2020年12月10日

12月まとめ(1〜10日)

12月1日(火) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→なんとなく宿酔い。終日特になにもせず→夕方風呂→鮭と五目生揚げと白菜とぶなしめじと春菊の鍋(おろしニンニク、おろし生姜、大根おろし、醤油)。ビールはロング缶一本のみ。それにニラと油揚のおつけにご飯、ちりめんじゃこ→『丑三つの村』(原作:西村望、監督:田中登。ビートきよし、古尾谷雅人、原泉、五月みどり、新井康弘、田中美佐子、池波志乃、夏木勲、大場久美子、山谷初男、石橋蓮司。1983、富士映画)。笹路正徳のふやけたような音楽がまったく物語にも絵にもそぐわなかったのがとても残念。それを除けば古尾谷雅人の希望と絶望と狂気、夏木勲や石橋蓮司などの閉鎖的な村の村人たちの陰湿な眼差し、池波志乃と五月みどりの底知れない色気など見どころは多いし、まだ若い田中美佐子や大場久美子の極限状態での芝居にすら圧倒された。音楽を付け直せば後世に残る傑作になると思うのだが、如何→晩のあと、iPadのゲームに興じてしまった。無為な一日の終わりにはふさわしいか。夜0時過ぎ就寝。
12月2日(水) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→老父と昼食(深水庵。私は舞茸天ざる、老父は天ざるを一人前ぺろりと)および買い物付き添い(サミット)。本日はO形も同行し、昼ご馳走になる→サミットでハートランド中瓶とチーズの薄焼きを買って帰り、帰宅後おやつ(御酒もふたつ)→『ギャラクシー・オブ・テラー 恐怖の惑星』(原題『Galaxy of Terror』、監督:ブルース・D・クラーク。メアリー・エレン・オニール、レイ・ウォルストン、バーナード・ベーレンス、グレイス・ザブリスキー、タフィー・オコンネル、エドワード・アルバート、ロバート・イングランド、ザルマン・キング、エリン・モーラン、ジャック・ブレッシング、シド・ヘイグ。1981、米New World Pictures)。ロジャー・コーマン製作、ジェームス・キャメロンがスタッフ(第2班監督とプロダクションデザイン)で参加しているB級SF映画。それだけで十分かな。ライトとしてしか利用価値がなさそうな巨大なバックパックを全員が背負ってるとか、可笑しい要素もいくつか→午睡→晩はイワシフライを中心に春菊と大葉の揚げ物、トマトなど。酒はビールのみ→『勢揃い東海道』。(監督:松田定次。大川橋蔵、美空ひばり、河原崎長一郎、片岡千恵蔵、久保菜穂子、堺駿二、山形勲、月形龍之介、高田浩吉、加賀邦男、里見浩太朗、中村錦之助、松方弘樹、北大路欣也、市川右太衛門、松浦築枝、近衛十四郎、東千代之介。1963、東映)。千恵蔵と歌右衛門の鬱陶しいくらいの対決を期待したが、それは『旗本退屈男』(1958)だったようだ。ほかに千恵蔵右太衛門共演では『維新の曲』(1942)、『任侠清水港』(1957)、『任侠東海道』(1958)を観ていて、それぞれ記録は残してあるが、記憶の表面に上ってこないな。まあ本作も、東映スター総出演のスカッとした映画であった→午前1時頃就寝。
12月3日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→『姫君捕物控』見て、おから炒ってその他晩の支度して(〆鯖解凍、しじみのおつけの製作)、風呂入って、もう一品作って(レンコンとぶなしめじの酒蒸し)、『笑点特大号』『ルパンの娘』見て、で、就寝。おとついと同じく、終日特になにもせず。晩は左記のほか鰯刺身でビール中瓶×1と御酒→夜0時就寝。
12月4日(金) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→『つげ義春大全』第9巻読了。忍者秘帖が(版元倒産などで)中途で終わり、意に染まなかった『忍者くん』という忍者・野球・探偵漫画を描いた時期で、どちらも傑作・快作となっただろうとも思われるだけに、この時期の作者の状況を知ると素直に楽しめないものもあるな。でも無心に読めば、いずれの作品も楽しい→昼は菊水堂ポテトチップスでビール、舞茸入りきつねそばで御酒。そして『姫君捕物控』→午後は無為に過ごし、夕方風呂→昨夜と同じく〆鯖に鰯の刺身におから煮付け、あとは白菜と春菊のサラダ。しじみのおつけにご飯に納豆→『薩摩飛脚』(原作:大佛次郎、監督:内出好吉。嵐寛寿郎、原健作、山田五十鈴、天野刃一、永田光男、藤間勘左衛門、宮城千賀子、有島一郎、小林重四郎、紫富士子、鮎川十糸子、尾上栄五郎、高田浩吉、三島雅夫。1951、松竹)。今年二回め、と思いつつ試しに観てみたら、そんなに丁寧に作られていないところも多い映画なのに、いい映画を観たという手応えはずっしり残る。10/24に観た際の感想も引用しておく「重々しい歴史物と思いきや、途中から軽さも伴った痛快娯楽時代劇の趣に変わるのは、主に宮城千賀子と高田浩吉のおかげ(高田浩吉は歌も歌う)。あとは有島一郎のバカ殿っぷり。そこにアラカンと山田五十鈴のいい塩梅に重厚な藝が加わって、多彩な味わいを味わわせてくれる。話のスケールが大きいようで小さいのもよい。ロードムービー的な楽しさもあり、子役の藤間勘左衛門がまた達者なのも印象に残る」→『山田風太郎 からくり事件帖−警視庁草紙より−』観て就寝。今回は下岡蓮杖の回。つくづくいい。原作をまた読み返したくなった→夜11時過ぎ就寝。
12月5日(土) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→Zoom Q4nのギターヘッド・マウントをウクレレのヘッドに取り付けての撮影を試してみた。重い、ネックを手で握る際のノイズがけっこう大きく録られてしまう、の二点で、アコースティック・ギター類にはあまり実用的ではないかな、という感想。それを除けば絵は綺麗だしウクレレの楽音もよく録れているので、本体の能力には満足→昨日から腰を中心に下腹部が痛く、あまりやる気が出ないので、昼もずさんに済ます(菊水堂ポテトチップス、煮干し出汁殻の酢醤油煮、具のないチキンラーメンでビール中瓶×1)。おまけに映画を観れば『ロスト・ラブ あぶら地獄』(監督:小沼勝。内田あかり、富川徹夫、山本アキ、砂塚秀夫、田島和子、岸田森、扇ひろ子、ぴんから兄弟、丘奈保美。1974、日活)で、題名を見て面白そうだと思ったのだが、見てよかったのは、内田あかりという歌手がいて『あぶら地獄』『浮世絵の街』という歌がヒットしたということを知ったことくらいだった。岸田森もぴんから兄弟も、彼らでなければならないという存在ではまったくなかった。ものすごくパッとしない昼だった→TVをぼーっと見るでもなく見ながら熱を入れるでもなくゲームで遊ぶ。夜は頭の悪そうな食事が似合いだなと、最近品書きが投函されていた〈ラジャヴェッタ〉なるチェーン店からピザなどを取ることにする→風呂→『喜劇 女は度胸』(原案:山田洋次、監督:森崎東。佐藤蛾次郎、河原崎建三、倍賞美津子、渥美清、久里千春、清川虹子、花澤徳衛、沖山秀子、有島一郎、春川ますみ。1969、松竹)。追悼。監督としては第一作か。脚本担当として積んできたからなのか、改めて観ると、この第一作からちゃんと森崎東節みたいなものが確立されていたようにも思える。それにしても「喜劇」と銘打った自信のほどがすっと腑に落ちるような素晴らしい出来栄えの喜劇。渥美清も倍賞美津子も清川虹子も花澤徳衛も活き活きしている→本日の出前はまあまあうまかった(タンドリーチキン、アンチョビガーリック、ボンゴレビアンコ。赤葡萄酒とコーラももらってカリモーチョ)。油が強いのはしかたないか→夜10時頃就寝。
12月6日(日) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→寝坊したので朝は抜いて早めに〈しらかめ〉で昼。こんにゃく指輪と鴨汁せいろと御酒。いつものおばちゃんが暇な時間に日光浴してたのがなんだか微笑ましかった。鴨汁は鴨肉の柔らかさとつくねのうまさは本格的。ここんちの鴨は初めて頼んだと思う→城山通り沿いのオオゼキで買い物して帰宅→一杯やりながら『街の灯』(監督:森崎東。財津一郎、堺正章、森繁久彌、栗田ひろみ、谺のぶ子、高沢順子、笠智衆、吉田日出子、田中邦衛、フランキー堺、研ナオコ、ガロ、鈴木光枝、三木のり平、山谷初男。1974、松竹)。堺正章の芝居はひたすら鬱陶しく、女子プロレスの場面などやたら冗長なところもあり、笠智衆の銀行強盗など現実味のない場面も少なくないし、赤ん坊と少女を拾うというくだりも終幕まで連れ歩いて家族になってしまうのに説明がほぼない点杜撰とも思えるのに、観ていてなぜか泣かされてしまう。そしてまた観たくなる、不思議な映画と思う。田中邦衛がバラックのようなおでん屋を破壊したり、笠智衆が万引きしたり銀行強盗したりなど妙な味わいがあって、その所為もあるとは思うが、それ以上にこの映画全体を貫く奇妙な魅力があるように思う→『笑点』はさんで『時代屋の女房』(原作:村松友視、監督:森崎東。渡瀬恒彦、夏目雅子、津川雅彦、大坂志郎、藤田弓子、藤木悠、中山貴美子、初井言栄、朝丘雪路、沖田浩之、名古屋章、趙方豪。1983、松竹)。40年近く経ってようやく夏目雅子にだけ注目せずに観られるようになったと思った。とはいえ夏目雅子の魅力が特別であることやそれがこの映画を成立させていることに変わりはないし、ついでに言えば安さんが渡瀬恒彦ではなくもっとしょぼくれて色気のない男のほうがよいという感想は変わらないが(しかしそれだと夏目雅子とのバランスが取れなくなってしまうか)。原作ものだけに話をなぞったような感じは残るが、しかし市井の人たちを描く視線の暖かさは森崎東ならではないかな、とも思う。一見工夫がないようでいて、森崎マジックは生きている、という感じかな→夜10時頃就寝。
12月7日(月) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→午前中は連絡業務のみ→昼はひさびさに〈スパイス婆ちゃん〉(キーマカレー小に半熟温玉とじゃがいものスパイス炒め、ビール小×1)。ずいぶんご無沙汰だが、顔を覚えていてくだすってうれしい→〈スパイス婆ちゃん〉が“すずらん通りにハンガリー料理屋ができた”と教えてくれたので、前を通って場所を確認する。〈Borozo〉という店で、昼はカレーなどを出しているようだ→魚真で正月用の注文票もらい、和泉屋で正月の餅を注文して帰宅→風呂→夕方本八幡へ。T岡さんとI下が飲むというので(本八幡のラーメン屋が『岩下の新生姜』を使ったラーメンを出すというので、その試食を兼ねてとのこと)、途中から合流。I下に会うのも何年かぶりだが、元気そうでなにより。I下の会社はプロ野球千葉ロッテ・マリーンズのスポンサーになったとのことだが、飲みに行った店がロッテファンの集ううちで、そしてみんなが新生姜ファンということで、店に入ると静かな興奮状態になったのが可笑しい。三人で交わしたのは今は亡き青木達之に関する話で、多少寂しくも楽しい酒宴だった→午前三時近くまで飲み、I下がタクシーで帰ると言うので適当なところで降ろしてもらおうと同乗したところ、何故か世田谷の我が家までたどり着いてしまいびっくり。散財かけてしまった→O形に叱られつつ午前4時頃就寝。
12月8日(火) 宿酔いで終日横臥。I下には昨夜世話になりっ放しだったので、気持ちということで小松屋の佃煮を送る→夕方風呂と晩(ポテトサラダ、レンコンと牛蒡の炒め、おから煮付け、春菊と鮭缶のサラダ、干しえのきと油揚のおつけ(揚げ玉)、ご飯、納豆)。ようやく復活→昨夜DUからE本さん取材文の改稿依頼があったので、ざっと片付けて送付→夜0時過ぎ就寝。
12月9日(水) 朝8時半起床→朝食後、クルマでB電子へ。途中、地図を見てて見つけた〈北京〉なる中華料理屋にて、名物だというタンタンメンと餃子(半人前の3ケ)。なるほどこれはめっけもの。少し並ぶのが厄介だが、駐車場も利用できるので、B電子にて打ち合わせの際はまた利用したい→B電子並びの駐車場に駐車。合同庁舎に隣接しており、用事のある人は駐車料金が安くなるとのことなので、用もないのに区役所を訪ねて割引申請する。タダでしてもらうのも悪いので水を買った(駐車料金は二時間で200円だった)→B電子の打ち合わせはすいすいと完了。Webサイトの再構築も相当すっきりし、懸案であったJDのほうも方針がまとまった→午後3時前にお暇し、GHのA利さんが築定のたらこの佃煮をくださるというので、246を青山まで。パーキングメーターが空いていればと思ったが骨董通りは全滅、短時間なのでコインパーキングに入れたら10分400円なので、早足で受け取りに伺う。しかし結局10分を少し超え、800円ふんだくられた→帰途は表参道から井の頭通り、大山左折して茶沢通り、下北沢を抜けて梅丘通りから赤堤通りで帰宅→帰宅したらストラーダのライブ・アンソロジーCD『タブレット』『スイッチバック』が届いていた。特典ディスク『身それた花』は諦めていたがなんと同梱されていた。というわけで本日は、青山の駐車場代は痛かったものの五勝一敗という感じ→本日の打ち合わせ内容から修正用原稿を作成して提出→風呂→練習で作ってもらった天ぷら盛り合わせ(ブラックタイガー、かき揚げ、ニンジン、レンコン、茄子)と、本日いただいた筑定のたらこの佃煮で一杯(ビール中瓶×1、御酒お猪口×2)。〆にぶなしめじのおつけ(自家製揚げ玉)とご飯(こちらもたらこ佃煮)→『姫君捕物控』、溜まっていた三話をやっつける。明日で終わりだ。寂しいな→夜10時過ぎ就寝。
12月10日(木) 午前11時起床。白湯、マヌカハニー、くり、メイプルシロップ→『姫君捕物控』の最終回見てぼおっとしているうちに午後→ストラーダ『スイッチバック』『身それた花』聴きながら、高柳昌行ディスコグラフィの整理。午後の2時間くらいの作業で20タイトルを整理。慣れればもう少し早くなるだろう。といっても、最終的に掲載する形がどう決まるかで、作業時間は多少増えるかもしれないが、まあだいたいの制作方針も確認できたので、時間の読みにそう狂いはなさそうだ→風呂→『雁』(原作:森鴎外、監督:豊田四郎。高峰秀子、飯田蝶子、東野英治郎、浦辺粂子、姫路リエ子、田中栄三、直木彰、宇野重吉、芥川比呂志、小田切みき、三宅邦子。1953、大映)。もうなにもかも完璧な傑作と思った。作り物めいた魅力が隠れていないところだけがやや難点だが、それもまた魅力。恐らく、この作り方のままリアリティを突きつけられても感銘を受けたと思う。役者が素晴らしいのは言うまでもないが、東野英二郎の、ひとりの地べたの人間の中にあるせこいいい人悪い人を観る者にぶつけてくるような芝居は見事だと思った→晩はほぼ昨夜の残り(トマト切ってもらったくらい)→食後即就寝。夜10時頃。食休みで横になったら眠ってしまった。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記