2020年10月10日

10月まとめ(1〜10日)

10月1日(木) 朝6時半起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→老父買い物代行と洗濯物引き取り。ついでにボロくなっていたiPod用ヘッドフォンの替えなどを買い物。帰宅後指摘があったが卵買い忘れたので、明日また届けることに→帰途ガソリン入れてビール買う→昼は禁酒明けのビール。禁酒といっても四日間だし、その間缶ビールの小さいのは一度飲んだか→給湯器の工事、10/8午後に決まる→『天国にいちばん近い島 』(原作:森村桂、監督:大林宣彦。高橋幸宏、原田知世、松尾嘉代、小河麻衣子、小林稔侍、室田日出男、とり・みき、高柳良一、峰岸徹、ジル・ピーターセン、ジョルジュ・ワヘオ、エティエヌ・ワモウ、乙羽信子、赤座美代子、峰岸美帆、泉谷しげる、薩谷和夫、入江若葉。1984、東映)。改めて見ると、80年代的ダサさも含めて完璧にデザインされた映画、と思った。それすらも、あるいは役者ごとの力量のばらつきが丸わかりであるという点すらも、却って映画を完璧たらしめているとまで思ってしまう。そんな風に思わせられる美しさに満ちているなと思う→夕方表参道に出て散髪。本日もTさんにやってもらったが、Aさんも徐々に復活しているとの由→渋谷までぶらぶら歩き、桜ヶ丘の楽器屋タワー(〈キー〉から〈イケベ〉に変わった)でドラム用の小物を物色。小さいほうきのようなブラシを迷ったが、高価(四千円)なので断念。結局足につけるシェイカー(千円)だけ買ったが、使いこなせるだろうか→バスで経堂へ。平和に帰宅→晩は揚げ物とやや本格的飲酒(炭酸切れてたので金宮は水割り)→『天国にいちばん近い島』再び→夜11時頃就寝。
10月2日(金) 朝6時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→洗濯→『喜劇 女は男のふるさとヨ』(原作:藤原審爾『わが国おんな三割安』、監督:森崎東。佐藤蛾次郎、倍賞美津子、森繁久彌、中村是好、中村メイコ、園佳也子、犬塚弘、山本紀彦、花澤徳衛、緑魔子、河原崎長一郎、伴淳三郎、左卜全、立原博、山本麟一、名古屋章。1971、松竹)。アクは強いが程よい感じで、地べたを生きている人たちの魅力の描き方が見事と思う。森繁久彌についてああうまいなあと思うのは言うまでもないが、中村メイコ、倍賞美津子、緑魔子、河原崎長一郎の芝居は強く記憶に残る。山田洋次が脚本に名を連ねているが、監督したらこうは行かなかったのではないか、というのは素人考えか。『男はつらいよ』シリーズの山田作品と森崎作品を比べると、どうしてもそう思ってしまう→昨日買い忘れた卵を老父に届けに。帰途〈志奈乃屋〉に寄って教えてもらったところにクルマを停め、かき揚げと茄子天を購入。ビール飲んだあとの蕎麦に乗せる→ビール飲みながら『木曜日』(監督:大林宣彦。住吉正博、竹林紀子。1960、大林宣彦プロ)。実験的な要素が(少なくとも)表面的にはなく、ピクニックの一日をさらっと撮ったような趣が主なので(ひっかかる場面は多々あるが)、これは何度か繰り返し観ないと真価に到達しないな。再見必須→続いて『動物の狩り方』森英人。木下ほうか、能年玲奈、河口舞華、村田雄浩。2011、ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2010)。忘れていたが、五年前に一度観ていた。そのときの感想「能年玲奈は『あまちゃん』のイメージを引きずるよりこの映画のような暗く沈んだ女を地味に演じ続けているほうが、なにかよい方向に向かうような気がした」というのは、今回も同じ。でもこの映画からすでに十年経っているわけだし、現在はどうだろうか→午睡→10/10Sam's Barに出演の件、店が作ってくれた告知チラシに、Nさんが以前撮ってくれた私の写真が使われていた。おそらくFacebook上で私がタグづけされている写真の中から選んだものと思うが(誰でもダウンロードできる状態)、プロの写真家の作品なので一応Nさんに相談。告知期間や規模から考え、店には伝えず私のほうで使用料払って処理することにする。一件落着→シャワー→晩は缶詰で一杯→ライブ曲目の譜面清書作業。前半6曲の構成を再確認し、おとつい小節線を引いた五線譜に記入→『タモリ倶楽部』見て就寝。午前2時頃。
10月3日(土) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→洗濯→ライブ曲目の譜面清書作業、後半の5曲。あと3曲のところで体力切れ→1971年のドキュメンタリー『フーテンの寅さん誕生』。制作場面が見られるのはうれしい→続いて『男はつらいよ お帰り 寅さん』(原作・監督:山田洋次。吉岡秀隆、桜田ひより、池脇千鶴、北山雅康、佐藤蛾次郎、倍賞千恵子、美保純、小林稔侍、前田吟、笹野高史、カンニング竹山、出川哲朗、濱田マリ、後藤久美子、松野太紀、浅丘ルリ子、夏木マリ、林家たま平、立川志らく、橋爪功。2019、松竹)。感動し泣きもしたが、その主な要因は名場面の使い方のうまさと、倍賞千恵子、浅丘ルリ子、夏木マリ、橋爪功の老名優の芝居による。そういう意味では『男はつらいよ』シリーズ26年間(渥美清没後の『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』と本作を除く)で培った資産を出汁に使った感は否めないように思う。タイトルバックの主題歌は桑田佳祐の歌唱で本人も登場するが、田舎芝居のように臭くて、そして表現が派手な割には実(じつ)がない。おとなしく海や夏の歌を歌っていればいいのにと思った。カンニング竹山、出川哲朗、濱田マリも、回想シーンを多用した映画の中での退屈を避けるためのスパイスとして起用されたのかもしれないが、そういうものに頼る必要はなかったと思う−要は不要と思ったし、笹野高史が御膳様というのも、これまでの役どころを考えたら出世のさせ過ぎではなかろうか。過去作の名場面をうまくコラージュして感動を与える映画をせっかく作ったのだから、芸能界臭はなるべく排除してほしかったと思う→O形に見せるため、飲酒しながら再び『男はつらいよ お帰り 寅さん』→午睡。夜まで寝て9時過ぎ起床→譜面清書作業。構成最終確認して前半6曲完了→『武士道無残』監督:森川英太朗。天津七三郎、渡辺文雄、森美樹、高千穂ひづる、山下洵一郎、小田草之助、月原一夫、安住譲、桜むつ子。1960、松竹)。武士の社会のバカバカしさと、男女の激情と、自分の身分に関係なく生きたいという欲求とを、ぎゅっとコンパクトに描いている点が印象に残る。1時間14分という短い尺なので深みについては物足りなさもあるが、しかしこれ以上なにかを付け加えなくてもいいとも思う。画面の構成とか緩急とかも含め、完璧にデザインされた一本と言ってもいいような気がする→午前3時就寝。
10月4日(日) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→昨日やさぐれた食生活だった所為か、ひさしぶりに68kgまで上がってしまった→朝食製作(舞茸と油揚のおつけ、目玉焼き)→譜面整理完了→昼はご馳走というか、野菜不足を補うために品数の多い昼(茹でニンジン(オリーブ油、塩)、トマト(オリーブ油、塩、黒胡椒)、焼きピーマン(醤油)、寄せ豆腐(醤油、胡麻油、かつぶし)、蒟蒻ピリ辛(ニンニク)、そうめん)。あとビール一本→午睡→夜はがんもどきと油揚の煮物でビール一本のみ→明日の支度。道順の整理など→もうきれいに印刷できないインクジェットプリンタ(15年以上前の製品)を粗大ゴミへ。今週はあとソファベッドを出す予定→夜0時就寝。
10月5日(月) 朝6時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→朝8時出立→甲州街道、中央道、富士五湖道路、すべてスイスイのスイ。しかし須走で降りたあと、二又を間違えて、ちょいと迷って焦る。落ち着いたら問題なし。墓参は毎度のことだが一瞬で終了。申し訳ないが、墓所が管理してくれているのできれいだし、あまりやることがないのでまあ仕方あるまい→調べた道で〈富士屋ホテル〉へ向かう。138号に出るまでは初めての道ながら、宮ノ下までは問題なかったが、宮ノ下の交差点を右折したらそっちからは駐車場に入れなかった。失敗。Uターンするのに手間取った→138号に戻り、138号から右折して入館。〈富士屋ホテル〉の駐車場は意外に狭かった→〈ウィステリア〉から代が変わった?〈レストラン・カスケード〉で昼。スパゲティフィッシャーマンズワーフにランチのスープ。途中でO型のビーフカレーを頂戴。すごい特徴的な味ではないが、しみじみうまいな。あとでまた食べたくなるのだろうと思う。テーブルで勘定する方式なのにレジに立ってしまい、危うく喰い逃げするところだった→庭園を散策し、ホテルのパン屋でパン買って〈岡田美術館〉へ。若冲の所蔵作品がお目当てだったが、最初のうち延々古代中国から朝鮮、江戸時代までの日本の焼き物のコレクションが展開され、圧倒される。若冲は『月に叭々鳥図』と八十一歳の折に描いたという『三十六歌仙図屏風』が面白かった。応挙の『三美人図』と『子犬に錦図』、蕭白の『飲中八仙図屏風』、蘆雪の『鯰図』なども堪能→芦ノ湖方面に進み、芦ノ湖ターンパイクをドライブ。この歳になって初めて走ったが(多分)、気持ちのよい道であった。昭和のサラリーマン映画の登場人物になった気分。仙石原の芒も見て、お上りさん的ドライブを堪能→宿に向かう途中また道を一本間違え(401号の一本手前を入ってしまった)また恐々Uターン。あとは間違えることなく、宿に到着→本日の宿〈THE GOTEMBAKAN〉は、歴史はありそうだがちょいと草臥れた感じだった→ビール一本飲んで休憩してから徒歩で〈名鉄菜館〉。ショウロンポウ、海老入り肉シューマイ、豚肉細切り焼きそば揚げ麺、タンタン麺(麺はどちらもハーフサイズ)、ビール中瓶×1→帰途も徒歩。宿の近くの〈アスコットハウス〉で一杯。ジントニックがちょいと甘かったが、お通しの果物とでちょうどよかった。しかし二杯目は甘さ少なめと注文し、シュウェップスのトニックウォーターと炭酸水を半々にしてもらったら、ちょうどよかった。気持ちのよいバーだったな→宿に戻ってシャワー→10/10のライブ曲目をメモと(一部)譜面見ながらひと通り聴いておさらい→夜0時半就寝。
10月6日(火) 朝5時覚醒。その後眠れず。床でゲームほか→朝8時起床→朝は〈富士屋ホテル〉のカレーパンと珈琲→歩いて〈渡辺ハム工房〉。GoToキャンペーンの地域共通クーポン使ってみたが(千円分)、使い方をちょいと間違えた。が、千円は値引きしてもらえた→10時にチェックアウトし、大磯に向けて出立。箱根越えは、箱根湯本の辺りの人出が多くクルマもちょいと混んだが他はそれほどでもなく、西湘バイパス入ってからはガラガラのスイスイ。小一時間で大磯着→Tしま夫妻の用事が終わるのを待つ間、海岸と港をぶらぶらし、〈井上蒲鉾店〉まで足を伸ばしてはんぺんとさつま揚げを買い物。とって返して駐車場に戻ったところでTしま君登場。店にお邪魔し、近所のおいしいと評判の弁当をご馳走になる。オーガニックが売りの店とのことだが、一品ずつさりげなく凝っていて、品数多かったがぱくぱくと平らげた。食後も珈琲いただきながらバカ話が繰り広げられ、たいそう楽しかった。翌日の用事がなければ長居したかったが、夕方混むのを遅れて午後3時においとま→大磯駅入口の交差点を左折して西湘バイパスに入り、柳島から新湘南バイパス経由東名高速。環八、世田谷通り経由で帰宅するも、大磯から一時間で着いてびっくり→荷解きとシャワー→昼の弁当の残りとはんぺんで一杯。即席の長崎ラーメンで〆→夜8時過ぎ、食休みしたまま就寝。
10月7日(水) 朝6時半起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→午前中は老父の買い物代行(サミット、クリエイト)。父には無事土産も渡せた→帰途〈志奈乃屋〉に寄って天ぷら買おうと思うも、時間早過ぎて揚っておらず、今回はコロッケとアジフライ、それに揚げ玉を購入→帰宅後アジフライコロッケたぬきそばをこしらえ、食べ終わろうというときにO形が蕎麦湯を捨ててしまい激怒。一言確認してくれればよいのに→一階の納戸の細々したもの(大きいものもある)を家の中の各所に分散させ、ついにソファベッドを廃棄へ。多少引きずればひとりで搬出できた→ソファベッドが消えた場所の床を掃除し、分散させたものを戻す。宿泊客のタバコの吸殻とライターおよび床の焼け焦げがあって今さらながら驚く。危ないなあ→B電子から依頼のあったテキスト、明日やろうと思ったが頭の中でまとまってしまったので、ざっと書いて送付→シャワー→〈渡辺ハム工房〉で買ってきたあれこれで赤葡萄酒→『神様のくれた赤ん坊』(監督:前田陽一。桃井かおり、渡瀬恒彦、泉谷しげる、成瀬正、樹木希林、鈴木伊織、曽我廼家明蝶、河原崎長一郎、森本レオ、吉幾三、天草四郎、日野道夫、小林トシ江、正司歌江、楠トシエ、小松政夫、武知杜代子、嵐寛寿郎、吉行和子。1979、松竹)。桃井かおりがもう少しちゃんとうらぶれてたほうがよかったと思うが、それ以外はいい感じの喜劇と思った。冒頭にしか出てこない樹木希林の切れ味のすごさが印象に残る→夜10時頃就寝。
10月8日(木) 昼間外に出したソファベッドにガムテープで止めた脚が地面に落下する音で目が覚めてしまい、そのまま起床。午前3時→ライブ曲目を譜面見ながらひと通り聴いて細かいところをメモ→朝6時就寝→朝9時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→午後風呂釜交換工事が来るのでなんとなく落ち着かなくて何も手につかず、ずっとゲームをやってしまった(ライブの件で連絡業務はした)→反省して工事来るまで読書→夕方5時、工事来る。ドカベンとイガグリくんを足して二で割ったような青年だった。いいやつそうなので優しく接する。工事は二時間弱で終了→何もしてないが工事完了待ちで草臥れたので、せっかく風呂に入れるというのにあと回しにして飲酒。女性歌手を特集した歌番組だったが、酔っ払ってバカ話炸裂させ、内容はまったく覚えておらず。いつの間にか就寝。
10月9日(金) 宿酔いで昼まで横臥→明日のライブ、台風の影響で中止か、となったが、店の判断で決行とのこと。よかった→ライブの全曲、曲を聴きながら練習台で練習。なんとかなるかな。どうだろう。キメの部分は忘れないと思うが、演り慣れていないので、三連符を叩いたときなど間が詰まり気味。なるべく手数を少なく行くのがよいか→郷ひろみの番組とちあきなおみの番組。後者は録画→『タモリ倶楽部』見つつ明日の荷造りしてから就寝。午前2時頃。
10月10日(土) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、さくら、メイプルシロップ→10時出立→近所のスタンドでガソリン入れて野毛へ向かう→三ツ沢公園の先がちょっと混んでたが、昼前には野毛着いてしまった→親切なことに、宿に早く入れてもらえて感謝。部屋に荷物置いて〈萬福〉で昼。蜂の巣、餃子、カレー焼麺、韮麺、ビール中瓶×1.5→宿に戻って一時間半ほど午睡→午後2時半起床。本日の演奏曲目のおさらい→5時半頃Sam’s Barへ。みなさん来る前にドラムのセッティングを済ませ、小一時間リハーサル。結局全曲演った。この時点ではまだ身が入らない感じ→しかし本番はとても楽しく、かつ切実にブルースの中で遊べたのではないかと思う。共演者のみなさんが達者なこともあり、ちょうどよいバランスですべての音が届いてきて、Sさんの指揮もわかりやすく、とてもやりやすかったのも大きい。心の底から、こんなことを毎日やりたいと思った→終わってからもしばし歓談。おいとまして店を出たところで、ペダルとカウベルの入った袋を右足の上に落とすというオチまでついた(右足親指内出血)→宿に楽器と荷物置いてから〈旧バラ荘〉を訪ねジントニックを三杯→〈東京庵〉で蕎麦で〆るかと思ったが満席。仕方がないので(というかほかにあまり知らないので)日ノ出町駅前の〈富士そば〉で〆→午前2時頃就寝。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記