6月21日(月) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→きくらげと生姜の中華スープ、卵かけご飯(胡麻、錦松梅、海苔)→B-36第二稿提出→金宮酎ハイ×2で『同棲時代 今日子と次郎』(原作:上村一夫、監督:山根成之。由美かおる、仲雅美、大信田礼子、安田伸、ひし美ゆり子、加島潤、入川保則、進千賀子、小松政夫、岩崎和子。1973、松竹)。物語はもう今となっては心に刺さるところなどもないが、牛乳泥棒から心中を迫る展開とか、字幕や吹き出しの多用、水中花、花粉病、アパートの壁がとつぜん開いて隣の夫婦がSMなどなど、意表を突かれて笑う場面は多々あった。いずれも一度見れば十分とも思うが、何度も見たくなる妙な魅力もある→紅配緑麻辣青豆、カレーなるジンギスともやしとピーマンの炒め、きくらげと生姜の中華スープ、ご飯、ビール中瓶×2、金宮酎ハイ×2→午睡→夕方、本日より営業再開した〈スタンド八九〉へ。いつもの面々がお見えになってて、花火の話、浅川マキの話など。初めてお会いした先輩の手土産の西瓜がうまかった。再開祝いの花を〈アダン〉でO形があつらえた際、お向かいのK木さんのご逝去を知る。最近はお見かけしなかったし、ご挨拶しても耳が聞こえないのか気づかれないこともあったので、昨年末以来交流がなかったのが悔やまれる→すずらん通りで食料買い込み帰宅→〈ワカスギ〉のパンなどで金宮酎ハイ飲んでから就寝。夜0時頃。
6月22日(火) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→老父と昼食および買い物付き添い(深水庵、サミット、クリエイト)。ワクチン二度めの接種も特に問題なかったとのことでよかった→セブンイレブンにてヴァン・ダイク・パークスのレコードとCD(『Only In America』『!Spangled!』『!Spangled!』)受け取り→帰宅後午睡→夕方赤坂へ。乃木坂で降りてまずは〈マロウドイン赤坂〉にチェックイン。それから〈TOKYO LITTLE HOUSE〉で男前と待ち合わせ。二階の宿泊施設を開けてもらい、持ち込み酒。ベトナム料理を肴にビール、伊根満開、ハイボール。話は面白かったが、記憶なくして気がついたら翌朝宿の寝床の中だった。
6月23日(水) チェックアウトを二時間ほど延ばしてもらい(延長料金1,425円也)、11時半過ぎ宿を出て、赤坂見附駅前の立ち食いそば〈蓼科〉で冷やしとろろそば→休み休み浅草橋。しかしそんなに遅れず到着。〈小松屋〉で煎り酒(土産用含む)と佃煮(もろこ、糸切り昆布、きゃら蕗、生あみ)を購入→昼食はあとにして江戸博へ。一時間ほど休憩ののち、米山勇『文化財をゆったりマニアックに愛でる A 日本橋編』を聴講。散歩地図に沿った講演で、界隈の建築の知らなかった見どころ満載。とても面白く勉強になった。教えてもらわなくても自分で見つけられるような知識やノウハウも身につけたいところ→江戸博に併設の中近東料理屋〈江戸博砂漠〉にて遅い昼。クスクスは知っていたが、コシャリというのは知らなかった。ラタトゥイユコシャリとクスクスと温玉炙りチーズトマトソースを半分ずつ。あとレバノン産ビールのアルマザとクラオパトラコーヒー。ラクダ肉の料理(ケバブとハンバーガー)やイスラエルのシャクシュカ、ハトの丸焼き、お馴染みのフムス、エジプトワインなどもあり、食欲というか好奇心をそそられる→高円寺に移動し〈ちんとんしゃん〉にて緊急事態宣言開け祝いで一杯。H瀬さんともばったり、それから茅ヶ崎館帰りのお三人もいらして、たいそう話が弾んだ。ビールだけでやめるつもりが、王禄を一杯、七田を一杯、濁酒を一杯、〆に酎ハイを二杯→平和に電車で帰宅。帰宅後即就寝。
6月24日(木) 三日越しの宿酔いで昼過ぎまで横臥。朝にうどんを煮てもらったが、半分も食べられず→昼過ぎ起きて支度するが、約束していた散髪は明日にしてもらう。申し訳ない→夕方、代々木八幡で降りて渋谷〈公園通りクラシックス〉へ。高柳昌行没後三十周年企画『30 years after / without Masayuki Takayanagiいくつもの自転するものたち Vol.2』を見物。山崎比呂志(Dr & Perc)、加藤崇之(G)、大友良英(G)、南達雄(写真)。音量は大人しめな気がしたが、演奏内容やスピード感は凄まじかった。加藤崇之と並ぶと大友良英のギターはオーソドックスな感じで、時間の流れの中で風景や流れをがらっと変えるのは大抵加藤崇之だった。山崎比呂志のMCに曰く、高柳は生前「加藤崇之のギターは凄いぞ」と言っていたそうだ(ちょっと大友良英の立場がないような気もした)→DミュージックのN田さんいらしてたので、ご挨拶しておいとま→平和に電車で帰宅→風呂→鯵生姜焼き、玉葱とニンジンのサラダ、じゃがいもと油揚のおつけ(揚げ玉)、ご飯、佃煮(もろこ、糸昆布、きゃら蕗)、ビール中瓶×1→夜0時頃就寝。
6月25日(金) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→じゃがいもと油揚のおつけ(揚げ玉)、卵かけご飯、佃煮(もろこ、糸切り昆布)、海苔→昼、表参道〈GENT & HONEY〉にて散髪。今回は少し長めで揃えてもらった。普通のおじいさんの髪型のいい感じになった。おとついK丸さんから茅ヶ崎の家の話を伺ったので、さっそくA利さんにつないでみる→〈古道〉で昼。冷やしきのことろろそば→しばし散歩してから平和に電車で帰宅→シャワー→ラッキョウ代の送金手続きしてから午睡→祖師谷大蔵まで歩いて〈岡田屋〉で早めの晩。ソース焼きそばと焼売2ケ、ビール中瓶×1。かなりの量だったが、途中で少しペースを抑えたらすっと腹に収まった。食べながら句を手直しし、ちんとん句会に投句→腹ごなしに散歩→〈ムリウイ〉にて、若林美保(身体表現)、大村直治(エレクトリックピアノ、鍵盤ハーモニカ)、桜井明弘(ギター、ボーカル)の『6月の夜想曲』を見物。桜井明弘の弾き語り(大村直治は鍵盤ハーモニカ)、大村直治のピアノ・ソロ(『上を向いて歩こう』『与作』)、用意された音源による若林美保の踊り(エアリアルとストリップティーズのバリエーション)、大村直治のピアノと若林美保の踊り。最後に桜井明弘『女優になれなかったAV女優のはなし』に合わせた大村直治のピアノと若林美保の踊り、という構成。導入部の弾き語りからピアノ・ソロがその後の踊りとどう関係するのかがよくわからなかったが、そのよくわからなさ加減も含めて味わうべきなのかもしれない。とはいえ、大村直治については「インプロ精神に溢れた」という紹介もあったので(聞き間違いでなければ)、ショウ全体の構成にハマる即興なり曲なりを聴かせてもらいたかったような気もする。若林美保の踊りを鑑賞するのは数回めだが、身体能力と表現力の高さに加え、本日は(いや前回の〈CON TON TON VIVO〉のときもか)顔の表情にとても惹かれた。もう少しいろいろな仕事を見てみたい→帰途も徒歩。本日はよく歩いた→シャワー→F式らっきょう肴にビール飲んでから、冷蔵庫の整理(年代不明のタレの類をすべて廃棄)。それから空いた瓶類を煮沸消毒→午前1時就寝。
6月26日(土) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→じゃがいもと油揚のおつけ、ご飯、胡麻、佃煮(糸切昆布、生あみ、もろこ、きゃら蕗)、海苔→去年漬けたらっきょうを小瓶に移し、らっきょう漬け用の保存瓶を洗浄→選句→昼はクスクス(トマトソース、ラタトゥイユ、チーズ)、金宮酎ハイ×1→ひさしぶりにリモート句会に参加。「らっきょうの皮剥く手止め雨を聴く」が意外に高得点でびっくり(特選×3+1で本日一番)。「雨を聴く」が受けたようだが、「手止め=手と目」はさすがに理解されなかった。ここが隠れた肝だったんだが。「根ぐされの頃まで飲(や)るか梅雨の膳」「朧げな記憶荒川鮎の宿」は点なし。「朧げな〜」については野暮な評があって苦笑。人の句を読んで個人的な思い出を思い出すのは構わないが、そこからその句への理解や解釈、批評や直すべき点への指摘に進まないと、宗匠の講評としての意味はないと思うが、いかがなものか。句会中、御酒×3→句会後、昨日に引き続き歩いて〈ムリウイ〉へ。本日はAccovio×TIDA×オオシロムネユミ×タカダアキコの「ハコデルシア」(Accovio:音楽、GhostInmpc:サンプラー、オオシロムネユミ:OHP、TIDA:ダンス、タカダアキコ:ダンス他)。エミリー・ディキンソンの詩をモチーフに、ルーパーを使った朗読(タカダアキコ)と音楽と映像と踊り。タカダアキコの踊りはまるで音楽で、とても美しかった。回転する箱を使った演出、詩をバラバラに解体した映像、窓に貼った黒紙を剥がしてのバルコニーと室内の協演、踊り手がふたりともバルコニーに出たあとに本火を掲げて消えていく終幕、すべてが美しかった。いいものを観た→タカダアキコにご挨拶しておいとま。帰途も徒歩→帰宅後即シャワー→鶏唐揚げ2.5ケ、菊水堂ポテトチップス、紅配緑麻辣青豆、めかぶとオクラのサラダ、トマトとピーマンのサラダ、じゃがいもと油揚のおつけ、卵かけご飯、ビールロング缶×2→夜11時就寝。
6月27日(日) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→しらすのアヒージョ、目玉焼き乗せトースト、アイスカフェオレ→午前中特に何もせず→昼過ぎ今年のらっきょう仕込み。すんなりスムーズに完了。鷹の爪は三本をちぎって入れたが、多かったかな→作業中からホッピー飲んでいたが、最終的に小海老とピーマンとニンニクのスパゲティ(ダッア、シャッタ)、ハムトースト、菊水堂ポテトチップス、紅配緑麻辣青豆、自家製シメサバ 、めかぶとオクラと納豆そば、ホッピー×3、御酒×4、ビール中瓶×1/2→けっこう酔っ払って夜8時頃就寝。
6月28日(月) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ。途中何度か目が覚めたが、都合13時間くらい寝た→玉葱と油揚のおつけ(揚げ玉)、ご飯、佃煮(糸切り昆布、生あみ、もろこ、キャラ蕗)、海苔→昼間は特に何もせず。ずっとナンプレで遊んでいた→玉葱と油揚のおつけ(揚げ玉)、卵かけご飯、錦松梅→『12モンキーズ』(原題『12 Monkeys』、監督:テリー・ギリアム。ジョセフ・メリト、ブルース・ウィリス、ジョン・セダ、H・マイケル・ウォールズ、ボブ・アドリアン、サイモン・ジョーンズ、キャロル・フローレンス、ビル・レイモンド、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット、フランク・ゴーシン、リサ・ゲイ・ハミルトン、フェリックス・A・ピール、マシュー・ロス、クリストファー・プラマー、クリストファー・メローニ、デイヴィッド・モース、リー・ゴールデン、ジョセフ・マッケンナ、アニー・ゴールデン。1995、米Universal)。途中からこれは『ラ・ジュテ』に似てるなと思ったら、果たして原案がそうだった(リメイクと言われても納得しそうだ)。ブラッド・ピットのキチガイぶりがものすごかったのと、ブルース・ウィリスが本人の言うとおり未来から派遣されてきたのかそれとも狂人の妄想なのかが曖昧なまま話が進む演出が印象に残った。咀嚼し消化するまで何度か観たいと思うし、また何度か観るに足る作品だと思う→菊水堂ポテトチップス、タコスパン、小松菜とハムと卵の炒め、ビール中瓶×1、金宮酎ハイ×1→午前1時就寝。
6月29日(火) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ→玉葱と油揚のおつけ(揚げ玉)、卵かけご飯、佃煮(糸切昆布、生あみ、もろこ、キャラ蕗)、海苔→昼過ぎ、経堂からバスで渋谷へ(道玄坂上下車)→〈シネクイント〉にて『アメリカン・ユートピア』(原題『DAVID BYRNE`S AMERICAN UTOPIA』、監督:スパイク・リー。デイヴィッド・バーン、クリス・ギアーモ、テンデイ・クーンバ、カール・マンスフィールド、ボビー・ウーテン三世、アンジー・スワン、マウロ・レフォスコ、ジャクリーン・アセヴェド、グスターヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、ティム・カイパー、スタファン・サン・ファン。2020、米Home Box Office)。とにかく素晴らしかった。感想はまだ熟成中だが、ショウとしての完成度の高さはもちろんのこと、世の中いろいろある中で、そのいろいろから目をそらすことなく、しかし希望や明るさや健康を失わない表現という点が、まず印象に残った。それと、狂気と誠実と知性とユーモア。最近観たものの中だと、先週土曜日の祖師谷大蔵〈カフェ・ムリウイ〉の『ハコデルシア』(Accovio+GhostInmpc×TIDA×オオシロムネユミ×タカダアキコ)に、何か共通するものがあったようにも思う。そういえば、たしか2/3曲めだったか(4曲めだったかもしれない)で、ダンス/ヴォーカルのクリス・ギアーモとテンデイ・クーンバがデイヴィッド・バーンをうしろから抱え、三人で人形振りのような踊りをしていたが、あれば人形振りを意識したのだろうか。プログラムを読んだが、特にそのことに触れてはいなかった→劇場でプログラムと、あと本作のサントラCD、本作の元となったデイヴィッド・バーンの同名アルバム、それから『Stop Making Sence』のBlu-Rayを購入し、代々木八幡まで歩いて平和に電車で帰宅。本日は行きも帰りも幼児との交流があって、ちょいと楽しかった→千歳船橋で降り、〈行辺〉で一杯。刺身(コハダ、白イカ、オコゼ)、納豆と鶏そぼろのサンチュ包み、寿司(コハダ、真アジ)、あら汁、ビール大瓶×1/2、御酒(七賢風凛美山)×1.5→〈大橋とうふ〉と〈ダンケ〉で買い物して帰宅。すぐに午睡→夜8時過ぎ起床→映画の元になったアルバム『American Utopia』を聴いてからシャワー→一杯やりながら『ストップ・メイキング・センス』(原題『Stop Making Sense』、監督:ジョナサン・デミ。デイヴィッド・バーン、ティナ・ウェイマウス、クリス・フランツ、ジェリー・ハリソン、スティーヴ・スケールズ、エドナ・ホルト、リン・モーブリー、アレックス・ウエイナー、バーニー・ウォーレル。1984、米Cinecom Pictures)。本日購入のBlu-Rayにて鑑賞。基本的には「今見ても新鮮。流行ってそうな音をゴテゴテと塗り重ねたのではなく、カッコいい音楽の核のようなものを追求した結果だからこそかもしれない」という感想は同じだが、VHSで公開したのから編集し直したのか、と思った場面もいくつかあった(『おしゃべり魔女』のブレイクのティナのダンスが、Blu-Rayではティナにしかカメラが向けられてないが、VHSではコーラスのふたりも映ってた気がするなど)。確認してみないと確かなことは言えないが、印象がずいぶん違う箇所があったことは、ひとまず記しておく→午前2時就寝。
6月30日(水) 朝9時半起床→あんぱん、珈琲牛乳→15分遅れで老父と昼食および買い物付き添い(三鷹駅前、〈すし三崎丸〉にて浜町、サミット)→ガソリン満タンにして帰宅→午睡→O形サイト更新(絵日記)→豆腐とキクラゲと小松菜の豆板醤炒め、ポテトサラダ(ニンジン)、枝豆、キャベツと油揚のおつけ(揚げ玉)、ご飯、納豆、海苔、ビール中瓶×1、ホッピー×1→仮眠→『エル・スール』(原題『El sur』、原作:アデライダ・ガルシア・モラレス、監督:ビクトル・エリセ。イシアル・ボリャイン、オメロ・アントヌッティ、ローラ・カルドナ、ソンソーレス・アラングレン、ラファエラ・アパリシオ、ヘルマイネ・モンテーロ、マリア・カーロ、オーロール・クレマン、フランシスコ・メリーノ、ホセ・ビボ。1983、西C.B. Films S.A.)。表面的には父との時間、父の死を通じてひとりの子供(娘)が大人へ一歩近づく、という物語ではあるが、前作『ミツバチのささやき』同様、スペイン内戦の記憶を色濃く映す作品でもある。父が心を残したかつての恋人が象徴するものが鍵となるのだろうが、それは明確には描かれない。しかしそのかつての恋人からの返信=拒絶がおそらくきっかけとなり父は自死を選ぶのだろうから、やはり失われた美しきスペインの象徴と見るのが妥当かもしれない。「南」もやはりそういう存在なのかもしれない。イシアル・ボリャインの感情表現と、それを捉えた撮影が見事→粕漬け明太子、F式ラッキョウ、即席ラーメン(小海老)、金宮酎ハイ×3→朝6時就寝。
2021年06月30日
6月まとめ(21〜30日)
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記