2020年09月20日

9月まとめ(11〜20日)

9月11日(金) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→シャワー→『アーカイブ2』の原稿作成準備→昼はひさしぶりにJazzKeirin。今年は最後かなとオレンジぶっかけ。でもまだしばらくやるそうだ→いつもの八百屋と魚屋で買い物。魚屋では今年初めての秋刀魚を購入したが、サービス品の痩せたほうでも一尾450円(二尾800円)。そろそろうなぎ同様、気軽に食べてはいけない魚になりそうだ→帰途は二回休憩。先日購入したパトリック・グスタードをやっとおろしたが、一時間前後歩いても特に不具合なく、よい歩き心地だった。よい買い物をした→シャワー→『道』(原案:トゥリオ・ピネリ、監督:フェデリコ・フェリーニ。ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン、リチャード・ベイスハート。1954、伊Paramount Films of Italy)。前半、やはりジュリエッタ・マシーナのジェルソミーナの芝居の素晴らしさと透明な聖性がとても印象的で、遠い昔に観た記憶はほぼすべてそれに塗り込められてしまっていたが、改めて観ると、惰性で生きながらえたようなザンパノ(アンソニー・クイン)がその惰性から初めて抜け出せて、しかし初めて抜け出せたそのきっかけがジェルソミーナを(自分の生き方の)惰性で捨ててのち彼女の死を思いがけず知ったこと、というのが、人生の深さを嫌というほど味わわせてくれるということに気づく。海岸でうずくまり泣きじゃくるアンソニー・クインの背中に心打たれた。未来永劫残る名作であることを改めて確認→サービス品の秋刀魚、意外にうまくてびっくり。サービス品でも例年に比べて高いが、今年はもう一回くらい食べられるといいな→夜10時頃就寝。
9月12日(土) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→シャワー→スマートフォン用の三脚を物色したが、これ、と思ったものがことごとくヨドバシでの取り扱いなし。仕方がないのでアマゾンを利用→現在ネットバンキングのPayEasy使えないとのことで、セブンイレブンに三脚台支払いに。ついでに届いていたCD、飯島晃『コンボ・ラキアスの音楽帳』『COMBO RAKIAS』を受け取る。雨はぎりぎりセーフ→『もどり川』(原作:連城三紀彦『戻り川心中』、監督:神代辰巳。柴俊夫、萩原健一、池波志乃、藤真利子、樋口可南子、米倉斉加年、蜷川有紀、加賀まりこ、原田美枝子。1983、東宝東和)。萩原健一扮する苑田岳葉の狂気がハリボテに見えるという演出は残酷ながら面白いと思ったが、せっかくの原田美枝子の終盤の狂気はおそらく本物に見えたほうがいいだろうに、藤真利子や樋口可南子と同じような印象で撮られているように見えてしまい、なんだか興を削がれてしまって入り込めなかった。女優の中では蜷川有紀だけ異彩を放っていたが、とはいえ芝居に感心したわけではないし、全体的にTVで観ているとどの役者もの台詞もはっきりとは聞こえない。冒頭に新聞総覧所が出てきたり、あるいは関東大震災の描写や震災直後の自警団の様子などもあり、風俗資料として残しておきたい気もしたが、二度は観ないだろうなと思い消去→10月5、6日の道順調べたり、予定を整理したり→晩はメヒカリの唐揚げを中心に。しじみのおつけもうまかった。黄ニラも家では始めただったが、炒めてもらたっただけで満足→前川清が主役の歌番組を見ていたら、ゲストが延々前川清の歌を歌うのを前川清が聴いているという、ある意味地獄絵図のような番組だった。でも渡辺真知子と大月みやこと前川清の子供たちの歌はよかったかな→夜9時過ぎ就寝。
9月13日(日) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→シャワー→処分するPC二台を梱包。一台は回収業者から箱を買ったがサイズ(というか形状というか)が合わず、いびつな格好になってしまった。もう一台はありものの段ボール箱を切って組み合わせてよい塩梅にした(でも不格好)。二台めにはキーボードも同梱。途中でガムテープ切れ、セブンイレブンに買いに行ったが置いてなくビーバートザンまで遠出して草臥れた→晩の支度。こしらえるのは野菜料理を主にして(トマトとピーマンのマサラサラダ、大葉入りタラモサラダ、茹でニンジンのオリーブ油和え)、あとは頂き物の缶詰二種(赤鶏さつま炭火焼、トップシェルのローストソルト)→『虹をわたって』(監督:前田陽一。天地真理、三井弘次、谷村昌彦、大前均、武智豊子、立原博、なべおさみ、岸部シロー、山本幸栄、左時枝、財津一郎、有島一郎、日色ともゑ、萩原健一、林由里、大久保敏男、沢田研二。1972、松竹)。映画はまあ筋立てといい脚本といい演出といい、どうということもないアイドル映画だし、役者の出し入れも演出よりも人気タレントのスケジュールの都合という印象だったが、当時の横浜元町(石川町駅)周辺の貧民の暮らし(水上生活者のダルマ船や船の休憩室など)が活写されたような画面はよかった。天地真理は角度や撮り方によってずいぶん顔の印象が変わるのだなというのは私としては新たな発見→夜10時過ぎ就寝。
9月14日(月) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→高柳『new direction unit – regular concert vol.57』の紹介文制作の準備として、これまで書いた高柳作品の紹介文を録音年月日順にひとつのテキストファイルに並べてみる。が、結局それを読まずに午後第一稿(パイロット版か)を書き上げた。途中で昼食と晩の仕込み→処分PCその1の引き取り、昼ちょい過ぎに来て、無事引き取られて行った。木曜にその2を予約→シャワー→晩の支度。干し椎茸と昆布の出汁でじゃがいもニンジン玉葱を炊いたのと、キャベツトマトピーマンのサラダ、あと缶詰なにか。ご飯には納豆、そして胡麻油で焼いた茄子と油揚のおつけ→『エール』『笑う洋楽展』『JSA』など録画整理して(『JSA』はO形が観たことないとのことで、観てもらった)、晩に一杯飲んで、夜10時頃就寝。
9月15日(火) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→O形サイト更新(絵日記)→追記要請のあったWP-90を改稿。これで出してしまおう→高柳『アーカイブ2』を繰り返し聴き、演奏が展開する際の時間を記録したり、聴いた印象をメモしたり→『アーカイブ2』第一稿仕上げ。WP-90改稿とともにB電子に送付→『お嬢さま捕物帖 恋の捕縄』(監督:倉谷勇。坊屋三郎、如月寛多、梓真弓、トニー谷、梅香ふみ子、市川男女之助、春日秀夫、加賀裕子、山茶花究、益田喜頓、初音麗子、大津ひろみ、尾上さくら。1952、東宝)。背景に二件のお産を塩梅したなんともすっとぼけた捕物帖だが、しかしディテクティブ・ストーリーとしてしっかりした構成で作られていて、なかなかの佳作と思う。笑いが爆発することはないが、益田喜頓の笛のギャグなどは地味に秀逸。あと主人公の尾上さくらがなんとも言えない魅力(殺陣のたおやかな感じが迫力がなくてまたよい)。坊主に誘惑される女中のお菊もなかなかの色気だが、こちらは残念ながら役者名がわからず→原稿はどちらもOK。ひと段落→晩の支度(本日は米研いだだけ)→シャワー→晩はご飯炊くだけにしようと思ったが、ふと思いついてキャベツとピーマンをカレー味で炒めてみる(玉葱、ニンニク、クミンシード、パウダースパイスはクミン、コリアンダー、パプリカ、ターメリック、ガラムマサラ)。あとご飯は枝豆ご飯に→『チョットだけョ 全員集合!!』(監督:渡辺祐介。いかりや長介、仲本工事、高木ブー、小鹿ミキ、都家かつ江、加藤茶、尾美利徳、荒井注、左とん平、武智豊子、天地真理、寺尾聰、益田喜頓、桂伸治、獅子てんや・わんや、玉川良一、桑原幸子。1973、松竹)。とにかくドリフターズの面々のキレがよい。数々のギャグはほとんどがそれほど面白くはないのだが(高木ブーが人手不足で看護婦をやらされている、などはくすっとしたが)、勢いのよさでなんだか笑わされてしまう。それだけの映画と言えばそれだけの映画だが、一時間半飽きずに観られるのはさすが。小鹿ミキの思い切ったような芝居も楽しかった→夜10時頃就寝。
9月16日(水) 朝5時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→昨晩でおつけなくなったので、朝食用に葱と油揚で製作→シャワー→午前中老父買い物代行。ゆうちょ銀行口座の記帳も念のため(問題なし)→往復ともにiPhoneのカーナビアプリ(Yahoo!カーナビ)を試してみたが、外部バッテリーを使用すれば一二時間のドライブなら実用的のようだ(内蔵バッテリーだと、20分の運転で80%から40%に減ったので、これは使えない)→昼食(朝のおつけに納豆ぶちこんだのとたらこスパゲティ、それとビール)のお供に『舞妓はんだよ 全員集合!!』(監督:渡辺祐介。松田春翠、西岡慶子、佐々木梨里、光映子、荒井注、高木ブー、仲本工事、加藤茶、早瀬久美、いかりや長介、園佳也子、大信田礼子、芦屋雁之助、吉沢京子、西川きよし、なべおさみ、藤尾純、天地真理、石山健二郎、光本幸子、岡八郎、伴淳三郎。1972、松竹)。感想としては、『チョットだけョ 全員集合!!』と同じで、大笑いさせられる瞬間は少ないが、ものすごくキレがよいので飽きずに観てられる。あと『チョットだけョ』でも思ったが、脚本のちょっとした台詞の身も蓋もない感じもよい。この映画のヒロインは吉沢京だが、脇の大信田礼子のほうが(冒頭と終盤にしか出てこないのに)光ってたかな。光本幸子のきりっとした芸妓振りも見事だった→なんだか妙にやる気出て、洗濯物を畳んだり布マスクを整理したり、ランチョンマットがにおうので(食器棚にストックしておくとにおうようになる)洗濯したり、あと本日届いたiPhone用三脚試したり、いろいろする→午睡→『アーカイブ2』の件で連絡業務。最終的に修正なしですでに商品案内ページに掲載となっていたので、Facebookで宣伝→シャワー→映画『花宵道中』観始めたがちょいとあまりにつまらないので途中で止め、晩のお供にコクーン歌舞伎の『東海道四谷怪談〜南番<序幕・二幕目>』を途中まで。これはもう一度最初から観たい→夜8時には床に入り、そのまま就寝。
9月17日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→『ろくでなし』(監督:吉田喜重。高千穂ひづる、川津祐介、森下、藤枝、北島淳、三島雅夫、安井昌二、千之赫子、渡辺文雄、佐々木功、佐藤慶。1960、松竹)。本作もそうだが、松竹ヌーベルバーグの諸作品に胸打たれないのは、貧困や疎外などなどの人間の諸問題が描かれても、あまりひりひりした感じが自分には伝わってこないからだなあと改めて思った。あと作り手が受け手を楽しませることをあまり考えていないように思える点か。実際どうなんだろうか。高千穂ひづるがいたずらでシャンソン歌手と紹介され、歌わされて恥をかかされそうになるところはハラハラして面白かったな→処分PC二台め引き渡し→午睡→夜、先日夢亀で出会った魚粋を初訪問。いただいたのは刺身(マグロ赤身、ブリ)、秋刀魚のしそ巻き天ぷら、水茄子刺身、松茸と貝柱と玉ねぎのさつま揚げ、魚粋巻きでビール中瓶×1と御酒(写楽)×1。若いお客が多く店内はがちゃがちゃした雰囲気だったが、落ち着かないこともなく、料理はどれもきちんとしていておいしくて、よい店だった。先日お会いした大将にもご挨拶できて満足→八九に寄って一杯だけ→平和に帰宅。が、記憶なし。たいして飲んでないのだが、かなりダメになっているなあ→帰宅後即就寝。多分11時頃。
9月18日(金) 朝8時半起床。案の定軽い宿酔い→昼まで横臥→昼にぶっかけそうめん拵えて喰らいなんとか復活→某店のBGMをひさしぶりに作ろうかと思い、最近思いついた四曲をGarageBandに打ち込んでみようとしたが、能率上がらず。最終的にはゲーム(ホームスケイプ)に没頭してしまった→シャワー→晩にビール一本→高円寺・次郎吉の『スナック・ダラナ』の配信を鑑賞。いやー面白かった。これは現場に行きたかったな→GarageBandの打ち込み作業は、一曲だけ構成の終いまで、ベースとピアノのみ完了。合わせてギターで主旋律を弾いてみたら、なかなか間抜けでよい感じ。明日詰めよう→金宮酎ハイ飲みながら『タモリ倶楽部』見て就寝。午前2時過ぎ。
9月19日(土) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→『EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』(監督:大林宣彦。石崎仁一、田端エミ、大林千茱萸、赤坂サリ、町田圭子、高橋一郎、岡美行、喜多村寿信、森みすず。1967、大林宣彦)。いわゆる実験映画だし、またいつの間にか映画を撮ることを撮っているメタ映画であるのだが、人を楽しませようという姿勢が随所に感じられ、娯楽映画としての楽しさも湛えている。ドラキュラをモチーフとした深さがちょいと足りない感じも覚えるが、驚くべき初期作品であることは間違いない→映画を観た以外は終日特に何もせず。午睡とシャワーはさんで晩→夜11時過ぎ就寝。
9月20日(日) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→朝食こしらえてから(中華風卵スープ)シャワー→その後、本日も終日何もせず。昨日木久蔵ラーメン届いたので、醤油と味噌を食べ比べてみたくらい(どちらも普通にうまくて拍子抜け)→『笑点』は、明日が敬老の日ということで、夢路いとし・喜美こいしの漫才を放映。うれしい→吾妻光良トリオ+1のライブの次郎吉からの配信を鑑賞。毎月毎月うれしい限り→おとついから打ち込みを始めた曲(仮題『Walking on the cat's way』)まとまり始める→4月にSam's Barでお世話になったSさんから、ライブのトラでドラムの依頼。うれしいが、私でよいのだろうか。とりあえず宿を取る→ビールもう一本飲んで、午前1時就寝。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記