2020年06月20日

6月まとめ(11〜20日)

6月11日(木) 夜中何度か目が覚めたが、最終的には朝8時前起床→昨夜持ち帰りのピザ・アンチョビとのり蔵のしらすパンで朝食→昼前、山下公園の、普段は行かない氷川丸から西側を三十分ほど散歩→昼は南粤美食にて、特大車エビチリ、香港海老雲呑、腸詰干し肉貝柱釜飯、ビール中瓶×1.5。分量といい味の塩梅といい、良い選択だった。土産にアヒル醤油煮1/4と塩蒸し鶏1/2→午睡→中村和恵『地上の飯』読了→夕方元町天狗屋まで歩いて行ったが、雨がけっこう激しくなった。買い物済ませたあとは石川町駅前からタクシーにて楽園へ。五百円也→楽園では白センマイ葱生姜和え、揚巻ハーフサイズ、紅焼豆腐(豆腐と椎茸の醤油煮)、サンマー麺、ビール中瓶×2。満足。ここんちのサンマー麺は初めてだが、餡かけがすっきりしててお腹にもたれない印象→その後はノルゲで一杯と思ったが、雨止まないのでひとまず宿に帰る→読了。『後藤明生コレクション2』の『挟み撃ち』読み始めて、しばらくして就寝。夜10時頃。
6月12日(金) 朝8時起床。のり蔵のカレーパンと珈琲→シャワー→朝は安記にて、鮮粥と焼売、ビール一口。安記の粥はひさしぶりでうれしかった→のり蔵でパン購入したのちいったん宿に戻り、荷物まとめてチェックアウト。O形ロビーに残して萬来亭で細麺と醤油スープ買い、南粤美食でちまきと干し豚バラ肉購入(O形は重慶飯店売店で番餅等購入)→11:40頃中華街出立し、往路とほぼ同様に野毛から西平沼橋、平沼一丁目を経由して第三京浜で帰路へ。道中なにもなく、まあだいたい一時間くらいで帰宅→朝ドラや『笑点特大号』を消化しながら、南粤美食の鶏とアヒルとちまきで一杯。萬来亭のラーメンで〆→午睡→『女の市場』監督:江崎実生。川地民夫、沢知美、小林旭、藤田憲子、松井康子、上田吉二郎、内田良平、長谷川照子、雪丘恵介、山本陽子、青江三奈、加藤嘉、木島一郎、柳瀬志郎、榎木兵衛、峯京子、浦辺粂子、中山千夏。1969、日活)。夜の世界の様々な駆け引きと、雪丘恵介や山本陽子など善良な人物とのコントラストが鮮やかで、さらにその善良な人物が夜の世界の毒牙にかかる様も鮮やかなのが印象に残る。加藤嘉・中山千夏親子の存在も含めると、小林旭を中心にした明と暗の描き方の塩梅が秀逸、という感じか。その中に、青江三奈が歌手として勤める池袋の畳敷きのクラブが効き具合のよいスパイスのように登場しているのも、映画の造りとしては心憎い→『鮮血の記録』(原作:野尻稔、監督:野村孝。岡田英次、小林旭、河村有紀、高樹蓉子、田村高廣、水野久美、青木義朗、中村竹弥、原恵子、岡崎二朗、郷えい治、青木伸子。1970、ダイニチ映配)。戦中に不正を働き戦後は(公職追放者として)陰に隠れて富を欲しいままにしようとする男(岡田英次)と、その男の毒牙にかかり復讐を誓う男(小林旭)、その関係の真ん中に位置し力の駆け引きに利用されてしまう男(田村高廣)という物語と人物関係の構造は、こう整理してみると『女の市場』に似ているような気がした。ずっしりとした手応えの一本だが、岡田英次、田村高廣、そして岡崎二朗の意外な好演の中では、小林旭にやや重みや凄みが足りない印象であった→午前3時頃就寝。
6月13日(土) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→『タモリ倶楽部』。未だ総集編が続く→横浜関連で書き散らしたメモ(主に飲食店リスト)の整理など→昼のあとにビールという変則的な昼→『紅扇』(原作:田中澄江『母の舞う時』、監督:原研吉。高橋貞二、水原真知子、木暮実千代、幾野道子、小林トシ子、岩井半四郎、市川春代、十朱幸雄、吉川満子、水上令子、森川まさみ、水木涼子、北龍二、小園蓉子、三木隆。1952、松竹)。中盤の回想部分が、ある意味主な要素とはいえ長過ぎる(途中で現在へ何度か戻ってほしかった)ものの、美しくまた完成度の高い映画と思った。人としてこうありたいと、なんとも心地よくそう思わせられる→最後のほう、飽きたわけではないが話の展開はわかったので、横目で見ながら冷蔵庫の掃除→午睡→風呂→晩ができるまでの間、高円寺JIROKICHIの吾妻光良トリオ(プラス1)の配信を楽しむ。これは最高→晩が終わったあともアーカイブで楽しむ→夜0時過ぎ就寝。
6月14日(日) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→ギター練習。『Someday My Prince Will Come』、ようやく通しで記録できるくらいにはなった。でもまだなかなかスイングしないな→午後昭島(中神)まで赴き、中神駅前酒場ぺろ八にてF式らっきょう一式受け取り。本日集合した方々の中に、快楽亭のブログ更新を担当していた方がいらして、まさかここで、の快楽亭の噂話に花が咲いた。とても楽しかった→その勢いで、F式氏ともう一件。入店時点でもうけっこう酔っ払っていたが、ここでも話が弾み深夜まで。御酒一杯くらいで失敬するつもりが、五合くらいは飲んだと思う→F式氏に近所の24時間銭湯を教えてもらい、そこで撃沈。
6月15日(月) 朝9時起床。銭湯に泊まったのに風呂には入らず、今年初のうだるような暑さの中、這うように帰宅。途中何度か電車を降りお手洗い詣で→昼ごろ帰宅。即就寝→一日中寝たり起きたり。夜中近くようやく小腹が空き、ラーメンなど手繰ってまた就寝。夜0時過ぎ。
6月16日(火) 朝10時半起床→ようやく普通に朝食→しかし午前中はなにもせず→らっきょう漬ける手順確認や準備してから風呂→一杯やりながら賄当番→『誰に恋せん』(監督:牛原虚彦。龍崎一郎、及川千代、高峰三枝子、相馬千恵子、若原雅夫、立松晃、及川千代、伊達正、千明みゆき、見明凡太郎、水原洋一。1948、大映)。この映画の本質的な部分ではないかもしれないが、登場人物それぞれの品のよさが印象に残る。あとやはり登場人物の造形がバタ臭い感じなのは、日本人が意外に(現在私が昔の日本人に対して思っているほど)脂っこい人種だったのかもしれないし、あるいは欧米の映画をお手本にした結果かもしれない。学生時代の親友同士が戦争で明暗を分けたという物語にあまり深いものを感じなかったが(落ちぶれたほうがもっとうらぶれてないと、今の感覚ではピンと来ない)、繰り返し観たくなる心地よさはあった→『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(原作:本谷有希子、監督:吉田大八。佐津川愛美、永瀬正敏、永作博美、佐藤江梨子、土佐信道、山本浩司、上田耕一、ノゾエ征爾、吉本菜穂子、湯澤幸一郎、谷川昭一朗。2007、ファントム・フィルム)。佐藤江梨子の使い方が残酷なまでに見事。素の佐藤江梨子の芝居の下手さを、女優志望だが自己評価と他人からの評価がまったく異なる人物の可笑しさに見事に活かした上で、可笑しい味わいを醸し出すのに成功している。原作の面白さもあるわけだが、それを活人画に構築し直した手腕は、これが初監督作品だそうだが、大したものと思った。田舎の怖さや哀しさ、佐藤江梨子の怖さや可笑しさ、嫂の不気味さ、各登場人物の人間関係などのうち、どこが核になるのか、終盤まで曖昧なところは観ていてやや不安を覚えたが、最後にはうまくまとまったのではないかと思った→夜9時就寝。
6月17日(水) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→午前中老父買い物代行(サミットのみ)→買い物一式渡してから、本日は深大寺植物園の第二駐車場に駐車して、ぶらぶら歩いて玉乃屋にて十割のせいろ。駐車場も一時間までなら300円なので、このコースもよい→再びサミットに寄って家用の牛乳だけ買って帰宅。東八道路から環八、甲州街道、八幡山経由→午睡→一杯やりながら『浪人街』(原作:山上伊太郎、総監修:マキノ雅広、黒木和雄。原田芳雄、勝新太郎、天本英世、紅萬子、中村たつ、水島道太郎、樋口可南子、石橋蓮司、中尾彬、津村鷹志、外波山文明、田中邦衛、杉田かおる、藤崎卓也、伊佐山ひろ子、佐藤慶、絵沢萠子、長門裕之。1990、松竹)。ぼんやりと観ていたので、勝新の裏切りの顛末とか、元二本差しのうどん屋の長門裕之の背景とか、わからないところは多々あったが、わからないところが特に気にならず面白かったので、その点はすごいな。てなことを言ってないでちゃんと再見しなければならないが、樋口可南子と石橋蓮司が印象に残ったその残り方はすごかった。でも樋口可南子はアップの際役柄にしては肌がきれい過ぎたのが気にはなった→途中で晩の支度を始めて、最終的には食べながら鑑賞→そのまままた眠くなり、夜8時就寝。本日もらっきょうの作業をサボってしまった。
6月18日(木) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→高柳『フリーダム』の紹介記事原稿について考え始め、書き出しと文脈をなんとなく決定→重い腰を上げてラッキョウ仕込み開始。私は主に根と茎の切り離しをやったが、他の作業はほぼO形任せになった→途中で高柳『フリーダム』関連の実に面白い資料届いたので、それをざっと読んで第一稿をささっと完成、送付→ラッキョウ仕込みも完了させ、小腹空いたので萬来亭の麺とスープを半人前→午睡→風呂→適当な酒肴を作って(野菜切ったり缶詰開けただけ)飲み始め、ゆっくり飲んで午前1時就寝。途中高柳『フリーダム』第二稿を書いて送信。
6月19日(金) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→『フリーダム』原稿についてB電子とやり取り。最終的な修正の方向性が決まる→先日酒席をご一緒したはるやまひろぶみさんの『百年酒場と呼ばれ』『猫と呑み助』届いたので、まずは『百年酒場』から。ハシゴをするように一日二三軒ずつゆっくり読むのが楽しそうだ→『愛の亡霊』(原作:中村糸子、監督:大島渚。田村高廣、藤竜也、吉行和子、木村竜也、北村英三、河原崎建三、伊佐山ひろ子、佐藤慶、小山明子、松井加容子、道井恵美子、新屋英子、杉浦孝昭、長谷川真砂美、殿山泰司、山本麟一、藤原明良、川谷拓三、語り:佐々木すみ江。1978、東宝東和)。冒頭のミニチュア映像っぽい撮り方には目を引かれたし、吉行和子が前半とんでもなくエロいのにも魅了されたが、全体に物々しいがなんだか浅い感じだったり、情念が薄かったり、監督自身が自分の変態性を恥ずかしがって格好つけた撮り方をしていたりなど、この程度じゃ満足できないよ、という感じであった。田村高廣が力を発揮す場面がほとんどなかったり、藤竜也の魅力がぜんぜん活かされていなかったりなども残念。再見すればまた別の印象を得るかもしれないが、一度観てもう一度観たいとも思わなかった→夕方眠くなり就寝→深夜起きて『タモリ倶楽部』など見ながら一杯やり、午前4時頃また就寝。
6月20日(土) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→本日はJazzKeirin魚屋コースにしようと思ったが、日曜の酒がまだ尾を引いているのか昨夜そんなに飲んだわけでもないのに腹が下っており断念。本日は一日家で読書などとする→高柳『フリーダム』第三稿。文中の高柳の発言はすべて1970年当時のものであり、その後は名を挙げられた各人との関係も変化したりしている、ということを追記(でないと悪意の勘違いする人もいるからという事情で)。これでまあ完成かな→DU原稿の下調べ。文章構成はあらかじめ指定があったので、それに沿って資料の中から該当する項目を引っ張り出し整理する作業。作業自体はざっと終わらせたが、これが身体に入るまで繰り返し目を通せば、あとの文章化は容易と思われる→仕事のBGMは、朝からずっとソロモン・バークだった(Apple Muscより)→風呂→DU原稿、ざーっと走り書き。800字くらい多い状態だが、文脈はだいたい組み立てられたと思う。あとは削ぎ落とし、磨き上げ、事実の確認、などなど→『幡随院長兵衛』(原作:藤森成吉、監督:千葉泰樹。汐見洋、嵐芳三郎、阪東精一郎、河原崎長十郎、山岸しづ江、中村翫右衛門、橘小三郎、瀬川菊之丞、中村鶴藏、千田是也。1940、日本劇場) 幡随院長兵衛の思慮深さに専ら焦点を当て、水野一党と江戸っ子幡随院一党の胸のすくような気持ちのよい喧嘩の描写はほとんどなかった。その意味では拍子抜けはしたが、終幕で殺されに行く幡随院=河原崎長十郎の佇まいにはしっとりと感動させられた→夜10時就寝。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記