2020年03月10日

3月まとめ(1〜10日)

3月1日(日) 朝5時起床→O形サイト更新(絵日記)→大昔に買ったエネループのうち充電されなかったり充電されてもすぐに放電してしまうものが出てきたので、ヨドバシカメラに新しいエネループ(パナソニック製)と充電器のセットを注文→朝食がてら歌舞伎『土蜘』観ていったん就寝→昼過ぎ起床→『浅草お茶の間寄席』見ながら一杯。その後午睡→夕方、エネループと充電器のセット届く。便利だがなんだか申し訳ない→『カポネ大いに泣く』(原作:梶山季之、監督:鈴木清順。加藤治子、萩原健一、田中裕子、樹木希林、柄本明、梅宮辰夫、牧伸二、苅谷俊介、沢田研二、高倉美貴、峰岸徹、平田満、ローリー・ベリス、ベンガル、ランディ・レイス、常田富士男、たこ八郎、チャック・ウィルソン。1985、松竹=松竹富士)。冒頭に出てくる名優が最後までまったく回収されなかったり、米国が舞台なのでわざと日本だけでおざなりに撮ったり(というのは狙いだろうが)、いろいろ瑕疵と言えるような部分はあるが、そんなことは関係ないくらい面白い場面の連続。というところがこれぞ映画と思わせられた→Love Handlesライブ、4/4野毛サムズバーも決定の模様→今日も風呂サボり夜11時就寝。
3月2日(月) 深夜起床。風呂→Solomon Burke『Don't Give Up On Me』のドラム譜に歌詞追加作業(終わりのほうの回数がいつもわからなくなってしまうので、歌詞を目安にしようという主旨)→朝6時半頃就寝→午前11時起床→『かりら』校正。一度も修正が入っていないページがある、という連絡があったが、確認したところ修正送付済みが半分、こちらからの修正なしが半分で、特に問題はなかった→4/4の野毛のライブ、Webでちょいと調べたらサムズバー近くのホテルが土曜日にも関わらず5000円で予約できたので予約→『顔』(原作:丹羽文雄、監督:島耕二。池部良、柳永二郎、京マチ子、船越英二、須藤恒子、瀧花久子、中田康子、江波杏子。1960、大映)。原作を読んではいないが、とても嫌な感じで辛い話で、かつ、救いがないまま終わっていった。こんな話をきちんと映画として(繰り返し観たくなるように)成立させた監督、製作陣、役者たちには感心せざるを得ない。終幕の京マチ子の崩れ方には胸を突かれた。人それぞれの事情の中で悪意なく振る舞っているのに結果的に悪意の玉突きみたいになる物語の構成が、いささかうまくこなれていないような気がしたところとか(それは原作にも責任はあるのかな)、ちょい役の江波杏子の京都弁がまるでなってなかったのだけ残念→『幼な子われらに生まれ』(原作:重松清、監督:三島有紀子。浅野忠信、鎌田らい樹、新井美羽、田中麗奈、南沙良、池田成志、水澤紳吾、寺島しのぶ、宮藤官九郎。2017、ファントム・フィルム)。(原作:重松清、監督:三島有紀子。浅野忠信、鎌田らい樹、新井美羽、田中麗奈、南沙良、池田成志、水澤紳吾、寺島しのぶ、宮藤官九郎。2017、ファントム・フィルム)。二回め(O形に見せるため)。二回観ると、何度も観たくなる、という感じはしなくなったかな→夜10時頃就寝。
3月3日(火) 朝8時起床、白湯、マヌカハニー、みかん、メイプルシロップ→軽いが宿酔い、朝ドラ見て二度寝→老父より電話で起こされる。明日の買い物付き添いは雨だし寒そうなのでキャンセルとのこと→再度起床するも腹具合が悪いため、本日の中江クリニックもキャンセルし、明日が空いたので明日に変更→野毛一泊はO形も同行となり、同じ宿でツイン取り直し→ドラム練習(しばらくサボってしまった)。Jeff Beck Group『Tonight I'll Be Staying Here With You』の基本パターンを56で繰り返し。追いつかないことはないが、まだまだ自由に制御できない感じ→経堂五丁目接骨院→風呂→『西部に賭ける女』(原題『Heller in Pink Tights』、原作:ルイス・ラムーア、監督:ジョージ・キューカー。アンソニー・クイン、エドモンド・ロウ、ウォレン・ウェイド、アドワード・ロウ、ソフィア・ローレン、アイリーン・ヘッカート、マーガレット・オブライエン、ジョージ・マシューズ、スティーブ・フォレスト、フランク・シルヴェラ、ラモン・ノヴァロ。1960、米、Paramount Pictures)。西部劇というよりは開拓時代の移動劇団の物語という趣き。物語自体よりも、とにかくソフィア・ローレンとイカした音楽、ということに尽きると思った。ひとまず初見段階に於いては→夜11時就寝。
3月4日(水) 昼ごろ起床、白湯、マヌカハニー、みかん、メイプルシロップ→『かりら』校正。そろそろ終わるかな→『Don't Give Up On Me』を身体で覚えるためにギター弾き語りへの挑戦を始めたが、まだなかなかうまく行かないものの、なんだかハマってしまった→写経。乃至無老死を飛ばして心無罣礙に入ってしまった。記憶が崩壊し始めたか。また毎日精進しなければ→ドラム練習。少し後退したかな、そうでもないか→中江クリニック。いつも通りの診療。往路は手拭いマスクしたが、特に注目などは浴びなかったと思う。ピシッとさせようとすると結局四重折くらいになり、なんだか厚ぼったくなった→薬局で薬受け取り、焼き鳥買って帰宅→『マダムと女房』(原作:北村小松、監督:五所平之助。横尾泥海男、渡辺篤、坂本武、田中絹代、市村美津子、吉谷久雄、月田一郎、日守新一、伊達里子、小林十九二、関時男。1931、松竹キネマ/帝国劇場)。日本初トーキーにして傑作。というかこの水準の映画が現在少ないような気がする→ビール二本と御酒一杯の半分なのに、晩の途中で寝てしまった→二時間ほどで起きて晩〆→風呂→『シネマ歌舞伎 女殺油地獄』(原作:近松門左衛門、監督:井上昌典、監修:片岡仁左衛門。市川猿之助、松本幸四郎、市川高麗蔵、市川中車、中村鴈治郎、茶屋親爺、中村歌六、中村又五郎、嵐橘三郎、中村壱太郎、坂東竹三郎。2019、松竹)。2018年7月の十代目松本幸四郎襲名披露公演(於大阪松竹座)の舞台の模様を収録。シネマ歌舞伎は初めて観たが、そう銘打った所為か、役者のアップと客席からは絶対に観ることのできないアングルが多いのが気になったが(そのため、歌舞伎の舞台を広くいろんな人に観てもらうのに相応しい企画なのかどうか、私には判断できなかった。最後のところの撮影と編集は見事と思ったが、スローモーションの多用などはどうなのだろう?)、実際に舞台を観たら楽しめただろうなあとは思った。十代幸四郎は、この芝居では弱さの上に弱さ故の乱暴さを重ねたような与兵衛像を作り上げていたのは見事と言ってよいかな。批評眼があるわけではないので、劇評をいくつか読んでみたいところ→午前3時就寝。
3月5日(木) 朝8時起床、白湯→朝食後、9時半出立。家の近くでガソリン補給してから環八経由第三京浜へ→午前10時半大さん橋着。環八はまあまあだったが、第三京浜から首都高はガラガラだった→山下公園を散歩。人出は意外にあった。氷川丸はお休み→ローズホテルに荷物預け、南粤美食には列できてなかったので、20分くらい前から店の前で待ってみる。そのうち結局列はできた(先に待ち始めて正解だった)→腸詰干し肉貝柱釜飯、香港海老雲呑麺、ビール。丸鶏の塩蒸し焼き1/2と家鴨1/4と豚バラ干し肉一本を持ち帰り→中華街を少しぶらぶらしてみたところ、人出はあるが活気はない感じか。香港路などの裏通りはガラガラ。海員閣が休みなのはあらかじめ知っていたが、この時節に応じたのだろう、清風楼、萬来などが数日〜一週間程度の休業をしていた→元町までぶらぶら。天狗屋を目指したら、途中の宝飾店のシャッターが大きく破損していた。天狗屋手前の甘味処で休憩しつつ店のおばちゃんの話を聞いたら、強盗が入ったとの由。ここいら辺りは強盗が多いそうだ→今治浴巾で夏向きのバスローブ購入→のり蔵で明朝のパン購入→ローズホテルに戻ってビール飲みながらチェックインを待ち、30分早く入れてもらってしばし午睡→晩はまず楽園。餃子、焼売、生豪豆腐(カキと豆腐の煮込み)、牛腩焼麺(牛バラのヤキソバ)、ビール中瓶×2→二件目と思ったがお腹いっぱいになったので宿に戻って休憩→夜11時近くに起床し、ノルゲで寝酒。ジントニック三杯→帰途ビール買って、楽園で持ち帰りにした牛腩焼麺と南粤美食の丸鶏の塩蒸し焼きひと切れを肴にさらに寝酒→午前2時就寝。
3月6日(金) 朝7時起床→塩パン、しらすパン→朝食後二度寝→午前11時チェックアウト→昼前A間さんいらっしゃり、ローズホテル内のレストランで昼食がてらバカ話。ひさしぶりでとても楽しかった。ローズホテルの洋食は、今日はオムライスを取ってみたが、普通プラスαくらいの感じ。悪くないし、中華街で中華料理に飽きたときの心強い選択肢と思った→昨夜ノルゲからの帰りに見つけた喫茶店ホルンに移動しバカ話続き。ここもよい喫茶店であった→昨日南粤美食で購入した肉類が心配になったので、A間さんには申し訳ないが午後3時くらいにお暇。帰途は高速道路はまったく混まず、第三京浜降りて環八に入ってから少し混んだが、いつもの駒沢通りから用賀経由でまあまあスイスイと帰宅→南粤美食の鶏と家鴨で一杯。〆に即席ラーメン。昨夜の『笑点特大号』のずうとるび復活ライブの映像に、呆れながらも何故か涙してしまった→草臥れたので夜8時くらいに就寝。
3月7日(土) 深夜起床→バンド活動(というかライブで出る某店の運営面)の改善点について、文案を読ませてもらい、修正案を提示→『タモリ倶楽部』→『ルージュの手紙』→朝5時頃就寝→朝10時過ぎ起床、すぐに朝食(のり蔵のパン)→本日は胃腸を休めようと思い、ひさびさに粥製作(南粤美食の豚バラ干し肉入り)→しかし昼は結局飲んで、月見蕎麦で〆てしまう→『古都』(原作:川端康成、監督:中村登。岩下志麻、宮口精二、田中春男、中村芳子、早川保、環三千世、長門裕之、東野英治郎、吉田輝雄、浪花千栄子、千之赫子、柳永二郎。1963、松竹)。原作の素晴しさを少しも壊さなかった、という一点だけで後世に遺すべき作品と言ってよいと思うが、そこに“岩下志麻同士の百合”という展開がほの見えるという点で映画化ならではの成功も感じた。衝撃的な場面があるわけでもなく、しかし演出と芝居からじんわりと人の心というものが伝わって来て、何度でも繰り返し観たくなる作品だった→午睡→風呂→『疑惑』(原作:松本清張、監督:野村芳太郎。桃井かおり、仲谷昇、森田健作、柄本明、内藤武敏、北林谷栄、名古屋章、鹿賀丈史、松村達雄、丹波哲郎、小林稔侍、岩下志麻、小沢栄太郎、山田五十鈴、三木のり平、真野響子。1983、松竹=富士映画)。桃井かおりの自然に嫌で困った人間を表現するすごさ、岩下志麻のひとりの女としてのあるいは母としての顔も見せながら弁護士(法律家)としての冷徹さに徹しようとする女性を描くすごさだけでもう満足。仲谷昇、丹波哲郎、松村達雄、小沢栄太郎、山田五十鈴、三木のり平らが出演時間的には短いながらそれぞれ至藝を見せてくれるのも印象に残る(そのちょっとだけ至藝を見せる、という演出も心憎い)。岩下志麻はこれ前後から(セルフパロディである)象印夫人のようなキャラクターになったのかな→南粤美食の豚バラ干し肉を使った粥が中華街クオリティだった。豚バラ干し肉なかなか買いに行けないので、家で干す方法を学ぼうと思った→午前1時頃就寝。
3月8日(日) 昼前起床→ひさびさに志ん朝の高座の映像を観て心が新たになる(演目は『井戸の茶碗』)→晩に豆のカレーを作ろうとして準備してたらプラスティック製のボウルの縁を溶かしてしまい憮然→N子さんのFbへの投稿にコメントした際には忘れてた『春の祭典』のレコードを発見。というか、去年居間の棚から引っ張り出して聴いたのをすっかり忘れたいた。レコードジャケットに件の解説が書いてあったのも忘れていた→四種のダールはじめ晩の支度を適当に進めながら、たいへんひさしぶりに『東京物語』(小津安二郎。笠智衆、東山千栄子、香川京子、高橋豊子、三宅邦子、毛利充宏、村瀬禪、山村聡、杉村春子、原節子、中村伸郎、三谷幸子、十朱久雄、長岡輝子、東野英治郎、櫻むつ子、大坂志郎、安部徹、長尾敏之助。1953、松竹)。何度観たかわからないが、今回は移動場面の大胆な省略と、肝になるような場面に入る太い横縞に気付いた(後者の効果についてはよく理解できていないけれども)。それと、自分の年齢が子供たちの側から笠智衆や東山千栄子の側に近づいてきたことで、今まで以上にこの映画の複雑な味わいを味わったような気がしている→風呂→晩のお供にまた『東京物語』(O形に見せるため)→午前1時就寝。
3月9日(月) 朝9時起床、白湯、マヌカハニー、みかん→朝食取らずに二度寝→昼過ぎ起床→古今亭壽輔『文七元結』。この人の古典を聴くのは初めてだが、TVの中継だからかあまり感心しなかった。昨日志ん朝を聴いた所為もあるか→なんとなく面倒臭くなり、接骨院サボり→『春の祭典』聴く。感動。しばらく繰り返し聴きたい→一杯やりながら『迷走地図』(原作:松本清張、監督:野村芳太郎。渡瀬恒彦、岩下志麻、勝新太郎、渡瀬恒彦、寺尾聰、早乙女愛、松坂慶子、片桐夕子、加藤武、津川雅彦、朝丘雪路、平田満、大滝秀治、伊丹十三、内田朝雄、中島ゆたか、芦田伸介、宇野重吉、いしだあゆみ、芦田伸介。1983、松竹)。重厚なテーマながら、役者の面々が役創りを楽しんでいる様子が窺い知れ、その点でよい遊びの空気が醸成されていたように思う。終幕近く、政治家たちから利用されていただけのような存在のクラブのママ(松坂慶子)が実は女性同性愛者という描き方も(原作もそうなのかもしれないが映画での描き方としても)いい効き具合だったと思う。ただ伊丹十三の藝の所為で、日本政界のパロディの趣が強くなったのは残念と言うべきなのかな。あと時代的なものかもしれないが、音楽は残念→午睡。ぐっすり深夜まで→さらに一杯やりながら『暖流』(原作:岸田国士、監督:吉村公三郎。日守新一、高峰三枝子、徳大寺伸、槇芙佐子、水戸光子、葛城文子、雲井つる子、佐分利信、藤野秀夫、森川まさみ、奈良真養、河原侃二、山内光、高倉彰、伊東光一、武田春郎、久保田勝巳、斎藤達雄、水島亮太郎、岡村文子、小桜昌子。1939、松竹/帝国館)。今の目で観ると、佐分利信から水戸光子への「自分の女房と〜」の場面に至るまでがのんびりし過ぎていて、そこを物語のひとつの頂点とするならば病院内でのゴタゴタはもっとすっきり端折ってしまったほうがよかったのではないかと思うが(啓子の巻とぎんの巻の前後編だったようだし)、岸田国士の原作にできるだけ忠実に撮ろうとした結果だろうか。観終わってみればずっしりと心地よい手応え(そして役者たちの芝居の清潔さ)は確かに残るのだが、増村保造版(1957年)や野村芳太郎版(1964年)ではどう料理されているのか、それらも観てみたい→午前5時頃就寝。
3月10日(火) 朝11時起床、白湯、マヌカハニー、みかん、メイプルシロップ→朝食後、ひさびさにドラム練習(六日サボってしまった)。Jeff Beck Group『Tonight I'll Be Staying Here With You』は、サボってた割にはオリジナル・テンポの60でも小節終わりの「チドド」がなんとか着いていけるようになった。引き続き精進→風呂→ふと思いついて、南粤美食で持ち帰りにした丸鶏塩蒸し焼きとアヒル醤油煮の残った骨でスープを取ったらこれがなかなか。中くらいの鍋に塩小さじ一入れたが、丸鶏塩蒸し焼きの塩味があるから要らなかったかも(結果としては、蒸発した分水を埋めたので、塩を入れて正解だった)。骨取っておいてよかった→『わかれ』(原作:高見順、監督:野崎正郎。笠智衆、佐竹明夫、山田五十鈴、鰐淵晴子、福田公子、菅佐原英一、英百合子、安井昌二、永井達郎、日比野恵子、俵田裕子、鳳八千代、小野良、村瀬幸子。1959、松竹)。幾組かの母子や男女の愛を重層的に描き、登場人物それぞれの心をきれいに描いた作品だが、その中で山田五十鈴と村瀬幸子の丁々発止のやり取りがとても怖くてピリッとした趣きをもたらしているのも見どころ。本筋とは関係ないが、建て替え前の新橋演舞場の佇まいが見られるのは貴重かな→『彼岸花』(原作:里見ク、監督:小津安二郎。田中絹代、佐分利信、北龍二、中村伸郎、高橋とよ、桑野みゆき、有馬稲子、笠智衆、浪花千栄子、山本富士子、十朱久雄、佐田啓二、高橋貞二、久我美子、櫻むつ子、渡辺文雄、菅原通済、江川宇禮雄。1958、松竹)。ただただ楽しく観て、新発見はなし。やはり『東京物語』は突出した作品だったんだなあと改めて思った→夜10時頃就寝。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記