終演後は打ち上げにも参加させていただき、楽しい時間を過ごしたが、眠くなったので早めにお暇→TVドラマ版の『孤独のグルメ』で南粤美食が取り上げられるというので見てみたが、南粤美食が出てくるのは嬉しいけれど、ドラマとしては釈然としない箇所が多々あったな。あとドラマだけで終わればまだしも、最後に作者が出て来てその回の店で飲み食いするというのは、なんだかはしたないと思った→午前2時就寝。
10月5日(土) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→B電子より貸与のフォノイコライザー(audio technica AT-PEQ20)届いたので早速設置。具合良好。これで自室でもレコードが堪能できるようになった→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を64と80。いきなりのテンポアップだが、思ったよりはついていけた→シャワー→新宿某所にて「法律で語るSMあんしん​相談室」という催しを聴講。詳細は書かないが、世の中の事柄は悉く硬軟表裏一体で、その硬軟も予期せずいつでもひっくり返る可能性を孕んでいるという面白さを、改めて思い知った。今回の試みはとても面白かったので、今後も例えば、これまで世に出た(そして影響力を発揮した)SMを題材にした小説や映画を法律家の目で判定するなど、敢えて野暮な試みへの挑戦にも期待したい。出演弁護士がマゾ役を演じながら(実際に縛られたり鞭打たれたりしながら)法律解説をしている最中、私は何故だかお腹が痛いのが我慢できなくなり広くはない会場を横断してお手洗いに駆け込んだのが、なんだか妙にSMっぽくて個人的には可笑しかったが、会場にお集まりの皆様にはご迷惑をおかけしました→ニューオリンズ魔酒場にしけこんで、昨年バンドやイベントをご一緒した顔馴染みにご挨拶しつつ、“あともう一杯”を何度か重ねながら、ダニー・ハサウェイの娘(レイラのほうだったと思うが)をたくさん聴かせてもらって、よい加減のところでお暇→平和に電車で帰宅→シャワー→湯上りにまたビール→午前2時頃就寝。
10月6日(日) 朝9時起床。なんだかくたびれたし本日は日曜日でもあるので(普段は曜日など関係ないが)、写経もドラムの練習も休むことにする→断食用昆布出汁と昆布出汁殼の酢昆布を製作→Koko Taylor『South Side Lady』→続いて吾妻光良&The Swinging Boppers『Scheduled by the Budget』→断食用昆布出汁で雑煮(餅一ケとはいえ断食になってないな)→潮先郁男, さがゆき, 加藤崇之『Coquette』→Big Mama Thornton『With The Muddy Waters Blues Band』途中まで→風呂→『いだてん』は観ていて一番辛いところに差し掛かってきた。十月いっぱいくらいは暗い雰囲気の量が多いのだろうか→夜10時過ぎ就寝。
10月7日(月) 朝6時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→ジンジャー・ベイカーの訃報に接し、ご本人がリーダーのトリオ(ビル・フリゼール、チャーリー・ヘイデン)のアルバム『Going Back Home』を知る。Apple Musicにあり一聴して素晴らしく、慌ててCDを買おうとするも廃盤で憮然。と思ったらヤフオク!に出てたので早速落札(プレミア価格みたいな値段ではなかった。むしろ安かった)→『殿方御用心』(原作:曽野綾子、監督:土井茂。安田道代、悠木千帆、木村玄、香山恵子、荒木忍、金子信雄、三宅邦子、杉山光宏、石坂浩二、高見国一、荒木一郎、佐藤正三郎、大坂志郎、中谷一郎、。1966、大映)。映画的な工夫についてはよくわからないが、登場人物が活き活きしている感じがよい。あとはこの時代の風俗だとか文化だとかが楽しめるくらいで、ほかに印象はないが、魅力のある作品ではある→朝食に温めたおみおつけの火を止めるのを忘れて、相当煮詰めてしまった。反省→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を80、あと苦手な部分を60でおさらい。スティックコントロールは120に挑戦。途中で二度ひっくり返ったが、カウント取り直して最後まで行けた→受診まで数時間あったのでビール中瓶一本だけ飲みながら『ゾンビ・ストリッパーズ!』(原題『Zombie Strippers!』、監督:ジェイ・リー。テリー・エリノスキー、ジェン・アレックス、ザク・キルバーグ、ローラ・バック、シャムロン・ムーア、ジェンナ・ジェイムソン、ジェニファー・ホランド、ジョニー・ホーキンス、カーミット・レヴァイト、ロキシー・セイント、ロバート・エングランド、ジャネット・ソーサ、ペニー・ヴァイタル、ジョーイ・メディーナ。2008、米Sony Pictures Entertainment)。バカバカしいの一言。終盤で卵生んだりなどの藝の細かさがあるのは妙に可笑しい→午睡→中江クリニックにて定期受診。一ヶ月間の血圧の推移を見せて、問題ありませんね、のみであった。本日採血したので、なにかあればその結果はまた来月→薬局で薬もらって帰宅→Ginger Baker Trio『Going Back Home』、これはほんとうによいアルバムだな。ビル・フリゼールのギターとジンジャー・ベイカーのドラムのアンバランスな感じがよい(チャーリー・ヘイデンのベースがうまくまとめている感じだが、もしギターとドラムのデュオだったらどうなっていただろうという妄想も楽しい)→夜は雨のようなので、食べに出かけないと決める。私は晩は断食(昆布出汁のみ)にする→Ginger Baker『Falling Off the Roof』。これもビル・フリゼール、チャーリー・ヘイデンとのトリオ(バンジョーのベラ・フリックとギターのジェリー・ハンがゲスト)→風呂→『朗らかに歩め』(原作:清水宏、監督:小津安二郎。吉谷久雄、高田稔、川崎弘子、阪本武、伊達里子、鈴木歌子、松園延子、斎藤達雄、横尾泥海男、河原侃二。1930、松竹キネマ)。今から見れば歴史的に古い光景を見させられているわけだが、それなのに「おおモダン」という感想が先にくるのがすごいな。当時小津安二郎がどんな外国映画を学んでいたかを、再確認したい→夜11時頃就寝。
10月8日(火) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を60。朝なので小さい音で叩くよう心がけたら、やはりバスドラ16分連打が乱れる(ペダルのスプリングに対しての力の入れ方がわからない)。これも課題なり→老父付き添い(深水庵、サミット、クリーニング屋)。次回は来週18日(木)に変更→帰宅、風呂洗って入れ替えて風呂→O形実家のため(お義父さん退院のお迎え)、ひさびさに自分で酒肴こさえて飲酒→『肉体の門』(原作:田村泰次郎、監督:五社英雄。山咲千里、芦川よしみ、長谷直美、小野沢智子、加納みゆき、かたせ梨乃、西川峰子、芦田伸介、松居一代、名取裕子、マッハ文朱、根津甚八、志賀勝、汐路章、光石研、渡瀬恒彦、ディック・バトルウォーサー。1988、東映)。ちょうど半分くらいの、名取裕子が暴れた『A列車で行こう』を弾きはじめる場面で大笑い。好みとしては斜めに観てしまう映画だが、それを超えて面白い場面がたくさん。取っておこう→揚げ物なども含め〆のおじやまでけっこうたくさん食べたと思うが、ここ最近の断食が効いたのか、食べ終えても空腹感あり→揚げ物したら身体が油臭くなったので、風呂再び→義兄義姉がO形送ってきてくれたのでご挨拶。お義父さんは相当お痩せになってしまったらしいが、あのお歳で一週間もの入院をしたらそうなるであろう→Shemekia Copeland『America's Child』→Shemekia Copeland『Outskirts of Love』→Shemekia Copeland『33 1/3』→夜0時就寝。
10月9日(水) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→写経→12日に台風直撃とのことなので、19日ライブ用のリハーサルについて問い合わせ→『Time Functioning Patterns』、23〜37を60。昨日よりはよくなっていて、多少メトロノームの点と前後するところはあるが、すぐに気づいて修正可能だし、右足も安定。終盤の2パターンくらいで右足が乱れてきて、これは要するに右足の(筋力や神経の)持久力の問題かなと思えて来たが、最後のパターンでは修復できた。80はまだダメダメで、右足をこの速度で動かすコツをつかんだかと思えばすぐ見失う→スティックコントロールを120で。まだパターンの間違い(譜面の見間違い)は多いが、止まらずできるようにはなってきた→『日本の面影』→午睡→風呂→後藤醸造でO形と待ち合わせて一杯やってから高円寺へ。後藤醸造の向かいにいた若い女性がくにゃくにゃしててのべつ揺れててテーブルを揺らしまくってたのが可笑しかった→高円寺に着いてまずはひさびさにkyoya。気持ちよくリブアイローステーキを堪能→B電子が高柳貴重音源を披露するというので初訪問のKnockへ。カダフィ1、モダンジャズ時代、銀巴里セッション、解体的交感トリオ(山崎弘が参加)、日韓交流イベントでの演奏など。前半は店の音響が硬い気がしたが、日韓交流イベントの音源は演奏も音も素晴らしく、感動した。また聴きたい→B電子とNさん先に帰られたので、我々はちんとんしゃんへ。Jさんいらしててクソババアやクソ若者についての辛辣かつ愛のあるおしゃべり。こちらもまた楽しかった。Jさん同じ方面だったのでタクシーでご一緒→環八沿いの神戸屋の前で降りてぶらぶら歩いて帰宅→夜3時頃就寝。
10月10日(木) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、百花蜂蜜→写経→『Time Functioning Patterns』、23〜37を60と70。ぜんぜん完璧ではないが、なんとなくいい感じ。スティックコントロールは122にて。これもすぐに裏で取れるようになり、譜面の見間違いなどはあるものの途切れることなく最後まで行けた→午睡→風呂→夕食後眠くなり、夜11時頃就寝。本日はあまりなにもしなかった。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記