2020年01月31日

1月まとめ(21〜31日)

1月21日(火) 午前2時起床→一杯やりながら『破れ太鼓』(木下恵介。賀原夏子、村上記代、青山宏、小林トシ子、永田光男、木下忠司、村瀬幸子、桂木洋子、大泉滉、森雅之、大塚正義、阪東妻三郎、宇野重吉、桑原澄江、滝沢修、東山千栄子、小沢栄、沢村貞子、玉島愛造。1949、松竹)。冒頭のアングルや展開が斬新というか表現意欲が強く現れているように思った。木下忠司の音楽の素晴しさも堪能できたし、木下忠司本人が出ているのにも驚いた。戦後の大金持ちを描きつつ基本はホームドラマで、しかし家族が崩壊していく様を冷静に捉えたある意味残酷な映画ではあるが、根底に深い愛情が流れていて、雷親爺がどんなに威張ろうともその本人も周囲もなんだか可愛らしい点が面白い。阪東妻三郎の成り上がり者ならではの変な貫禄の出し方も見事。出番は少ないが、滝沢修と東山千栄子の、狂っているとまではいかないがどこか現実離れしている芸術家夫婦の描き方も面白かった→朝7時半就寝→昼12時半起床。マヌカハニー、みかん、メイプルシロップ→写経→ドラム練習。スティックコントロールは49〜72を160で。着いていけるようにはなった。要精進。『Time Functioning Patterns』は28〜32を90で。まあまあ。曲練習は、『Presence of the Lord』がカウント後すぐ走るのと、『Revolution』がよくひっくり返るのをもう少し矯正したい→風呂→『ベニスに死す』(原題『Morte a Venezia』、原作;トーマス・マン、監督:ルキノ・ヴィスコンティ。ダーク・ボガード、マーク・バーンズ、ビヨルン・アンデルセン、シルヴァーナ・マンガーノ、キャロル・アンドレ、マリサ・ベレンソン。1971、仏伊Warner Bros.)。これはこの歳になってアッシェンバッハの気持ちになって観るととても面白い。「そうだよ、自分を笑え」という台詞に頷いた。ビヨルン・アンデルセンは1時間10分くらいからの赤い水着にもグッときたが、今となってはもう少し尻が横に張っていたらもっとグッときたのではないかと思う→またソファでうとうと→なにか操作を誤ったか、TimeMachineの中身がすべて消えていて憮然。モニタが壊れたiMacをなんとか復活させねばなるまい→とりあえず旧iMacを起動したが、やはりログイン前にモニタ消える。もしやと思い新iMacからログインしてみたら、ハードディスクの中身を見ることができたので、各ボリュームからのファイルのコピーを試みてみる。これがうまく行けば、この機会に不要なファイルをバックアップに残しつつ必要なファイルだけ新iMacに移行という算段は果たせぬが、作業環境の移行はなんとかなる→コピー作業進行しそうなので、そのままにしておき午前5時頃就寝。
1月22日(水) 朝7時覚醒、8時半起床。ファイルのコピーはあと一時間→外出前にコピー完了→老父付き添い(湧水、サミット、クリエイト)。誕生祝いの食事は2/5(水)に決定→帰宅後午睡→O形の熊本取材の日程決まったので、宿を探して予約。熊本キャッスルホテルというのがなんだか由緒正しそうだったので、そこにしてみた→夕方早めに出て徒歩で三宿へ。経堂から本町通りをまっすぐ行き若林陸橋から淡島通りに出るつもりが、ちょいと道を間違えて、ずいぶん南のほう(若林踏切に近い)で環七を渡る。それから茶沢通りに出たのは思惑通りだが、なにをどう間違ったか茶沢通りを渡ったのに元来た方角に渡り直してしまったようで少し迷う(さっき地図を見てみたが、なにをどう間違えたのかもう記憶がない)。結局シヴァカレーワラのある角が目の前にあるのに気づき、そこから太子堂中央街を通って無事三宿到着。新記で一杯。本日は焼き香港伊麺を試してみたが、味としては醤油焼きそばのほうが好きだな→三宿に辿り着いた道をほぼ戻って三軒茶屋へ。ひさびさにStage PFにて、まずはI崎さんに土曜日の貸し切り新年会の件で相談、即まとまる。それから東京特許の今回のレパートリーをひと渡り演ったところで他のお客がいらしたので、そこから演ったことのない曲を中心にセッション。記憶する限りでは、『ダイアナ』『慕情』『Feel Like Making Love』『ルビーの指輪』『I Saw Her Standing There』『Get Back』『大阪で生まれた女』『酒と泪と男と女』などなど→大阪から週に一度東京に出張に来るという先輩に、もう少し話したいからもう一軒行こうと誘われた。しかしなぜか女の子のいる店がいいというが、私もUりゃさんもそういう店を知らないので、当てずっぽうでガールズバーに入る。なかなか楽しかったが、若い女の子(自分に子供がいたらそれくらいの歳)の相手をするのは草臥れるな。でも楽しいことは楽しいし、慣れるとハマるのだろうなとは思った。勘定は俺が話をしたくて誘ったんだからと先輩が全部持ってくれた。こういう奢ってくれ方は奢られるほうも気持ちがよい(もっとも所持金二千五百円だったから、払おうにも払えなかったが)→いつもの道を歩いて帰宅。帰宅後カップヌードルを啜ったのち即就寝。そんなに飲んだつもりはなかったし、ガールズバーのハイボールは薄かったが、じわじわ効いたようでもある。
1月23日(木) 終日疲労と宿酔いで横臥。疲労は歩いた所為よりも、ドラムの叩き過ぎだろう→午後遅くもそもそ起きだし犬飯(汁かけ飯)に生卵→熊本行きは飛行機も決まったので、羽田空港の駐車場を予約→明日の暗い唄を聴く会の選曲と栞製作→風呂→晩は軽めにして、サラダと野菜炒めだけつまんでビール中瓶一本のみ。あとは昆布出汁のみの吸い物→『タクシー運転手 約束は海を越えて』(原題『택시운전사』(A Taxi Driver)、監督:チャン・フン。ソン・ガンホ、イ・ボンリョン、ホ・ジョンド、ユ・ウンミ、クォン・スンジュン、チョン・ヘジン、トーマス・クレッチマン、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、リュ・ジュニョル、イ・ホチョル、ユ・ヘジン、イ・ヨンイ、パク・ヒョックォン、チェ・グィファ、イ・ジョンウン、リュ・テホ、オム・テグ。2017、韓Showbox/Mediaplex)。実話を基にしていながら、料理の仕方がとてもうまい。韓国の市井の人々の朗らかさや優しさと、歴史的な軍政による弾圧行為の重さとの明暗の描き方に舌を巻いた。物語そのものよりも、登場人物ひとりひとりの心意気にグッときた、というのが正直なところかもしれない→『三人の女性への招待状』(原題『The Honey Pot』、原作:トマス・スターリング、監督:ジョセフ・L・マンキーウィッツ。ヒュー・マニング、デイヴィッド・ドディメッド、レックス・ハリソン、クリフ・ロバートソン、イーディー・アダムス、キャプシーヌ、スーザン・ヘイワード、マギー・スミス、アドルフォ・チェリ。1967、米United Artists)。全体的にテンポがのんびりしているのが気になったが、渋い味わいのよい喜劇だった。一見地味な脇役と思われたマギー・スミスが最終的には実に魅力的。でも伏線の張り方とか受け手に対する裏切り方とか、もうちょっと話をうまく組み立てられるんじゃないかなあとも思ったが、敢えてそうしなかったところが味わいなのだろうか→午前4時就寝。
1月24日(金) 朝11時起床。昆布出汁、マヌカハニー→中江クリニック。ほぼ血圧の推移を尋ねられただけで終了→薬局で薬受け取ったあと八兆で昼というか遅い朝→冨士霊園の名義変更無事完了し、権利書届く→本日用のCD制作→写経→明日の新年会の件で連絡等→夕方高円寺に出て、まずはトリヴェニストアでスパイス類買い物、と思ったらやってなかった。それから久々にkyoyaでステーキと思ったら、予約で満席。それではと花菜にネパール料理を食べに行ったらこちらはすんなり入れて品切れもなかったが、しかし30分経ってもビールしか出てこない。いろいろ当てが外れる日だなあとしみじみ。ちなみに取ったのはバトマスサデコ、マトンチョイラ、ミックスチョウミン、キーマカレー、ハーフナン、それにビール中瓶三本をふたりで分け合い。ハーフナンが意外にデカく(面積だけなら普通の大きさと変わらず、ちょいと薄いかなというくらい)、ミックスチョウミンとキーマカレーとハーフナンを食べきれなかったので折にしてもらった→少し遅れてちんとんしゃんに到着し、暗い唄を聴く会開始。私はまずは、今日は軽い感じでスタートかなと思い、サンとロペ『夜泣き女』。次の順番ではオオタスセリ『ストーカーと呼ばないで』。それから時空兄弟『殺しのシミュレーション』。どれもそれぞれの感じで受けてよかった。あとは殿堂入りから矢吹健『蒸発のブルース』『休ませて』と柴草玲『ホテルおぎくぼ』かかってこれも受けて嬉しい(その他本日持っていったなぎらけんいち『満鉄小唄』、松岡計井子『マザー』、MOONRIDERS『G.o.a.P. (急いでピクニックへ行こう)』は次回にお預け。そういえば『満鉄小唄』はディランIIのが先にかかりかぶってしまった)。他の人の選曲は、カルメン・マキ『時には母のない子のように』/窪島誠一郎朗読『安典さんへ』とおおたか静流『あの夏のまま…』(以上Oさん)、ディランII『満鉄小唄』およびその原曲の『討匪行』(Kさん)、柴草玲『遺伝子』(Sさん)。Oさんご持参という『港のマミー』(ご本人の演奏と正津勉の朗読)が聴けなかったのが心残り→満腹だったのと少し寒かったこともあり、途中で少しうとうとしたので、早めに失敬することにしておいとま→平和に電車で帰宅→風呂→『カンザスシティの爆弾娘』(原題『Kansas City Bomber』、原作:バリー・サンドラー、監督:ジェロルド・フリードマン。ラクウェル・ウェルチ、パティ‘ムー・ムー’ケイヴィン、ケヴィン・マッカーシー、ジョディ・フォスター、マルチネ・バーティエット、ジーン・クーパー、ジャンヌ・クーパー、キャサリン・パス、ヘレナ・カリアニオテス、ノーマン・アルデン、ウィリアム・グレイ・エスパイ。1972、米MGM)。女同士の私闘は面白かったし、ラクウェル・ウェルチはじめ選手たちの困窮しながらやさぐれている塩梅もよかったが、見終わって数日経つと印象がすーっと薄れてしまった。ケヴィン・マッカーシー扮するプロモーターに翻弄される様やそこから脱する様にもうひと捻りほしかったかな。それがあればグッと印象に残る映画になったような気もする→朝方5時就寝。
1月25日(土) 午前11時起床→小半日特になにもせず。熊本行き、結局飛行機と宿込みのプランに変更するため(格段に安いことを今さら知る)、O形が飛行機をキャンセルと再予約。それに伴いこちらで予約した宿をキャンセルしたくらい→午後3時過ぎ、バスで三宿へ→新記で食事。やはり醤油焼きそばはうまいなあ→PFで新年会。東京特許サウンズで6曲、Love Handlesで5曲。あと『枯葉』『You'd Be So Nice Come Home To』『Fly Me To The Moon』『Mercy, Mercy, Mercy』『Chicken』『Here, There and Evrywhere』などを叩いたかな。全17曲。草臥れたが、Love Handlesの皆さんにも楽しんでもらえたようでよかった→タクシーで帰宅→風呂、ビール→午前2時半就寝。
1月26日(日) 午後1時過ぎ起床。途中何度も目が覚めたしお手洗いや水飲みには起き上がったが、なかなか覚醒に至らず→夕方早めに出て川口へ→ひさびさのサイタミーゴス。いつも通り楽しんだ。Love Handlesのメンバーとも合流しおしゃべりも楽しかったな。隣に出演メンバーのひとりの御母堂がお座りになってて、店員に注文するのに難儀していたので手助けした。ひとつ徳を積んだ→終演後T後とMちゃんともお喋りして、平和に電車で帰宅。カップ麺(天ぷらそば)啜って午前1時頃就寝。
1月27日(月) 午後1時過ぎ起床。昨日同様、途中何度も目が覚めたしお手洗いや水飲みには起き上がったが、なかなか覚醒に至らず→お腹の調子も悪かったので、まずは胃腸を休めることにして、腰痛(尻の筋肉痛?)の治療を受けに行くのは明日以降にする→『赤垣源蔵』(原作:長谷部武臣、監督:池田富保。河部五郎、葛木香一、小松みどり、沢村春子、辻峰子、磯川元春、澤田清。1929、日活)。『忠臣蔵』の中の有名な挿話だが、この映画を観てだけの感想としては、兄貴(塩山伊左衛門)の考え方は間違ってるし、さらにそれを周囲の人間に伝えておかなければわかってもらえるはずなんかないじゃないか、であった。そして映画の内容や出来よりも、解説の大林宣彦の容態のほうが気になってしまった(解説的なことはほぼなにも語らなかった)→『砂の器』(原作:松本清張、監督:野村芳太郎。丹波哲郎、森田健作、山谷初男、森三平太、今橋恒、稲葉義男、猪俣光世、別所立木、高瀬ゆり、加藤剛、島田陽子、穂積隆信、夏純子、山口果林、松山省二、信欣三、松本克平、花沢徳衛、加藤健一、笠智衆、佐分利信、春川ますみ、瀬良明、渥美清、菅井きん、村山記代、櫻片達雄、久保晶、吉田純子、松田明、殿山泰司、内藤武敏、野村昭子、加藤嘉、春日和秀、浜村純、緒形拳、今井和子、戸川美子。1974、松竹)。優れた原作を優れた演出で優れた役者に芝居してもらえば、素直にいい映画ができるという見本のような作品と思う。もちろん、終盤の容疑者の過酷な子供時代の回想と容疑者自身の作になる(という設定の)音楽と組み合わせるという演出の妙味もものすごく効いているわけだが。それも含めて長く記憶されていくべき名作と思う。ほとんど喋らない加藤嘉と緒形拳に終幕で観客の心をぐっと持っていかせるという組み立て方も憎い→食事は昆布出汁だけにしようと思ったが、結局餅入れて雑煮にしたり、O形の夕食からホワイトシチューをもらったり、なんだかんだ食べた→風呂洗って風呂→『かりら』の書き残し分(贋作事件簿ほか)書いて送付→『母なる証明』(原題『마더』(Mother)、原案・監督:ポン・ジュノ。キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、チョン・ミソン、クゥオン・ビョンギル、クゥオン・ビョムタク、ハ・デクソン、リン・ドンフン、ユン・ジェムン、チョ・キュンスク、チョン・ウヒ、ムン・ヘーラ、パク・ミョンシン、ソン・セビョク、キム・ジングー、ヨ・ムーヨン、イ・ヨンスク、キム・ホンジブ。2009、韓CJ Entertainment)。冒頭のダンス、本編の狂ったような母親の愛情の表現、すべてを悟ったあとのバスの中での再びのダンスと、キム・ヘジャという役者の凄まじさを思い知った。強烈ではないがあとから効いてくるようなどんでん返しの組み立て方にも感心→朝方5時就寝。雪は結局積もらなかった。
1月28日(火) 昼12時起床、白湯、マヌカハニー、みかん、メイプルシロップ→今夜の鍋の準備→確定申告書類製作(DUから支払調書届いたと思ったら、今月分の支払明細だったので、確定申告書類は完成せず)→写経。1月24日からサボってたから四日ぶりか→それを調べるのに日記中の「写経」という文字を検索しようとして、iMacを新しくしてからJedit Ωのユーザー登録をしていないのに気づいた(検索しようとするとユーザー登録を促される)。先日バックアップしたメールのデータを小一時間ひっかき回して、ようやくユーザー登録の際のメールを発見。しかしこれで移行してないメールの探し方も飲み込んだ→賄い当番。以前からやろうと思っていた、南粤美食の粥鍋方式の鍋を作ろうと思い立ち準備。諸々うまくは行ったが、米の分量を間違えたのが失敗。二合(2カップと言ったほうがよいのかな)用意したがあっという間に膨らんだので、一合で十分だった。さらに少し米を焦げ付かせてしてしまったが、概ねうまくはできた。昆布出汁で粥を煮て、具は牡蠣、塩鮭、豆腐、白菜、ニンジン、春菊、えのき、ぶなしめじ。味付けは醤油、酢、胡麻油をお好みで→晩を楽しみながら『求婚専科』(原題『Sex and the Single Girl』、原作:ヘレン・ガーリー・ブラウン、監督:リチャード・クワイン。トニー・カーティス、ウィリアム・ラントー、マックス・ショウエイター、エドワード・エヴァレット・ホートン、ナタリー・ウッド、メル・ファーラー、レスリー・パリッシュ、フラン・ジェフリーズ、ヘンリー・フォンダ、ローレン・バコール、カウント・ベイシー、スタッビー・ケイ、ラリー・ストーチ、カーリー・クライン。1964、米Warner Bros.)。整合性の破綻のさせ方も含めて、すべて完璧。夫婦の離婚問題も折り込み、その深刻さも匂わせながら、いい塩梅で喜劇的要素を混ぜてくる。そして終盤は唐突な、そしてこれまた破綻しながらただただ可笑しいカーチェイス。ただただ最高→夜11時就寝。
1月29日(水) 午前11時起床、白湯、マヌカハニー、みかん、メイプルシロップ→写経。やや生臭坊主風に→熊本取材の旅程など組み立ててみる。今のところ余裕はありそうだが、果たして→風呂→昆布出汁柄を煮つつ飲みながら映画を観てたら途中からO形参加したが、そういう性格の映画ではなかったのでなんだかイライラして調子が狂い、途中でやめにした→ジョアン・ジルベルト『ブラジル』を繰り返し聴いて頭を冷やしたのち、高柳昌行の未発表音源を聴きながら、ああ演奏したいという思いにかられて、アコースティックとエレキと両方のギターを弾く。まったくうまくいかなかったが、それなりにまあ楽しかった→→夜11時過ぎ(12時近く)就寝。
1月30日(木) 朝10時起床。昨夜は晩に粥の残りを食べなかったのでわからなかったが、今朝食べたら少し酸っぱくなっていた。あとでカレー仕立てにしてしまおう。昨夜やり残した昆布出汁殻の作業は完了→負け代編集→かりら校正→『雨のなかの女』(原題『The Rain People』、監督:フランシス・フォード・コッポラ。シャーリー・ナイト、ロバート・モーディカ、ジェームズ・カーン、アンドリュー・ダンカン、ローラ・クリューズ、ロバート・デュヴァル、マーヤ・ジメット、エレノア・コッポラ。1969、米Warner Bros./Seven Arts)。フランシス・コッポラの非常に個人的な映画であり、独立後第一作という点だけでも価値ありと感じさせられる。ロードムービーとかアドリブ風ドキュメンタリー風の撮り方というのは、今となってはそれほど驚くことではないが、主人公(シャーリー・ナイト)の物語よりも脳に損傷を負ってしまったフットボール選手(ジェームズ・カーン)の物語のほうに強く惹かれたのは、作品の背景をほぼ知らないで観た場合の収穫であった→『ドッグ・ソルジャー』(原題『Dog Soldiers』、原作:ロバート・ストーン、監督:カレル・ライス。マイケル・モリアーティ、ゲイル・ストリックランド、ニック・ノルティ、チューズデイ・ウェルド、シェルビー・バリク、ジョン・デュレン、リチャード・メイサー、レイ・シャーキー、アンソニー・ザーブ、チャールズ・ハイド、ジェイムズ・クランナ、ティモシー・ブレイク、ボビー・コッサー。1978、米United Artists)。ビート族、ベトナム戦争、ヒッピー運動といったアメリカの一時代の終焉を描いた作品だそうだが、そう言われればまあそうだと思う。しかしそれを知らなくても、(変な言い方だが)小さい巨悪と一匹狼の死闘の仕方とか、仁義を守り抜いたほうが死んで仕事を持ち込んだほうが生き残るその描き方とか、山の中での逃走と闘争の組み立て方とか、面白い箇所はたくさんあった。紹介者の町山智浩が言うほど、あまり文学臭はしなかったかな→映画二本観ている間に少し悪くなった粥底火鍋をカレーリゾットに改造。普段作っているダールと同じ材料と分量と手順で、手順としては豆を煮て柔らかくしてからそこに粥底火鍋を投入という点が違うくらい。朝感じたいやな臭みは計算通り消えておいしくなった→夜8時いったん就寝。
1月31日(金) 深夜起床→O形サイト更新(絵日記)→音楽聴きつつ読書(中村和恵『地上の飯』)や写経など→『グエムル 漢江の怪物』(原題『괴물』(the Host)、監督:ポン・ジュノ。ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、コ・アソン、ペ・ドゥナ、デイヴィッド・アンセルモ、パク・ヘイル、イ・ジェウン、イ・ドンホ、ヨン・ジェムン。2006、韓CJ Entertainment)。怪物が何の比喩なのか(東洋を下に見て支配しようとする西洋–主に米国への批判なのか、韓国の政権が米国の傀儡に過ぎないことの揶揄なのか)、その受け取り方によって大きく見方が変わるとは思うが、窮地に陥った家族を救おうとする物語でもあり、そちらの観点から素直に観ると、小さい人たちを実際に小さい人たちが持つ間抜けさや可愛らしさも含めて描いている点で、好感を持った(導入部などを漫画的にわかりやすく描いている点も嫌味がなく効果的だったと思う)。笑いの感覚や笑いを入れる塩梅もよく考えられていたと感じる→朝7時就寝→昼過ぎ起床→昼食後、すぐに晩の支度。および録画整理→風呂→『影の車』(原作:松本清張、監督:野村芳太郎。加藤剛、岩下志麻、小川真由美、岩崎加根子、岡本久人、永井智雄、野村昭子、滝田裕介、小山梓、芦田伸介。1970、松竹)。話の作りはうまいなとは思うが、衝撃度は小さかった。回想の場面のハレーションを起こしたような映像は、そうした話の衝撃の小ささを補う意味があったのだろうか、などと考えた→晩は残り物だけでいろいろ工夫したが、O形がメバルの刺身や〆さばを買ってきくれたので、意外に豪華になった→夜9時過ぎ就寝。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記