4月21日(水) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→B電子作業、本日はウッドパームレストを片付ける。三製品の表記統一を図ったのち、キーボードルーフとも細部を統一。「最重要製品」はあとはキーボードブリッジの一製品だけなので、明日には終わるだろう→昼は冷やし納豆蕎麦(大葉、刻み海苔)、ビール中瓶×1→晩の支度。新玉葱と油揚のおつけ、新じゃがのココナッツ炒めを製作し、胡麻を煎り、バスマティ米研いで浸水→風呂→晩は最終的に、春キャベツとピーマンとトマトのサラダ(Credoドレッシング、胡麻、胡麻油、酢)、新じゃがのクミンココナッツバター炒め、鶏胸肉ハム、パルメザンチーズ(バルサミコ酢)、新玉葱と油揚のおつけ、キーマカレー、生姜炊き込みご飯(バスマティ米)、F式らっきょう、ビール中瓶×1、金宮酎ハイ×2→TVドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』見てみたが、岡田将生がヘタというか脚本の面白さを拾えてなさ過ぎのように思えて、私にはダメだった→夜9時就寝。
4月22日(木) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→B電子作業、予定通りキーボードブリッジ。ここまでの6製品には「商標について」がなかったなと気づき、遡って修正。これで「最重要製品」は完了だが、もう一度見直してから提出するかどうかを問い合わせることにする→一杯やりつつ、また晩の支度しながら『野ゆき山ゆき海べゆき』(原作:佐藤春夫『わんぱく時代』、監督:大林宣彦。大泉滉、林泰文、佐藤允、鷲尾いさ子、西島剛、正力愛子、竹内力、片桐順一郎、高柳崇、多賀基史、尾美としのり、佐藤浩市、三浦友和、入江若葉、坊屋三郎、山本学司、中原早苗、根岸季衣、峰岸徹、ガッツ石松、泉谷しげる、宍戸錠。1986、ATG)。鷲尾いさ子への棒読みの演出が見事に効果を発揮していた。戦中の大人たちを子供たちがどんな目で見ていたか、というテーマの表現として、ひとつの透明で硬質な答えを見たような気にさせられる点で、素晴らしい傑作と思った→風呂→マルクス兄弟のDVDボックスが届いたので、まずは『オペラは踊る』(原題『A Night at the Opera』、監督:サム・ウッド。マーガレット・デュモント、グルーチョ・マルクス、シグ・ルーマン、ハーポ・マルクス、ウォルター・ウルフ・キング、キティ・カーライル、アラン・ジョーンズ、チコ・マルクス、ジェイ・イートン、ロルフ・セダン、レオ・ホワイト、パーネル・プラット、ロバート・エメット・オコナー。1935、米MGM)。『吾輩はカモである』に続く作品だが、比較するとこちらは毒もテンポもやや生温い印象。とはいえ、冒頭のグルーチョの人を喰った台詞の小気味よさとか、船室に人がぎゅうぎゅうに詰め込まれる(誰も疑問に思わず部屋に入る)場面の無意味な可笑しさ、ハーポとチコの楽器藝終盤の身体を張ったドタバタなどなど、印象に残る場面は多い。素晴らしい喜劇映画であることは間違いない→『クイズ!脳ベルSHOW』見てから就寝。夜0時頃。
4月23日(金) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→B電子に進捗報告→昼、A間さんが経堂に来訪、〈彩雲瑞〉で昼ののち、取材(町並みのロケハン)におつきあい。〈彩雲瑞〉では昼は予約の場合コースのみとのことだが、本日は前菜(茎芋、いんげん、布豆腐、煮凝り)、海老とスナップエンドウの炒め、酢豚、麻婆豆腐、五目焼きそば(ビール中瓶×2)。とても繊細な中華料理の品々を堪能。どれも繊細な中で、麻婆豆腐の刺激が(これまた繊細な刺激だが)強烈だった→メインの取材は早めに来て済ませたということだったので、すずらん通りをざっとご案内してから〈Follow Me〉で一服(ビール中瓶×1)。今日は短い時間だったが、ひさしぶりに元気な姿を拝見でき、かつバカ話に興じることができてうれしかった→経堂駅前(駅裏というほうが正しいか)に新しくできた〈オオゼキ〉を覗き、晩の酒肴にカツオたたきやフグの皮を購入して帰宅→午睡→『ココナッツ』(原題『The Cocoanuts』、監督:ジョセフ・サントリー/ロバート・フローリー。グルーチョ・マルクス、ゼッポ・マルクス、シリル・リング、ケイ・フランシス、オスカー・ショウ、メアリー・イートン、マーガレット・デュモン、チコ・マルクス、ハーポ・マルクス、ベイジル・ルイスディール。1929、米Paramount Pictures)。マルクス兄弟が本格的に映画進出した第一作だが、すでに全開の趣。というか、1910年代後半には各人のキャラクターも藝も舞台上で確立していてさらにブロードウェイで磨かれ、今となっては映画だけで見ることのできるマルクス兄弟はそれを映画に移したもの、と考えるのが妥当かもしれない(実際この第一作と続く『けだもの組合』はブロードウェイ時代の舞台の映画化)。本作ではふたつの部屋をマルクス兄弟と悪役≠スちが出たり入ったりするネタがとても可笑しかった→『ココナッツ』観ながらふぐ皮、カツオたたき、キャベツ塩もみ、トマトバルサミコ酢でビール中瓶×1、御酒×2。〆はどんこのおつけ、ご飯→『クイズ!脳ベルSHOW』見てから就寝。夜0時頃。
4月24日(土) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→B電子作業の追い込み。細かく見ていると細かい不統一があるものだ。本文文字量の統一(だいたい400〜500文字)の調整も含めて、かなり追い込んだと思うが、あとで要最終確認。明日にでも→風呂→『地獄の剣豪 平手造酒』(監督:滝沢英輔。辰巳柳太郎、山形勲、島田正吾、宮本曠二郎、宇野重吉、野村清一郎、大山克巳、秋月正夫、南寿美子、山田五十鈴、石山健二郎、畑中蓼坡。1954、日活)。平手造酒の苦悩を描きながらも、観終えて残った印象としてはスカッとした時代劇、であった。辰巳柳太郎のよさはもちろんだが、それを超えるような山田五十鈴のいい女っぷりには泣かされる→映画観ながら菊水堂ポテトチップスとおから煮付けで一杯(ビール中瓶×1、金宮酎ハイ×2)。〆に即席ラーメンでもと思い、マルタイラーメンを茹で、スープは胡麻沢山に溶き卵、葱とにんにくを炒めたのを乗せ、海苔を添えたらなんだかたいそううまかった→午睡→晩は〈BARE PIZZA POCO〉の出前※つまんで『けだもの組合』(原題『Animal Crackers』、監督:ヴィクター・ヒアマン。リチャード・グレイグ、マーガレット・デュモン、ルイス・ソリン、リリアン・ロス、ゼッポ・マルクス、グルーチョ・マルクス、チコ・マルクス、ハーポ・マルクス、マーガレット・アーヴィング、キャスリン・リース、ハル・トンプスン、エドワード・メトカルフ。1930、米Paramount Pictures)。『オペラは踊る』で見られたハーポがピアノを弾く前にピアノ椅子をくるくる回すギャグが、映画に於いては本作初出である点を確認。全体的には話の展開や会話などのスピード感にはやや不満を覚えたが(英語がわからない身には会話中心の笑いが多かった所為かもしれない)、普通の会話からギャグに移行する際の加速度はものすごいと感心。あと本作では、ハーポの狂気を、他の作品より笑いと紙一重という点で味わえた気がする(こんなやつがほんとにいたらやばい、的な受け取り方で)→※ピザに合うグリーン色のサラダ、マイス、マルゲリータ、チチニエリ(ピザはいずれもPサイズ)、ビール中瓶×1、白葡萄酒×1/2→夜11時頃就寝。
4月25日(日) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→朝は溶き卵うどん。割とたっぷり→『江戸一寸の虫』(原作:中野実、監督:滝沢英輔。佐野浅夫、三國連太郎、石黒達也、滝沢修、山形勲、相原巨典、名和宏、河野秋武、新珠三千代、瀬川路三郎、安井昌二、汐見洋、瑳峨三智子、清水一郎、辰巳柳太郎、飯田蝶子。1955、日活)。幕末から明治維新に名を連ねる人の中では、青木彌太郎は好きな人物なので、三國連太郎を配して格好よく描いている点は個人的な好みとして心地よい。新珠三千代の表現力(揺れ動く心を表す際のスピード感)にも舌を巻く。しかし青木彌太郎が上野戦争で戦死を遂げたり(よって拷問や明治以降の場面はない)、お辰がそれを見取ったり、そもそもお辰がまったく雲霧の≠ナはなく金玉潰しもせず彌太郎の捕縛後自首して入牢しなかったりなどは、映画とはいえやはりダメじゃないかな。史実と違うという点もそうだし(ただしそういう記述の本もあるようではある)、青木彌太郎の魅力は愛人お辰の悪女ぶりであったり小伝馬町でも維新後も図太く生きていたという点ではなかろうかと思う→『江戸一寸の虫』観ながら菊水堂ポテトチップス、おから煮付け、パン各種でビール中瓶×1、白葡萄酒と赤葡萄酒をそれぞれコップ一二杯→午睡→中山千夏『蝶々とエノケン』読了。よほど強烈な記憶が残っていたことは想像できるが、それにしてもご本人が記憶崩壊(だったかな?)と謙遜される割にはものすごくよく記憶されていて、執筆に当たっての調査も精密(Web検索も多用したようだが、Web上の情報の危うさもちゃんと理解されている模様)。思い出話のつもりで読み始めたが、資料性は高いのではないかと思った→なんとなくお腹の調子が悪く(連日のだだら飲みの所為)、晩は軽くスパゲティミートソースのみにする。ミートソースは顆粒出汁の類も砂糖も使わず牛挽肉とホールトマト、ニンニク生姜、ニンジン、パセリでこしらえたが、味に深みが出なかったな。玉葱が新玉葱しかなかったので敢えて炒めず、煮込んだのちに彩として加えたのも中途半端だった。薬味にみじん切りチーズと唐辛子入り酢を用意してごまかしたが、残った分にはなにか隠し味を足してみよう→『いんちき商売』(原題『Monkey Business』、原作:S・J・ペレルマン/ウィル・B・ジョンストン、監督:ノーマン・Z・マクロード。ベン・タガート、トム・ケネディー、グルーチョ・マルクス、チコ・マルクス、ゼッポ・マルクス、ハーポ・マルクス、ルース・ホール、イヴリン・ピアース、ハリー・ウッズ、セルマ・トッド、ロックリフ・フェローズ、マキシン・キャッスル。1931、米Paramount Pictures)。ここまで三作の中では、ゼッポの存在感が最も高かった(モーリス・シュヴァリエの真似も、最終的にはハーポのギャグに印象負けはするものの、なかなか)。船中での追いつ追われつの中でハーポと女性の追いかけっこが本筋に関係なく展開されているのが地味に可笑しいし、その地味な追いかけっこが後半のパーティの場面でも活かされているのがまた地味に可笑しい。マルクス兄弟の、ギャグがギャグを生んだりギャグのためのギャグが展開されたりの呼吸は、漫画『マカロニほうれん荘』に受け継がれているのかもしれないな、という感想が、本作を観てまた少し強いものになった→B電子作業、第一陣の初稿送って、夜0時過ぎ就寝。
4月26日(月) 朝5時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→昨夜のミートソースに顆粒の鶏ガラ出汁とウスターソース加え味を調整。それをトーストに乗せ、さらに目玉焼き乗せ。昨夜飲まなかったのでビールロング缶を一本→連休にかけてAT用BGMの新しいのを作ろうと以前から考えていたが、最近ギターで作った恐ろしく基本的な循環コードでなにかできないかなとGarageBandに打ち込んでみたら、なんだか面白い曲になった。仕上げてみようと思う→昼は〈JazzKeirin〉。今年のつけ汁うどんは豚肉、油揚、白葱、椎茸、筍。筍がいい味だった。ビール飲めないは残念→〈カルディ〉で葡萄酒とスパゲティとホールトマト缶、三友で真鯛とあさりとちりめんじゃこ買い、O形は電車で帰宅。私はぶらぶら遠回りして散歩。松原高校の角を右折してからデタラメに歩いたが、あとで地図を確認したら赤堤通り沿いのヨークマートの北のほう(上北沢自動車学校の前)を通って上北沢五差路に出たことが判明→『大暴れ東海道』(監督:渡辺邦男。宮城千賀子、富士真奈美、国友和歌子、高田浩吉、山鳩くるみ、瑳峨三智子、生方功、横山エンタツ、北上弥太朗、石黒達也、佐乃美子、田崎潤、トニー谷、田中謙三、榎本健一、伴淳三郎、永田光男、大久保怜、三枝満、柳家金語楼、本郷秀雄。1958、松竹)。田崎潤とトニー谷の弥次喜多がちょっとうるさい感じだが(トニー谷の人気が絶頂期だからかなと思ったが、愛児誘拐事件の直後で、人気凋落の最中だったようだ)、全体的にはスカっと心地よい時代劇。瑳峨三智子が『江戸一寸の虫』とは異なり鉄火女を演じていて、これがまた小気味よい→『御冗談でしョ』(原題『Horse Feathers』、監督:ノーマン・Z・マクロード。レジナルド・バーロウ、グルーチョ・マルクス、ゼッポ・マルクス、デイヴィッド・ランドー、チコ・マルクス、ハーポ・マルクス、セルマ・トッド、ナット・ペンドルトン、ジェイムズ・ピアース。1932、米Paramount Pictures)。この時期多忙だったのか、尺も短く内容も粗い。チコのピアノ、ハーポのハープも用い方としてはおざなりな感じ。しかしギャグがギャグを生んだりギャグのためのギャグが展開されたりの呼吸が、これまで通り可笑しいのは間違いない。生きた動物をギャグに使うのも従来通りだが、本作では唐突なアザラシに虚を突かれた→晩は真鯛の刺身を中心に、セロリとトマトと新玉葱のサラダ、真鯛の皮焼き、ダーの子誕生内祝い(お祝い返し)のたらこの粕漬けで一杯(ビール中瓶×1、御酒×1)。それとあさりと油揚のおつけにご飯(真鯛刺身乗せ。刻み海苔)。やはり春の真鯛とあさりはいいな。そして酒は普段はこれくらいがちょうどよいのだと思う→早起きしたり歩いたりで、早々に眠くなり、夜9時就寝。
4月27日(火) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー→昨夜の残りの鯛で鯛茶漬け、それとあさりのおつけ→風呂→小林のり一著/戸田学編『何はなくとも三木のり平』ようやく読了。本書でも三木のり平の言葉が引かれているが、「僕の芸は、残しておきたい時に残しておく手段がなかった。いまみたいにビデオもなかったしね。だから、今残っている僕の芸は、僕の全盛期じゃないってこと。僕がすごいエネルギーを発揮した時分の記録が残っていない」ことを考えると、ある種の「三木のり平全集」とも言える内容、分量、精緻さを味わった。これを読んで「全盛期」の「すごいエネルギーを発揮した時分の記録」に触れたと思い込んではいけないが、それを想像させてくれる材料がぎっしり詰まっていたと思う→昼から出かけるつもりだったが、風呂上りにビールロング缶一本飲んだら出かける気がなくなり、明日にすることにする→『女王蜂』(原作:横溝正史、監督:市川崑。仲代達矢、佐々木勝彦、萩尾みどり、岸恵子、武内亨、大滝秀治、伴淳三郎、石田信之、中井貴恵、沖雅也、司葉子、中島久之、佐々木剛、石坂浩二、常田富士男、高峰三枝子、高野浩之、加藤武、小林昭二、神山繁、坂口良子、冷泉公裕、草笛光子、沼田カズ子、三木のり平、白石加代子。1978、東宝)。岸恵子の謎めいた不適さ、神山繁の怪演、三木のり平と草笛光子の達者さ(このふたりのちょっとした場面が一番印象に残ってしまったが、仕方あるまい)などは記憶に残るが、しかし全体として考えると理が優っていて、どろどろと因果が巡る上での人間の情念みたいなものは希薄だったという印象。画面の奥深いところから滲み出てくるような人間の情念の凄みを、私は感じ取ることができなかった。ひょっとしたらこちらが期待しただけで、そんなものを描こうという気はなかったのかもしれない→ミートソースがまだまだ残っていたので、炒り卵とともにトーストにはさんで赤葡萄酒一杯→夕方経堂方面に出てみるが、緊急事態宣言下でもやってそうかなと思った〈しらかめ〉は午後4時まで、〈デリス〉は休憩中か早仕舞いか、〈まことや〉は期間中休業ということで、仕方がないので〈オオゼキ〉で適当な揚げ物を買って帰宅→『マルクス一番乗り』(原題『A Day at the Race』、監督:サム・ウッド。チコ・マルクス、モーリン・オサリヴァン、マーガレット・デュモン、ダグラス・ダンブリル、レオナード・シーレイ、アラン・ジョーンズ、グルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、ロバート・ミドルマス、エスター・ミューア、シグ・ルーマン。1937、米MGM)。前半、いつも通りのマルクス兄弟だなと思い楽しく観ていたものの、やや息切れしたかな、という印象もあった。しかし後半、ハーポが大人数の黒人を引き連れて歌い踊る(ハーポは歌わず笛を吹くだけだが)場面は圧巻。それなりにショービジネスに所縁のある人間を集めたのだろうが、歌い踊ることへの喜びが我が家のセコいTVモニタからも十分伝わってくる。この時代はまだまだ黒人への差別が激しい時代と思うが、これだけ多くの黒人を起用した理由を知りたいと思った(この場面の黒人たちは、終盤の競馬場の場面にも登場する)。ほかにも印象に残る場面は多々あるが、一回だけでは(今回が初見)消化不良→晩は〈オオゼキ〉で買ってきたヒレカツ、ロースカツ、鶏唐揚げと、セロリトマト新玉葱ピーマンパセリのサラダ、おから煮付け、あさりと油揚のおつけ、玉木屋鮭茶漬け、ビール中瓶×1、赤葡萄酒コップ二杯→夜10時頃就寝。
4月28日(水) 朝5時半起床。白湯、マヌカハニー→セロリの葉と油揚のおつけに、胡麻・ちりめんじゃこ・錦松梅・煎り酒を混ぜ込んだ卵かけご飯と海苔→風呂→昼過ぎ出かけ、まずは柳ばし〈小松屋〉で佃煮(かつお小町、きゃら蕗、生あみ、手むきあさり)と煎り酒を購入。〈CON TON TON VIVO〉の開店祝いの酒を入れたかばんを、電車内での読書のために変な持ち方をしていたら、急性筋肉痛になって驚く→時間が割と余りそうだったので、浅草橋駅前をうろうろ→総武線で四谷まで戻り、あるいて三丁目へ。〈新記〉で餃子と醤油焼きそば。ビールが飲めないのは残念→荒木町を歩いたり津の守弁財天で休憩して読書したりしたのち、〈CON TON TON VIVO〉の内覧会へ。前身の〈ブルーヒート〉は未訪だったので、店内意外に広いのに驚く。ステージは狭く、ドラムへの出入りは大変そうだが、PAの人も親切で話が早く、店の空気というか雰囲気というかもすっきりとした感じで、アマチュアにも演りやすそうなハコであった。店主ともやっといろいろお話できてよかった→〈いーぐる〉で珈琲。メニューになぜか「キッシュと赤ワインのセット」などがあったが頼まなかかった。頼めばよかったかな。でも胃腸も含め休憩したかった→新宿三丁目まで歩き、ひさしぶりに魔酒場訪問。ここはいろんな意味で穴場≠セな。ひさしぶりの人たちの顔を拝むこともでき、音楽の話にも花が咲き、よい時間を過ごせた。開店から終電前まで長っ尻。ビール小瓶×2にバーボンのオンザロックを数杯→平和に電車で帰宅。帰宅後即就寝。
4月29日(木) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー。軽い宿酔い→セロリの葉と油揚のおつけ、ご飯、佃煮(かつお小町、生あみ、きゃら蕗、手むきあさり)、寄せ豆腐、海苔→昨日〈CON TON TON VIVO〉店内を撮った写真と店内の様子報告をまとめ、Love Handlesメンバーに送付→冷蔵庫にミートソースの残りがあったのでスパゲティ茹でチーズ下ろして昼。宿酔いは、お腹が下っている以外は消えた→風呂→菊水堂ポテトチップスでビール中瓶一本のみ→『ファンタスティック・プラネット』(原題『La Planete sauvage』、原作:ステファン・ウル、監督:ルネ・ラルー。1973、仏捷Argos Films)。物語になにか教訓のようなものがあるのかどうか、その辺はよくわからなかったが、笑いのための物語ではないのにときおり妙な可笑しさが顔を覗かせるようなところや、モンティ・パイソンなどにも通じる造形、人間が支配者であるドラーグ族を混乱させる手口など、心に残る要素は少なくなかった。観終えてからロラン・トポールが脚本に参加していたと知る→『ルーム・サーヴィス』(原題『Room Service』、監督:ウィリアム・A・サイター。アレクザンダー・アスロ、グルーチョ・マルクス、ルシール・ボール、クリフ・ダンスタン、チコ・マルクス、ハーポ・マルクス、フランク・アルバートソン、アン・ミラー、ドナルド・マクブライド、フィリップ・ローブ、チャールズ・ハルトン。1938、米RKO Radio Pictures)。『Humor Risk』から数えれば、マルクス兄弟映画9作め。なんだか今までになかった暗さを感じた。金の苦労をふざけた工夫で乗り切るという物語の構成は今までと同じだが、その「金の苦労」が今までになく重く描かれていたように思う。それで終盤まで観ていてずっと居心地の悪さを感じるのだが、狂言自殺でホテルオーナー(?)を騙しおおせるところは痛快。チコのピアノもハーポのハープもなかったが、意外とそれは気にならず、ルームサービスの食事をとても行儀悪くものすごい速さで平らげるのに下品にならないところとか、ハーポが七面鳥をバットで殴り殺そうとする動きの破壊力などには感心し笑った→晩はおとつい買ったヒレカツの残りでカツ煮、昨夜の残り物の新じゃがフライとかぼちゃ天ぷら、セロリと新玉葱とミディトマトとピーマンとパセリのサラダ、セロリの葉と油揚のおつけ、ご飯、納豆→夜0時就寝。
4月30日(金) 朝6時半起床。白湯、マヌカハニー→老父と昼食および買い物等付き添い。銀行に用事があるというので三鷹駅前の地下駐車場にクルマを入れ、駐車場のビルの上階の〈すし三崎丸〉にて昼(浜町=インド鮪赤身、あかいか、サーモン、いくら軍艦、ねぎとろ軍艦、活〆はまち、甘海老、煮穴子、玉子、わかめのおつけ)。それから銀行にて諸手続き。郵便局寄ってからクリーニング出しと、生協で買い物→午後3時頃帰宅して、O形サイト更新してからビール→『仕掛人梅安』(原作:池波正太郎、監督:降旗康男。萬屋錦之介、中村勘五郎、藤田進、中村嘉葎雄、岩尾正隆、津田和彦、宮下順子、中尾彬、志麻いづみ、伊丹十三、スーパー・リキ、小川真由美、五代高之、真行寺君枝、柴田てる彦、島英津夫。1981、東映)。なんと言っても萬屋錦之介の静かだがそれが却って生み出すえも言われぬ迫力が第一の印象。それと青空と水の描写が印象的だと、今回観て(二回めだったかな)思った。冒頭の男色の場面が相当エロかったので、梅安の無色のカッコよさとエロが交差していったっけと思いながら観ていたが、序盤以降はエロは控えめであった→『マルクス兄弟珍サーカス』(原題『At the Circus』、監督:エドワード・バゼル。ケニー・ベイカー、フロレンス・ライス、ナット・ペンドルトン、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、ジェイムズ・ブレイク、ジェリー・マレン、グルーチョ・マルクス、イヴ・アーデン。1939、MGM)。グルーチョ登場の場面でのやけに哀愁を帯びた顔が印象に残るが、全体的にはマルクス兄弟の影が薄い作品であるようにも思った。ただ、毎日一作ずつ観ていて、昨日(ルーム・サーヴィス)辺りから見方が荒くなっているような気もする。16枚観終えたら少し間を置いて再見したい→なんかいろいろあって腹を立てて酒飲んで寝る。夜10時前。
2021年04月30日
4月まとめ(21〜30日)
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記