2021年02月10日

2月まとめ(1〜10日)

2月1日(月) 深夜起床→ふと思いついて、映画鑑賞記録用Numbersファイルを改造してみる。テキストエディタで書いたメモをコピーすると、自動的にHTMLタグが入るというだけだが、まあその程度の工夫でも年末にtable化する際の手間が少し楽にはなりそうだ→『かりら』の新コロ用語集の追加分を書いてから朝方就寝→昼頃起床→パンかじりながら『ばりかん親分』(監督:堀内真直。伴淳三郎、瑳峨三智子、フランキー堺、北あけみ、八波むと志、高橋とよ、千秋実、左卜全、中村是好、大泉滉、藤山寛美、三木のり平、イーデス・ハンソン。1963、松竹)。伴淳、のり平、寛美のやり取りも面白いが、唐突に出てくる居酒屋のショータイムとかイーデス・ハンソンの可笑しさが印象に残る。プロの藝よりもこういう目立つところに目が行ってしまうんだなあと思った。しかし居酒屋のショータイムは虚を突かれた感じで面白いのに、終幕近くの世界大会の夢は余計。その前までずっとなんとなく面白かったのが、とつぜん興を殺がれた気がした→五味醤油に、無農薬大豆入荷の件で問い合わせ。見込みが立たなければ普通の大豆を注文→すぐに返事いただけて安心。来週末には入荷するので、うちの注文分を確保しておいていただけるそうだ→『浮草』(監督:小津安二郎。京マチ子、中村鴈治郎、浦辺粂子、若尾文子、三井弘次、花布辰男、伊達正、島津雅彦、佐々木正時、賀原夏子、桜むつ子、野添ひとみ、南方伸夫、宮島健一、笠智衆、星ひかる、杉村春子、高橋とよ、川口浩、菅原通済。1959、大映)。やはり終盤での親子対決(中村鴈治郎が川口浩にあっさり負ける)や、別れたはずの京マチ子が駅でばったり会った中村鴈治郎の煙草に無理矢理マッチで火を点けるところなどに泣かされる。以前観たときに「人が生きていくことの哀しさを冷酷に描いた映画でもあろうが、救いがあるのが素晴しい」と思ったが、この作品だけでなく小津映画全体に、年老いた人たちが若者に花を持たせて、しかし年老いた人たちへの温かい視線も忘れてはいない、という点を再認識した→『浮草』観ながら酢昆布作ったり鶏粥作ったり飲んだり。酔っ払って午睡→夜起きてビール一本だけ→0時過ぎ就寝。
2月2日(火) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→鶏粥に卵→確定申告書類投函→菊水堂ポテトチップスと落花生にビール中瓶×1→『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(監督:深作欣二。佐藤浩市、真田広之、田村高廣、火野正平、渡瀬恒彦、奥村公廷、大石内蔵助、近藤正臣、高岡早紀、六平直政、荻野目慶子、渡辺えり子、名取裕子、石橋蓮司、蟹江敬三、菊池麻衣子。1994、松竹)。荻野目慶子の怪演がなければ、人物設定を変えた演出についてもっと疑問を感じていただろうな、と思った。面白くはあったが、なぜ物語のあちこちをいろいろいじったか、その真意と効果がよくわからなかった。あそこまでいじるなら、いっそのこと死後の高岡早紀と荻野目慶子が対決するような、山田風太郎風の奇想まで踏み入ってもよかったのではないか、とか→マルタイラーメン(胡麻、白菜、生卵、おろしニンニク)→風呂→『ひばりのすべて』(監督:井上梅次。美空ひばり、林与一、香山武彦、加藤哲也、加藤喜美枝、山本紫朗、沢島忠、北島三郎、水原弘、高橋圭三、森進一、酒井肇、菊田一夫、眞帆志ぶき、中村メイコ、西村小楽天、遠藤周作。1971、東宝)。この時期以降の美空ひばりが好きかと言われれば好みの範疇からは外れているのだが、しかし改めて舞台の模様を観ると圧倒される。周囲に愛されて25周年記念の舞台が作られていく様子や、舞台造りに関わるスタッフにはとても丁寧に、その一方本番直前のお付きの人たちには素っ気なく接する様子などのが知れるのも面白い。プライベートの映像も演出されたものではあろうが、そうとわかっていてもうまく作ったなあという気がする→ほうれん草おしたしや酢昆布など余り物で飲んで軽く済まそうと思ったが(ニンジンと油揚の煮物は拵えた)、結局オムレツ焼いてもらい、ちりめんじゃこも追加してビールだけで収まらず御酒も。〆はしじみのおつけに鶏粥に納豆→夜0時就寝。
2月3日(水) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→老夫誕生祝いということで、老父の希望で調布柴崎の〈白金亭〉へ。三人とも基本のコース(前菜(鶏梅ソース、サーモン、甘海老二本、あさりふた粒)、そうめんの胡麻ソース、マッシュルームのポタージュカプチーノ仕立て、パン、合鴨とカジキマグロのスモークの握り寿司、お刺身くらげときゅうりとオクラのサラダ梅とろろ添え、炭火焼ハンバーグ、ほうじ茶のプリン黒糖アイス添えと果物、珈琲)にしてみたが、味も量もちょうどよい感じで、ハンバーグは目玉だけに他では味わえない感じだった。しかし冬にいただくには、全体に寒い感じの料理が多かったな。老父もぺろりと平らげていてなにより→クリエイト、サミットと買い物付き添いして送り届けておいとま。帰途灯油買ってガソリン入れる→米研いでから『初笑い底抜け旅日記』(監督:青柳信雄。榎本健一、トニー・谷、柳家金語楼、如月寛多、沢村いき雄、旭輝子、竹屋みゆき、榎本雅夫、丘龍児、沢井三郎、楠トシエ、木戸新太郎、小堀明男、柳沢真一、三木のり平、森川信、三田照子、中村是好、沢村宗之助。1955、東宝)。冒頭の[]︎アホーアホーと カラスが鳴くよ/お上お上と いばるけど/やってることは ヘマばかり/人の苦しみ 知りゃしねえ/デタラメだ デタラメだ/こんなお上は 変わっちゃえ という歌が、単純でなんのひねりも身も蓋もない、しかも66年も前の歌なのに、なんだか今の世相に合っているようで笑った。あと終盤のチャンバラ場面でたいへん有名な曲(わかりやすい旋律でテンポが目まぐるしく変わる)がとても効果的に使われていて面白かったのだが、曲名が出てこない。なんだったかなあ。そこさえすっきりすれば、私にとっては百点満点に近い傑作だった(つまり百点満点に近い)。その後Facebookに旋律を採譜した譜面を上げて尋ねてみたら、N子さんのご教示によりブラームス『ハンガリー舞曲第5番』であることが判明。これですっきり百点満点→続いて晩のお供に『踊り子行状記』(原作:直木三十五、監督:安田公義。河野秋武、山本富士子、富田仲次郎、黒川弥太郎、市川雷蔵、勝新太郎、伊達三郎、市川小太夫、長谷川裕見子、江島みどり、武智豊子。1955、大映)。もう勝新、雷蔵、山本富士子、長谷川裕見子ってだけで満足。話の筋とか演出も大事だが、山本富士子と長谷川裕見子のそれぞれ味わいの違う妖艶さだけでも記憶に残る一本。しかしその分、陰に回った雷蔵の苦悩、雷蔵が陰に回ってくれた勝新の苦悩は、鮮やかさに欠けていたかもしれないが、それがそうだとしても不満を抱くほどではなく、それよりも何度も見返したい魅力のほうを強く感じた→『初笑い底抜け旅日記』で曲名が出てこなかったのを採譜してFacebookに上げて解決したのち、夜0時就寝。
2月4日(木) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→朝食後、『かりら』に関するやり取り→解決を見たので、飲酒しながら映画鑑賞。まずは『アリス』(原題『Neco z Alenky』(Alice)、原作:ルイス・キャロル、監督:ヤン・シュヴァンクマイエル。クリスティーナ・コホトヴァー。1988、瑞Condor Films)。原作通りと言えばそうなるかもしれないが(細かい点は知らない)、しかし映像化に当たって子供の視線ならではの無邪気な暴力性や残虐性をうまく表現していた点はすごいなあと思った。観た人にあとに何が残るかは観た人それぞれだろうが、何も残らなくてもよい映画と思った。とにかく絵造りに関しては素晴らしい→続いて『家庭教師』(原作:矢田津世子、監督:大庭秀雄。水戸光子、三浦光子、吉川満子、徳大寺伸、三原純、森川まさみ。1940、松竹)。二回め。今回は原作者の、家という宇宙、その常識が恐ろしいというような視線の描き方に恐れ入った。原作は未読だが、おそらく読んだらそう思うだろうなと思うと、原作を読むのが楽しみだし、原作を水戸光子などがどう解釈して表現したのかにはとても興味がある(原作が収録されているであろう全集を、本作観賞後直ちに注文)。あと前近代的な奥ゆかしさと近代的な自我と自我など意識しないさらにその先の意識との対比とか→そのまま晩に突入し、ちょっと食べたら眠くなったので、遅い午睡→夜9時過ぎ起床→風呂→深夜『火まつり』(原作脚本:中上健次、監督:柳町光男。北大路欣也、中本良太、藤岡重慶、小林稔侍、左右田一平、太地喜和子、柳家小三治、蟹江敬三、山西道広、中島葵、三木のり平、安岡力也、小鹿番、伊武雅刀、倉崎青児、川上麻衣子、松下砂稚子、菅井きん、八木昌子、宮下順子、金子研三、森下愛子。1985、シネセゾン)。小説化されたものと詳細に比較したわけではないが、改めて観て、伝わってくるべきものが十二分に伝わってくる映画化と思った。でも良太の存在感は弱かったかな。閉鎖的な古い村とその中での噂話とそこにやってくる外の風(移動パン屋や鍛冶屋)、紀勢線が開通したことで失われる何か、男として生きる上での(バカバカしいとも思える)矜恃と葛藤、閉鎖的な古い町と開かれた新宮との対比、主人公に新たな火を点ける御燈祭の存在などなど、あとで整理するとある程度はすっきりするが、観ている最中はそれがどっと一度に押し寄せてくる感じ→鑑賞中金宮お湯割五杯。朝方4時就寝。
2月5日(金) 朝10時起床。白湯→軽い宿酔いにつき昼過ぎまで横臥→老父発熱との報せあり。心配だが、電話で話した限りでは発熱のみの模様。しばし様子見→DUの昨年の取材原稿の直し。ご希望取りの修正は簡単だったが、文字数調整に一苦労→夕方老父の容態を電話で聞き、血液検査の結果を私が受け取ることにしてかかりつけ医院に電話。明日訪ねることになる→ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト『MORSE−モールス−』読了。先に映画を観てしまったので長く感じたし、主題がどんなものであるのかますますわからなくなった。読書体験として面白かったかどうかは、まあ微妙なところ→老父の病状について何か連絡がないとも限らないので、下高井戸シネマの『ランブル』は諦めて風呂。塩見鮮一郎『江戸の城と川 賤民の場所』の本編を読了(文庫化の際の追記はこれから)。歴史的な知識や解釈はもとより、地図を巡る話が面白かった。表現というものについての一般的な考察にもつながる。と強く思った箇所があったので、あとで引き写しておこう→『東京キッド』(原作:長瀬喜伴、監督:斎藤寅次郎。堺駿二、川田晴久、高杉妙子、花菱アチャコ、水島光代、榎本健一、西條鮎子、坂本武。1950、松竹)。美空ひばりが12〜3歳ということに驚く。子供なのに、歌えば達者で芝居をすれば大人の女の色気も滲ませる。川田晴久の仕込み方もあるのだろうし、どういう藝を見せれば大人が喜ぶかということを本能的に知っている様子を、今更ながらに思い知らされる一本。本作を撮る直前に撮影されたと思われる美空ひばりと川田晴久のハワイでの映像がするっと挿入されるところも含めて、さすが斎藤寅次郎、丁寧に作られた一本とも思った→『東京キッド』と『俺の家の話』観ながら晩。豚バラ肉の唐揚げ、フライドポテト、干しレンコンの素揚げ、トマトと新玉葱と赤ピーマンのサラダでビール中瓶×1と金宮酎ハイ×2。チーズパリパリとバジルパリパリもつまんだので、ご飯は抜きにして蕪のおつけで〆→深夜『私の20世紀』(原題『AZ ÉN XX. SZÁZADOM』(My 20Th Century)、監督:イルディコ・エニエデイ。ドロサ・セグダ、アグネス・コヴァクス、エスター・コヴァクス、オレーグ・ヤンコフスキー、ペーター・アンドライ。1989、洪西独、米Aries Films)。19世紀までと20世紀以降との違いを示す象徴として、マッチ-電球や伝書鳩-電報が用いられているのは、誰でも思いつきそうと言えばそうだが、しかしこの映画ではいい感じで印象に残る。用い方や撮り方のうまさだろうか。終盤の水の美しさや、全編を通じたドロサ・セグダの美しさもとても印象的だから、その所為で全体が輝いて見えるというのもあるかもしれない。とはいえ、この映画の真価は私には一回ではわからなかった→午前4時頃就寝。
2月6日(土) 朝9時起床→老夫より熱下がったと電話あり→老父のかかりつけ医院を訪ねるついで、先日会食した白金亭のハンバーガーを持ち帰ろうと予約の電話をしたら、残念ながら土日は持ち帰りに対応していなかった→クルマ運転中ちょっとぼおっとしてしまい、給田で右折しそびれる。その先の信号を右折し千川沿いに走ったが、途中で道を見失ってしまい遠回りとなった→かかりつけ医院の話では、

・明確な原因や場所は特定できないが、身体のどこかに強い炎症が生じたと思われる。それが発熱の原因
・なにか重大な症状ではないと思われる
・現在投与している抗生物質は一週間ほど効くものなので、しばらくは服用して様子見
・症状が改善されなかったり悪化するようなことがあれば、いつでも来院せよ

とのことだった。まあ大事ではなさそうで、ひと安心→帰途はいつも通り。家の近くのセブン-イレブンに寄り、バカ酒の素(安い赤葡萄酒とコカコーラ)を買い、あとタワーレコードに注文していた高柳昌行と新世紀音楽研究所『銀巴里セッション』、戸谷重子とジャズ・フレンズ『ファイン・アンド・メロウ』、高柳昌行とニューディレクション・フォー・ジ・アーツ『フリー・フォーム組曲』受け取り→帰宅してDU取材原稿の直し続き。あっさり文字数問題も解決。あとは提出するだけ→バカクテルとバカ飯(出前のイタリアンポテト、アンチョビガーリックピザ、チキンカリーとバン)やりながら『タイタニック』(原題『Titanic』、監督:ジェームズ・キャメロン。ビル・パクストン、ルイス・アバナシー、スージー・エイミス、グロリア・スチュアート、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼーン、フランシス・フィッシャー、ダニー・ヌッチ、バーナード・ヒル、ヴィクター・ガーバー、ジョナサン・ハイド、キャシー・ベイツ、デビッド・ワーナー、ジェイソン・ベリー、ジョナサン・エヴァンス=ジョーンズ、ローレンツ・ハスラー、トーマス・フューリ、フェレンク・セディアク、ベラ・セディアク、ヨアン・グリフィズ。1997、米Paramount Pictures)。1997年当時のCG技術なども考え合わせればたいへんな大作であることはわかったが、歴史的な大事件を背景にした架空の若いふたりのラブ・ロマンス、ということだから、別にタイタニック沈没をモチーフにしなくてもよかったと思った(架空の若いふたりのラブ・ロマンスを盛り上げる背景としては機能していると思うが、なら別に戦争でも暴動でも震災でもなんでもよくて、タイタニック沈没を採用する必然性がよくわからなかった)。あと長い。いろいろ鑑賞のポイントはあると思うが、もう一度観ようとは思わなかった→『タイタニック』長かったので、あと二時間半くらいで一度寝てから残りを観た→『タイタニック』の感想を書きながらWikipediaなど見ていたら、「2011年に大一商会が「CRタイタニック ザ・パチンコ」としてリリース。発売前にはジャガー横田・木下博勝夫妻を起用した、映画のワンシーンを模したCMを放映した。しかしパチンコ機の台枠の欠陥により最悪の場合発火の恐れがあるとして、2012年1月に全台撤去の措置が取られる事となった」という記述があって笑った→『その女、ジルバ』。今回は号泣かなと思ったもののそうでもなかったが、引き続き満足→風呂→深夜『麻雀放浪記』(原作:阿佐田哲也、監督:和田誠。真田広之、名古屋章、鹿賀丈史、天本英世、篠原勝之、内藤陳、大竹しのぶ、鹿賀丈史、鹿内孝、高品格、松浪志保、加藤健一。1984、東映)。役者では内藤陳(冒頭だけだが)と高品格が圧倒的に印象に残った。あとは、真田広之がきれい過ぎるのを筆頭に、みんな軽い感じ。もう少し薄汚れていたり汗臭かったりしないとこの時代の空気(と後世の人間が思っているもの)が伝わってこないのではないかと思ったのだが、敢えてそうした意図もわかるような気はしないでもない→朝8時就寝。
2月7日(日) 昼過ぎ起床。昨夜食べ残したスパゲティ・ボンゴレを温め直して喰らう→本日の『浅草お茶の間寄席』は柳家花緑『二階ぞめき』。ひさしぶりに聴いた。いい話だな→祖師谷大蔵に出てなにか食べようかと思ったが、それほどお腹も空かないので、ぎりぎりまで家にいてから出かける→前回同様、今回も(千歳ゴルフセンターに出る手前で左折してしまい、前回と同じ迷い方をしそうになったが、〈湯パークレビランド〉を目指さず団地(祖師谷住宅)のほうに北上してことなきを得る→〈カフェ・ムリウイ〉にて、高岡大祐・桜井芳樹のデュオ演奏を鑑賞。曲目は、

01 Some Happy Day(チャーリー・パットン)
02 カミナンド・デスパシオ(大原裕)
03 Lawns(カーラ・ブレイ)
04 We Shall Overcome(チャールズ・ティンドリー/ピート・シーガー)
05 渡良瀬(板橋文夫)

06 African Marketplace(ダラー・ブランド)
07 Mary Hartman, Mary Hartman(チャーリー・ヘイデン)
08 Brown Rice(ドン・チェリー)
09 Batak hymn(インドネシア・スマトラ島の賛美歌)
10 ニュースペーパー(大原裕)
11 カンデラ(桜井芳樹)

12 Dino(大原裕)

聴き手を踊らせることを目的とした演奏ではないと思うが、曲によっては自然に身体が動く。それは私だけではなかったようで、二曲めの『カミナンド・デスパシオ』などでは座りながら身体を大きく左右に揺らしている客も多かった。八曲めの『Brown Rice』ではテーマを口ずさむ人も多かったし、私はたまらず立ち上がってしまった(最後列ということもある)。思わず嬉しさがこみ上げてくる演奏だった→ムリウイではビール小瓶二本とチリバーガー。その後ホットワイン二杯→帰途も祖師谷住宅を抜けて歩く→帰宅後しばらしくて就寝。夜11時くらい。寝しなに連絡あり、今回の『かりら』発行は見送るとの由。残念なり。
2月8日(月) 明け方起床。本日送付予定のDU取材原稿の直しを送って二度寝→朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→結局『かりら』は続行となった→卵かけご飯と佃煮(生あみ、生海苔)と海苔→昼前中江クリニック。いつも通りの診断で特記事項なし→〈八兆〉でかき揚げ蕎麦すすって帰宅→午睡→風呂→晩は蕪の梅和え、白菜の花椒炒め、レンコンとニンジンのピリ辛、ポークソテーと舞茸炒め、パン、オイルサーディン、チーズ、野菜スープ(じゃがいも、ニンジン、セロリの葉、トマト、ハム)、ビール中瓶×1、赤葡萄酒のソーダ割り×4→晩のお供に『踊る龍宮城』(原作:穂積純太郎、監督:佐々木康。奈良光枝、川路龍子、岸井明、森川信、大坂志郎、小月冴子、日守新一、小林十九二、中村是好、霧島昇、並木路子、曙ゆり、大辻司郎、横尾泥海男、美空ひばり、池真理子。1949、松竹)。話のくだらなさとSKDの川路龍子、曙ゆり、小月冴子の踊りの夢のような出来栄えとのギャップや塩梅が素晴らしい。とても夢のある傑作と思った。世間的には天才少女美空ひばりの出演映画という位置づけのようだが、改めて観るとSKDの水準の高さを味わう映画と思う。できれば大きなスクリーンで観たいし、さらにできればきちんとリメイクして欲しいが、後者については果たして今それができるかどうか→夜0時就寝。
2月9日(火) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→老父買い物代行(サミット)。本日は品数少なかったのであっという間に終わる→受付に預けて帰宅。8時半過ぎに出て10時にミッション完了→少し休憩してから御徒町へ向かう(小田急線と千代田線で湯島下車)→〈フジ時計サービス〉にてBrova Accutronの電池交換。昨年夏に結露したので中が心配だったが、故障の様子はないとの由→時間が余りそうだったのでしばしアメ横散策して、〈大津屋〉で予定通りの買い物。洗い胡麻は乾物屋で買おうと思っていたが〈大津屋〉にあったので、一箇所で済んだ→〈吉池食堂〉で昼。カキフライともずく酢でビール中瓶×2。〆はしじみのおつけと寿司ふたつ(マグロ赤身、小肌)→まだ一時間くらい時間が余ってたので、御徒町から歩けるところまで歩くことにする。結局、湯島から淡路町、淡路町から神保町で約束の時間の20分前になったので、そこで断念。半蔵門線で表参道に移動→〈GENT+HONEY〉で散髪。佃煮の情報交換と、スパイスの情報交換など→A利さんに教えていただいたワサビ昆布を早速買いに〈紀伊國屋〉へ→無事購入して平和に電車で帰宅→午睡→晩はポークソテーとトマトソテー、新玉葱入りポテトサラダ、オイルサーディン、薄焼き卵、パン、昨日の野菜スープでビール中瓶×1.5→晩のお供は『東京の合唱』(監督:小津安二郎。斎藤達雄、岡田時彦、高峰秀子、菅原秀雄、八雲恵美子、山口勇、坂本武、谷麗光、飯田蝶子。1931、松竹)。サイレント期中盤、小津29歳の作品ながら、晩年の作品の風格と趣を感じた。台詞を想像しながら観ていたら、そんな感慨を得た→続いて太宰治のドキュメンタリー?番組で大笑いする。井伏鱒二いい奴過ぎる→寝ても寝ても眠くて、夜11時就寝。
2月10日(水) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→朝は佃煮博覧会の趣。昨日勧められて購入したわさび昆布は、なるほどご飯にぴったり→煮込みうどん(やまかけと納豆)すすりながら『五十円横丁』(監督:佐伯幸三。藤原釜足、船越英二、三益愛子、加東大介、千石規子、中村正紀、市川和子、立野一義、熱海幸子、田口顕二、峰幸子、沢村貞子、青島純子、星ひかる、蔵方しげる、穂高のり子、高松英郎、丹阿弥谷津子、霧立のぼる、伊東光一。1955、大映)。地味だがよい人情喜劇。今となっては美し過ぎる気がしないでもないが、この人が人を想う気持ちの表現は、いつまでも残しておきたいし、いつの世でも人々に観てほしいと思う。加東大介と沢村貞子が、喋らずに立って状況を見守っているような場面でも人情味が滲み出てくるようなところはすごいことだと思う→明日味噌仕込むことにして、まずは大豆洗って水に浸ける→『つげ義春大全』別巻二。日記が辛くて読み進むのが遅くなる→晩は落花生、菊水堂ポテトチップス、おかずパン三種で適当に済ます。ビール中瓶×2→風呂→TV見ながらあと二三杯飲んでから就寝。夜0時頃。
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