2月11日(金) 朝6時起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→家の周りの道路状況確認。問題なし→キャベツと油揚のおつけ、卵かけご飯、海苔→風呂→茅ヶ崎も雪降らなかったそうなので、クルマで出かけることにする→東名高速に入ってすぐに事故車がころがっていたが、あとはすいすいと、一応大事をとって時速80kmくらいを保って走ったが、小一時間では茅ヶ崎着→柳島スポーツ公園でお手洗い借りて(十分足らずだったので、駐車場は無料だった)、〈網元料理萬蔵丸〉へ。少し早めに入れてもらい、にぎり寿司定食。店の人たちも親切で(前情報で聞いた悪そうな漁師さんはおられなかった)、大変気に入った→Tしま君の店は臨時休業だったが、〈井上蒲鉾店〉目指して大磯へ。はんぺん5枚購入→茅ヶ崎にとって返し、〈茅ヶ崎館〉で荷物とクルマ預かってもらいがてら、小津映画の音楽を聴きながら珈琲をいただく→茅ヶ崎の海岸を散歩→〈茅ヶ崎館〉に戻ってクルマの荷物を出し、徒歩でK丸さんご親戚のお家(空き家)へ。〈ちんとんしゃん〉所縁の方々や地元のご親戚とジンギスカンをつつく。マトン、ラム、もやし、ニンジン、玉葱、南瓜、焼きそば、焼うどん、ビール、御酒、その他。電気が通らず暗い中でランタンの灯の下O形の歌も披露し、大変楽しかった。酒はそんなには飲まなかった→徒歩でK丸さんご実家に移動しもう一杯(金宮ホッピー×2)。夜9時前においとま→徒歩5分ほどで〈茅ヶ崎館〉着。少し待たされたが風呂いただいて暖まって、夜0時頃就寝。
2月12日(土) 朝8時起床→鯵の開き、切り干し大根、湯豆腐、豚しゃぶサラダ、蒲鉾、豆腐のおつけ、ごはん、お香子、ネーブル→ロビーで珈琲→10時半、クルマで昨夜の会場に赴き片付けと掃除。大変かと思ったがそうでもなかった→11時半宿に帰館しビール中瓶×1→海岸を少し散歩してから〈ピザヤショーチャン〉にてボッタルガ、ビスマルク、カタクチイワシのフリット、白葡萄酒→宿に戻って珈琲→午睡→風呂→歩いて茅ヶ崎駅のほうへ。途中〈ツチヤ酒店〉に寄って土産に熊澤酒造の酒購入→〈厚田村〉にて晩餐。刺身盛り合わせ、タラの芽天ぷら、里芋煮物、巻物、ビール中ジョッキ×2、御酒×5→帰途も徒歩で宿に戻り、みなさんは部屋で飲んでたそうだが、私は即就寝。夜10時頃。
2月13日(日) 朝8時起床→鮭塩焼き、ほうれん草おしたし胡麻だれ、ひじき煮付け、豚しゃぶサラダ、しらすと赤大根おろし、ニラとわかめのおつけ、ご飯、お香子、ネーブル→精算を待つ間、ロビーで珈琲。現館主(若旦那)ともだいぶ打ち解けた→10時半、みなさんより少し先においとま。雪が心配だったのでどこにも寄らず一路東京へ。特に混むこともなく、1時間ほどで帰宅。途中セプン-イレブンでビール購入→茅ヶ崎〈Cuni-Pan〉のしらすクロワッサンとしらすピザでビールロング缶×1。あと即席熊本ラーメン(生卵、おろしにんにく、葱、海苔)→午睡→晩の支度の一部。賞味期限切れた牛乳で鮭のシチュー製作(玉葱、ニンジン、じゃがいも、にんにく、生姜、鮭缶、クミンシード、マスタードシード、カルダモン、クミン、コリアンダー、パプリカ、ターメリック、黒胡椒、しお、鶏がらスープ粉末)→晩はそれに春菊と井上はんぺんのサラダ(トマト、新玉葱)、ペンネ→再び就寝→夜中に起きて『勝手にしやがれ』(原題『À bout de souffle』、原案:フランソワ・トリュフォー、監督:ジャン・リュック・ゴダール。ジャン=ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ、リシャール・バルデュッシ、ダニエル・ブーランジェ、ジャン=リュック・ゴダール、ジャン=ピエール・メルヴィル、ロジェ・アナン、アンリ=ジャック・ユエ。1959、仏Les Films Impéria)。観るのは何十年かぶりで、『気狂いピエロ』ほどの回数は観ていないと思うのだが、セリフや場面や役者の動きや上場などの細部や、あるいは全体のリズムを嫌になるくらいによく覚えていた。しかしながら、即興演出や手持ちカメラによるゲリラ的な街頭撮影といった当時では画期的だったとされる@v素を除くと、登場人物の行動、セリフ、考え方などが俗に言うオフ・ビートな感じだったり、それと重なるが主人公が警官殺しの廉で追われていながらどこかのんびりしている(正確にはのんびりとした生き方を捨て切れない、というべきか)点が妙に可笑しかったり、という点を面白いとは思うものの、この映画が歴史に残る本質的な部分をよく理解していないことに、今回気づいた。そこを一言で言い表せないと本作をわかったとは言えないだろうが、しかし言い表せないから面白いとも言えるし、それはゴダールや他の作家の諸作品も同じだ。という当たり前のことを考えさせられたりもした→金宮お湯割り×2→朝6時就寝。
2月14日(月) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→鮭のシチューかけペンネ→カホン練習。『Time Functioning Patterns』を25までと、『Smile』を打ち込み音源、『Rise Up』をおふたりの演奏の音源に合わせて。三日サボったのでまあ軽く→たぬきそば(うずらの卵、葱)→『妻たちの鹿鳴館』(原作:山田風太郎『エドの舞踏会』、監督:鴨下信一。大原麗子、小林桂樹、竹脇無我、山岡久乃、若山富三郎、片平なぎさ、池内淳子、音無美紀子、佐久間良子、沖田浩之、山本學、草笛光子、杉山とく子、田村高廣、波乃久里子、香川照之、リチャード・ハーラン、イッセー尾形、松本伊代、すまけい、仙道敦子、西城秀樹、土田早苗、大門正明、岡本信人。ナレーション:渥美清。1988、TBS)。『エドの舞踏会』の映像化としては過不足ない出来と思う(映像化に当たって端折った要素も理に適っているのではないかと思った)。その上で女優人の見事な配役、芝居、演出。この配役、芝居、演出だからこそ、女性たちの間に友情が築かれていく様が映像化(=活人画化)されていく(感動を呼び起こす)妙味があるとすら思わせられた。片平なぎさ(=大山捨松)の片言日本語や元馬関芸者(=伊藤博文夫人梅子)の池内淳子の啖呵が出色。大原麗子の登喜(山本権兵衛の妻)もよかった→春菊のサラダ(トマト、新玉葱、オイルサーディン)、はんぺん、アイスランドラム肉ソテー(ベルのタレ)、キャベツ千切り、豆腐とわかめのおつけ、ご飯、納豆、海苔、ビール中瓶×1、金宮水割り×1、御酒×2→夜10時頃就寝。
2月15日(火) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→豆腐とわかめのおつけ、卵かけご飯(海苔)→カホン練習。昨日と同じく、『Time Functioning Patterns』を25までと、『Smile』を打ち込み音源、『Rise Up』をおふたりの演奏の音源に合わせて。『Rise Up』はようやく見えてきた感じだが、オリジナルの演奏のダイナミクスを、ギターがずっと突っ走る中でカホンでどう演出するかは最後の課題→『ジュラシック・キッズ』(原題『Prehysteria!』、監督:チャールズ・バンド、アルバート・バンド。ピーター・ヴァスケス、スティーヴン・リー、オースティン・オブライエン、サマンサ・ミルズ、ブレット・カレン、コリーン・モリス、トム・ウィリアムズ、ギル・ゲイル、トニー・ロンゴ、スチュワート・フラットキン、ジェイン・コールドウェル、ジェイムズ・シャンタ。1993、米Full Moon Entertainment)。恐竜の造形と動きがハリーハウゼン的なのがよかった。こじんまりとした作品だが、それだけに親しみやすい点は『ジュラシック・パーク』にはない特長。続編二作も観たい→『なつかしい風来坊』(監督:山田洋次。有島一郎、ハナ肇、武智豊子、鈴木瑞穂、内藤安彦、水科慶子、松村達雄、市村俊幸、中北千枝子、真山知子、山尾哲彦、久里千春、犬塚弘、倍賞千恵子、桜井センリ、山口崇、じん弘とスリーポインツ、高原駿雄。1966、松竹)。有島一郎の名演がこの映画のすべてを担っていると思う。有島一郎を真ん中に置いたからこそ物語や演出が活きたのであって、ここにハナ肇を使いきれなかった(活かしきれなかった)山田洋次の力量が奇しくも現れた、という見方もできる映画だった。「初期の山田洋次作品ではもっとも評価の高い作品」だそうだがそれも納得。しかしなんで山田洋次はモノローグが好きなのだろう?→菊水堂ポテトチップス、柿ピー、鴨燻製、即席ラーメン(納豆、揚げ玉、ニンジン、どんこ、木耳、葱、ニンニク、生姜)、ビール中瓶×2→早々に就寝→深夜起床し、『大怪獣東京に現わる』(監督:宮坂武志。桃井かおり、西山由海、角替和枝、高松英郎、沢木麻美、上野潤、奥野敦士、斉藤律、中家正道、辻つん、本田博太郎、吉行由実、倉前志保、益子智行、広岡辰巳、田口トモロヲ、田京恵、柏谷享助、平野勇樹、花原照子、石山雄大、崎山祐一、竹内力。1988、松竹)。発想や設定は面白いのだが、登場人物の関係性の組み立て方とその見せ方(出し入れの仕方)が、作り手にしてみれば複雑なものをうまく組み立てたと思っていると思うが観ている側としては徒らに複雑な印象。そして挿話ひとつひとつに観る側の感情を面白く動かすようなセンスや仕掛けあるいはこの映画の中での(ウソでもいいからの)必然性が感じられず、また原子力発電依存を含めた現代日本の置かれた状況を真摯に捉えているのかあるいは真摯に捉えることを茶化しているのかが不明瞭なのこともあり、途中で飽きてしまった。「現代日本の置かれた状況を真摯に捉えているのかあるいは真摯に捉えることを茶化しているのか」という部分そのものが社会風刺であるとも思うし、その部分は頑張ったなとは思うが、面白くないもの(面白いと画面に目を向けさせる要素が感じられないもの)は仕方がない→午前3時頃就寝。
2月16日(水) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→風呂→豆腐とわかめのおつけ、卵かけご飯(牛肉と舞茸の佃煮)、海苔→老父と昼食および買い物付き添い(〈深水庵〉にて舞茸つけ汁せいろ、サミット、オリンピック)。途中、クルマがアイドリング状態のときすっと回転数が下がりエンジンが止まってしまうという現象が起きる。アクセルを少し踏めば大丈夫なのでそのまま帰宅したが、帰宅後〈富士自動車工場〉に電話の上、明日午前中に診てもらいに預けることになる→中野から〈座・高円寺〉まで歩き、柳家紫文師匠の追悼展示『柳家紫文ー粋な芸と高円寺演芸まつりー』を拝見。展示物の数こそ多くはないが、高円寺にこんな人物がいた、ということがよくわかる、内容の濃い、そして深さも感じる展示だった。ゆかりの方々による追悼都々逸も心に染みた→〈クロンボ〉で遅い昼(カツカレー)そして高円寺駅前の〈トリアノン〉で時間潰したのち〈ちんとんしゃん〉へ。茅ヶ崎旅行の打ち上げ?ということで、旅行の面々が揃う。あとO先輩やチャーリーなどもおいでになり、なんだかものすごい盛り上がった。もはや何を話したか覚えていないが、たいそう酔っぱらった。奈良の『儀助』の温燗を五本いや六本か→平和に電車で帰宅。カップヌードル啜ってから就寝。夜0時前。
2月17日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→軽い宿酔いにつき朝食抜きで〈富士自動車工業〉へ。クルマ置いて受付の方に電話で症状を説明した旨だけ伝え、徒歩で二子玉川駅へ。田園都市線で三軒茶屋まで移動し、徒歩で下北沢→〈貝麺みかわ〉で昼と思ったが行列なので諦め、時間もないので〈富士そば〉にて天玉そば。駅前のビルのお手洗いで体調整えてから〈劇・小劇場〉へ。劇団S.W.A.T!実験劇場『ある超能力者の記録』を観劇。超能力を研究したり扱ったりする大学、TV局、研究機関を舞台に、超能力者や霊能力者?の周囲に隠された謎に辿り着くという小編をみっつ並べたオムニバス形式の芝居で、劇団S.W.A.T!としては珍しい手法ではないかと思う。ひとつひとつの話が短い分、笑いが渦を巻きつつ主要登場人物に感情移入させられていくという楽しさは、いつもに比べて薄かったかな。とはいえ様々な演劇的アイデアには満ちていて、いつもと同じように楽しめはした→O形と、O形が最近お友達になった演劇プロデューサー女史には失敬しておいとま。駅に向かいがてら〈貝麺みかわ〉〈マサコ〉に寄ろうかと思いついたが、どちらも開いておらずすごすご帰る→千歳船橋で降りて〈あずまや〉でたこ焼き10ケ(ぼうず)、たこ天、ソース焼きそばを持ち帰り帰宅(帰途〈富士自動車工業〉より、修理出来の連絡あり)。ビール開けて『ダイナマイトどんどん』(原案:火野葦平『新遊侠伝』、監督:岡本喜八。福崎和宏、菅原文太、小島秀哉、石橋正次、丹古母鬼馬二、岸田森、二瓶正也、フランキー堺、ジャック・デービス、嵐寛寿郎、金子信雄、藤岡琢也、中谷一郎、宮下順子、伊佐山ひろ子、志賀勝、岡本麗、田中邦衛、北大路欣也、桜町弘子、ケーシー高峰、大前均、草野大悟。1978、大映)。ヤクザの野球、意外な野球経験者、指を詰めた手から投げられる魔球、元プロ野球選手による監督などなどの要素は、制作時期的には佐々木守・水島新司『男どアホウ甲子園』のあと(連載終了後三年め)なので、多分に影響はあったのではないか(もっとも原案の火野葦平『新遊侠伝』は1950年の作品)。『男どアホウ甲子園』のヤクザ野球部分を膨らませて活人漫画化したような映画という印象で、たいへんスカッと笑わせてもらった。暴力描写は多いが、からっと明るいのがなんともよい→昨夜の飲酒、本日の歩行と観劇など、いささか疲れたので、早々に就寝。夜8時頃→夜11時過ぎ起床→録画整理。飲酒はなし→午前4時頃就寝。
2月18日(金) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→わかめと葱のおつけ(揚げ玉)、卵かけご飯、海苔→ぶらぶら歩いて〈富士自動車工業〉へ。砧公園を西に抜けて大蔵通りから東京富士見坂を抜け降りて少しだけ仙川沿いに歩いてから、世田谷総合高校のほうに進路変更し遊歩道を抜けるコース。クルマはバキュームホースのエンジンへの接続口が割れて吸気漏れをしていたそうで、ホースを交換して修理完了との由。致命的な故障でなくてよかった→世田谷通り沿いの〈サミット〉に駐車し、〈タナカロボ〉で昼(豚と鶏の中華そば)。醤油味のスープが懐かしくも深い味わいだし、量の少なさも今の自分にとってはちょうどよいが、前回の鯛煮干しの塩そばのほうが珍しさとコーレーグースの追加で味の変化が楽しめるという点で、特別な感じが強かったかな→〈サミット〉で缶詰類買い物。これで駐車場代が浮くはずだったが、なぜか30分ぶん取られた。なぜだろう?→帰宅後カホン練習。『Rise Up』の6/8は8分音符×6=16分音符×12を1拍3連×4の8ビート(4/4)と解釈することもできて、そうするとシャッフル(スイング)やゆっくりした8ビート(ドンドンタン・)に展開することもできると、今さらながらに認識した。実際パット・メセニーはそんな感じでやっていて、パット・メセニーの音源に合わせて叩くとまあまあ自由にビートの変化をコントロールできるし(未だ頭で理解できるようになった段階ではあるけれども)、それがこの曲の面白さのひとつだと思うのだが、今回の演奏ユニットの音源だとなかなかそういかない。もともと6/8で突っ走ることしか頭にない状態で演奏しているからだと思うが、さて明日はどうするか。現場で考えるか→風呂→戻り鰹刺身(ニンニク、生姜)、空豆、菜の花とトマトとピーマンのサラダ(胡麻)、長芋細切り(刻み海苔)、いわし水煮缶詰、わかめと葱のおつけ、ご飯、とろろ、ビール中瓶×1、御酒×3→夜9時頃就寝。
2月19日(土) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→ニンジンと油揚のスープ(生姜、粉末鶏ガラ出汁、揚げ玉)、卵かけご飯、海苔→カホン練習。『Rise Up』の「6/8は8分音符×6=16分音符×12を1拍3連×4の8ビート(4/4)と解釈」がようやく体感できるようになった。音源と合わせる上では割と自在に切り替えられるようになったが、現場で合わせたらさてどうなるか→昼過ぎクルマで西荻へ。前回と同じく線路高架下の駐車場に駐め、〈ぷあん〉で昼(カオソイ、ビール小×1)→少し早めにスタジオに行き、廊下で6/8(8分音符×6)-6/8(16分音符×12)-4/4(1拍3連×4の8ビート)を切り替える練習をしてみる→で、全員揃ったところで早速応募用の映像撮影。『Rise Up』は最初のテイクではブレイクのところのフィルインをとちったが、あとの2テイクではOK。リズムの切り替えもより自在にできるようになった感じで、とても気持ちよくえんそうできた。『Smile』も同様。余った時間で『First CIrcle』もやってみたが、これはまったく練習していなかったので玉砕→飲めないのでスタジオのみで失敬して帰宅→風呂→キャベツとトマトのヨーグルトサラダ、鴨燻製ピーマンソテー添え、うずらの卵、うずらソテー(ニンニク)、ニンジンと油揚のスープ(生姜、粉末鶏ガラ出汁、揚げ玉)、ご飯、納豆、ビール中瓶×1、ホッピー×2→夜11時就寝。
2月20日(日) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー、梅もどき→舞茸と油揚のおつけ、卵かけご飯、海苔→ギター練習を軽く→今日はなにもしないことにして、と言いつつ晩のサラダ(キャベツ、ニンジン、ニンニク)とスープ(玉葱すり流しとトマト)を製作し、あとは映画→『吸血髑髏船』(監督:松野宏軌。松岡きっこ、内田海丹、山本紀彦、小池朝雄、金子信雄、内田朝雄、岡田真澄、西村晃、入川保則、谷口香、柳川慶子。1968、松竹)。海中に踊る髑髏があまりにちゃちくて、その出来の雑さが全体の印象にまで及んでしまうのだが、しかし小池朝雄、金子信雄、内田朝雄、西村晃の怪演、岡田真澄の意外な素顔、松岡きっこの美しさ、そして(髑髏以外は)洒落た絵造りなど、見所は多いとも思う。同年の『吸血鬼ゴケミドロ』と比べると、同種の作品ながら映画としての完成度は上ではなかろうか→『ロマンス誕生』(監督:瑞穂春海。雪村いづみ、山田真二、環三千世、石田茂樹、日守新一、小松みどり、中村メイコ、小川虎之助、三木のり平、藤間紫、有島一郎、宝田明、上田寛、美空ひばり、淡路恵子。1957、宝塚)。今観るとこの時代ならではの貧相な感じは否めないが、観始めてすぐそんなことは忘れてしまうような華やかさに満ちているとも思う。雪村いづみや美空ひばり、中村メイコはもちろん、宝田明と淡路恵子のレビューも堪能できるのがうれしい。雪村いづみが雨の中で歌い踊る場面は『雨に唄えば』からの着想というか早く言えば稚拙なパクリでもあろうが、これまたそんなことが気にならない楽しさがあった。有島一郎や三木のり平のくだりは、もっとふくらませたり後半で拾ってもよかったかな。日守新一は『踊る竜宮城』に出てたし吉村公三郎作品の常連のようだが、本作では情けないが人間のよい父親の味わいをしみじみと味わせてくれた→菊水堂ポテトチップス、キャベツニンジンニンニクのサラダ、ピザ四種(フンギ、チチニエリ、ボロネーゼ、サラーメ。計POCOサイズ×1.5)、すり流し玉葱とトマトのスープ、ビール中瓶×2、赤葡萄酒×1/2→食後眠くなりさっさと就寝→深夜起床→『春のソナタ』(原題『Conte de Printemps』、監督:エリック・ロメール。アンヌ・ティセードル、マルク・ルルー、ソフィー・ロビン、フロランス・ダレル、ユーグ・ケステル、エロワーズ・ベネット、フランソワ・ラモール。1990、仏Les Films du Losange)。可愛いけれども面倒くさい女の人(女の子)を描く視点や、気まずい雰囲気の中での人の行動(今回はナターシャの父親が肉の塊を不器用に切り分けるところなど)を描く視点は、ロメールならでは。こじれた人間関係の中に無関係の人が偶然入ってしまった、そんな困った状況を描きながら、人間という存在の可笑しさや可愛らしさを浮き彫りにしていく腕はさすがと思う。これは明確にはわからないが、フランス人特有の自分勝手さのようなものも、ロメールは他の文化に生きる人の視線を意識して客観的に観察し、表現しているのではなかろうか→鴨燻製、チーズ、チーズクラッカー、金宮お湯割×3→午前4時就寝。
2022年02月20日
2月まとめ(11〜20日)
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記