2022年06月30日

6月まとめ(21〜30日)


深作欣二『里見八犬伝』、ご近所麻雀、経堂〈Two Brits Burger Bar〉、スタンリー・ドーネン『アラベスク』、『たからいいちりん講談会 一凛の逆襲』於高円寺〈koenji HACO〉、高円寺〈ちんとんしゃん〉、まつのはこんぶ、磯崎寛也詩画集『ソラリスの襞』刊行記念展示 於銀座〈GINZA SIX〉、経堂〈Wine Stand Elmo〉、〈ワークマン〉のサロペット、渡辺邦男『武藏坊辨慶』、アキ・カウリスマキ『コントラクト・キラー』。

6月21日(火) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー→〈ちんとんしゃん〉への寄付お願いにつきご意見が寄せられたと回送があったので、私なりの見解を認めて返信→セロリの葉と油揚のおつけ、卵かけご飯(ちりめんじゃこ)、たらこ、海苔→『人形佐七捕物帖 裸姫と謎の熊男』(原作:横溝正史『雪女郎』、監督:山田達雄。築地博、広瀬康治、松浦浪路、村野英子、鮎川浩、小高まさる、中村竜三郎、小畑絹子、高松政雄、国創典、泉田洋志、守山竜次、新宮寺寛、渡辺高光、川部修詩、美谷早百合、大谷友彦、伊達正三郎、朝倉彩子、小浜幸夫、嵐寛寿郎、細川俊夫。1959、新東宝)。中村竜三郎は『鮮血の乳房』よりも一段男っぷりが上がったような印象があったが、これは改めて見比べてみたらまた違ってくるかもしれない。「謎の熊男」が結局なぜ熊に扮していたのかが謎のままだったように思うが(これまた見落としか?)、非人頭・車善七まで登場して非人たちの存在が採り上げられている点は記憶しておきたい。熊の扮装やからくり屋敷はいかにも子供騙しといったスケールだったが、紅殻おそで(小畑絹子)の型通りの立ち回りや「ちゃんと変装しろ」と言いたくなるような、すぐに元の姿に戻れるような映画のための中途半端な変装、ちらっと足や肩を見せるだけでのお色気など、全体に突出した派手な演出はないが廻終えてみるとその塩梅がちょうどよいと感じる点で、とても好ましい捕物帖映画と思った→梅干し、ちりめんじゃこ、キムチ、キャベツとニンジンの千切り塩昆布和え(胡麻油、酢)、鰹と真鯛と玉葱とピーマンの炒め、湯漬け(ご飯半膳、一口あなご佃煮)、芋焼酎水割り×2、ビール中瓶×1→食後(夕方)いったん就寝→夜8時起床→『アメリカの影』(原題『Shadows』、監督:ジョン・カサヴェテス。ベン・カラザース、デニス・サラス、トム・アレン、ヒュー・ハード、ルパート・クロス、ジャック・アッカーマン、レリア・ゴルドーニ、ジョン・カサヴェテス、デイヴィッド・ポキティロウ、アンソニー・レイ、ヴィクトリア・ヴァーガス、デイヴィッド・ジョーンズ。1959、米Lion International Films)。映画の末尾に「お前が観たフィルムは即興(an improvisation)である」と示されるが、それは手法としては当時斬新だったことに間違いはないけれども、映画史を研究するわけではなく現在映画を観る側にとってどんな意味を持つのだろう、という点は考える必要があると思う(即興だからただちにすごい! と考えるわけにはいかない)。Wikipediaによれば「about race relations during the Beat Generation years in New York City」(ニューヨークのビート・ジェネレーション期の人種関係についての」映画ということになっているが、人種(差別)という問題にもっぱら焦点を当てて撮られたものでもなく、明確な差別言動が撮られるわけでもなく、なんとなくもやもやとした感じで物語や話の焦点は動いていく。しかしそのもやもやした感じは当時の空気だったかもしれないし、それを表現する方法としてミンガスのジャズや即興演出が相応しかったのかもしれない。いずれにせよ、その辺を追体験するつもりでもやもやしながら観る映画ではあると思う→その後シャワーを浴びたくらいで特になにもしないまま午前4時まで起きていて就寝。
6月22日(水) 朝9時起床→セロリの葉と油揚のおつけ、卵かけご飯、佃煮(糸切り昆布、生あみ、きゃら蕗)→老父と昼食および買い物付き添い(〈湧水〉にて冷やしとろろそば、サミット)。父は狭心症の検査と治療のため、7/27〜29、杏林病院に入院するとのこと。姉が昨日の通院時に付き添ってくれたらしいが、入院に関する連絡なし。人の行いにうるさい人ほど言動不一致の趣あり→帰路〈ワークマン〉に寄るが、コルセットをした状態で腹囲を測り通信販売で買おうと思い、買い物はせず→帰宅後、父の入院の件等でちょいと草臥れてしまい、本日の〈ちんとんしゃん〉への祝いの絵の贈呈は失敬することにして、O形に任せる→『ドク・ホリデイ』(原題『Doc』、監督:フランク・ペリー。ステイシー・キーチ、マーシャル・エフロン、マイク・ウィットニー、フェイ・ダナウェイ、デンバー・ジョン・コリンズ、ダン・グリーンバーグ、ハリス・ユーリン、ブルース・M・フィッシャー、フレッド・デニス、フェルディナンド・ゾクバウム、ジョン・ボトムズ、フィリップ・シェイファー、ペネロープ・アレン、ジョン・スカンロン、リチャード・マッケンジー。1971、米United Aetists)。要は「OK牧場の決闘」をドク・ホリデイを主役に撮った映画なのだろうが、そうすることの意味合いが、ワイアット・アープという人物を見つめ直すことなのかなとも思ったが、なんだかよくわからなかった。序盤から続く緊張感のある組み立て方は面白かったが、これ、というこの作品のヘソのようなものは、最後まで分からず仕舞いだった。これはまあ私の勉強不足(西部劇への素養のなさ)だろう→お好みミックス、菊水堂ポテトチップス、たらこ、キムチとちりめんじゃこ、海苔チーズ、胡麻納豆蕎麦、ホッピー×3→午睡→起きてからO形の夜食(と明日の朝食)用にトマトソースのスパゲティ製作(鮭缶、ニンジン、玉葱、ニンニク、生姜、クミンシード、クミン、コリアンダー、黒胡椒)→シャワー→引き続きホッピー飲みながらTVの録画消化ののち、深作欣二『里見八犬伝』途中まで観て就寝。午前2時頃。
6月23日(木) 朝9時起床。蕎麦湯、マヌカハニー→鮭缶とニンジンのトマトソーススパゲティ、温泉卵→『里見八犬伝』(原作:鎌田敏夫 『新・里見八犬伝』、監督:深作欣二。夏木マリ、目黒祐樹、汐路章、萩原流行、ヨネヤマ・ママコ、浜田晃、薬師丸ひろ子、真田広之、殿山泰司、千葉真一、寺田農、京本政樹、遠藤太津朗、岡田奈々、志穂美悦子、苅谷俊介、福原拓也、大葉健二、成田三樹夫、高柳良一。1983、東映洋画)。物語(原作)は『南総里見八犬伝』に材を取ったファンタジーだから、まあどう撮ってもよいのだが、冒頭からシンセサイザーを多用した音楽がとにかくダサい。ダサい上に音楽が多過ぎて台詞がよく聞き取れないのに笑う。そして静姫(薬師丸ひろ子)と犬江親兵衛(真田広之)のお約束のような濡れ場でとつぜん流れるジョン・オバニオン『I Don't Want This Night To End』、その取り合わせのダサさに大笑い。ジョン・オバニオンは別にして、シンセサイザーの多用が四十年後にこんなにある種懐かしい∞古の♂ケに聞こえることを考えると、本作の少し前に活動したゲルニカでの上野耕路の、シンセサイザーだけで架空の懐かしい音楽(音色)を創るという試みは、かなりの卓見であったのかもしれないとすら思った。それはともかく、ダサいなあという感想が次から次へと湧いてくる本作ではあったが(終盤の屋台崩し?も、ドリフのコントを少しだけだが思い出す)、真田広之や志穂美悦子の体技をはじめ、見所がまったくないわけではなく、むしろ全体に漂うダサさを愛おしく思わせるような力がある作品ではあった。といいつつ、終幕近くにとつぜん登場する高柳良一の台詞が棒読みなのにまた笑ってしまう→午後は〈プラティマカムチャー〉にてご近所麻雀。半荘一回めは店主のミキさんが参加。私のひとり勝ちだったが、二回めから若くて素敵な女性が入り、それから調子が狂ってしまった。もちろんその女性の所為ではないが、参加者の一人がお母様の年齢を尋ねたところ我々よりも歳下であることがわかり、それで動揺したのも確か。結果、半荘三回やって最後はハコで足が出た。トマトの酢の物、コーヒーウイスキー水割り×4、生ビール×1(プラティマカムチャー)→O形に店まで来てもらい、麻雀後しばし店主も交えて歓談ののち、農大通の〈Two Brits Burger Bar〉に移動し晩。オリーブ、フィッシュアンドチップス、オリジナルバーガー、フライドポテト、ギネス×3。料理も丁寧でおいしく、店もなんだか自由が横溢している感じで、気に入った。また来よう→〈オオゼキ〉で買い物して帰宅。帰宅後即就寝→深夜起床し『アラベスク』(原題『Arabesque』、監督:スタンリー・ドーネン。ジョン・メリヴェール、ジョージ・カラリス、グレゴリー・ペック、ゴードン・グリフィン、ジョン・メリヴェール、カール・ドゥーリング、ハロルド・カスケット、アラン・バデル、ソフィア・ローレン、アーネスト・クラーク、ジミー・ガードナー、ラリー・テイラー、ダンカン・ラモント、ハリー・ロック、キーロン・ムーア、マイヤ・ナッピ、ロバート・ロウランド、マイケル・ビルトン、ジュリー・ショウ。1966、米Universal Pictures)。『パリの恋人』(1957)から『シャレード』(1963)の間の作品は観ていないのだが、『シャレード』から本作、『いつも2人で』『悪いことしましョ!』(共に1967)くらいまでは、スタンリー・ドーネンの第二黄金期と言ってよいのだろうか。それはよくわからないが、『シャレード』と同じような路線で、同じような出来栄えの作品と思った。しかしそれは幾何学模様を有機的に動かしたようなタイトルバックとヘンリー・マンシーニの音楽から来る第一印象かもしれず、スライドを顔面に映す映像とか、シャンデリア越しやゆれるペンダントライト越しの映像、滲んだ映像から幻覚の表現への移行などなど、実験的指向は『シャレード』よりも色濃い。しかしその実験的指向がときにユーモアを湛え、すべてが完璧にデザインされている(物語から演出からアクションから、音響や音楽も含めて)と思わせられる点に、さすがスタンリー・ドーネンと唸らせられた。ソフィア・ローレンの重厚感のある色香をグレゴリー・ペックが軽くいなすような感じの塩梅も面白い。傑作→朝食用のスープ製作してから、朝方5時就寝。
6月24日(金) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー→ニンジン入りトマトスープ、チキンアボカドサンドイッチ→食後眠くなり、本日銀座のI崎の展示にお邪魔しようと思ったが断念、午睡→午後2時過ぎに起きて焼きビーフン1/2→シャワー→夕方高円寺に出て(駅前でK丸さんにばったり)、〈koenji HACO〉にて『たからいいちりん講談会 一凛の逆襲』見物。30分ほど早く着いたので、会場目の前の系列店〈HACO BAR〉にて一杯(焼売、生ビール×2)。店の女の人が酒を届けにきた宅配の人にいきなり怒り出し、時間指定を守らず連絡もしないということなのでまあもっともだが客がいるのになあと思っていたら、あとで「お客さんいるのにすみませんでした。いつも怒ってるわけじゃないんですよ」と謝ってくれたので和んだ→で、『一凛の逆襲』は『赤穂義士伝』から発端の「殿中刃傷」と、『南総里見八犬伝』の二席。やはり言い澱んだりつっかえたりが少し気になるが、神田伯山のようなタンタンタンタンタンという調子の語り口でない講談の心地よさを味わった→一凛にご挨拶し、お奨めだという整体院を教えていただいてから、〈ちんとんしゃん〉に移動。K丸さんもまだいらしてて、なんだかいろんな話に花が咲く。大学で哲学を教えているという先生がおられたので、大森荘蔵を読み返そうと思っているが何がよいかという話を伺っていたら、そのうちに現在は思想家でも文豪でも知のよりどころになるような人がいなくて、という話から単なるバカ話に発展して、たいそう楽しかった。モツ煮込み、ビール中瓶×1/2、御酒×5→平和に電車で帰宅。が、記憶はなし。帰宅後即就寝。
6月25日(土) 軽い宿酔。寝たり起きたり→朝、ニンジン入りトマトスープかけクスクス→昼もニンジン入りトマトスープかけクスクス(ガラムマサラとトマト追加)→シャワー。Patrickのケベックの麺麻地のを洗濯→豚生姜焼き、キャベツニンジンピーマン、冷汁、ご飯→夜9時就寝。
6月26日(日) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー→シャワー→冷汁、ご飯(ちりめんじゃこ、揚げ玉)→B電子先払い仕事第一弾完了→豚生姜焼き、キャベツニンジンピーマン、キムチ、胡麻納豆蕎麦(生卵、刻み海苔)、ビール中瓶×1→午睡→深作『里見八犬伝』再見しながら茄子とオクラと茗荷の塩昆布和え、からすみ、まつのはこんぶ、鴨燻製、枝豆、冷汁、まつのはこんぶ茶漬け、御酒×3。途中で眠くなり離脱、二回めの午睡→B電子お父上の訃報届く。29日の軽作業は中止→『ホワット・ライズ・ビニース』(原題『What Lies Beneath』、監督:ロバート・ゼメキス。ミシェル・ファイファー、キャサリーン・トーネ、ミランダ・オットー、ジェームズ・レマー、ハリソン・フォード、ヴィクトリア・バイドウェル、ダイアナ・スカーウィッド、レイ・ベイカー、ウェンディ・クルーソン、ジョー・モートン、ミコール・マーキュリオ。2000、米DreamWorks Distribution)。中盤までは恐怖の構築の仕方が緻密で、派手さはないが良質のホラーを観ている気分だったが、後半以降は失速の感あり。自死した(実質的には殺された?)女性の死があまり重くないし、そのため死の直接の原因となったノーマン(ハリソン・フォード)の罪がよくわからないし、クレア(ミシェル・ファイファー)が音楽を辞めたことの物語への意味も不明瞭だし、隣人のトラブルも思わせぶりなだけで肩透かし。もっと注意深く観ればいろいろつながっていてそれが恐怖を増幅させるのかもしれないが、そうだとしてもノーマンが風呂場で足を滑らせて死んでしまうとうのはあっけなさ過ぎるのではなかろうか。でも謎が次第に明らかになっていく過程はよかったな→『さらば掟』(原案・監督:舛田利雄。渡哲也、野々あさみ、岩下志麻、芦田伸介、藤木孝、市村博、深江章喜、青木義朗、宗悦三、茅淳子。1971、松竹)。舛田利雄をして、この配役(渡哲也主演)ではいかんともし難かったのか、と思った。というか、観てから一晩寝たら、ほとんど忘れてしまい、つまらなかったことだけ覚えている次第。kinenoteに書かれていたあらすじを読むと面白そうなのだが→まつのはこんぶ、もりそば、御酒×3→午前3時頃就寝。
6月27日(月) 宿酔と暑さ(正確には暑さのためにつけっぱなしにしたエアコンの風ん心地よさ)に何もやる気が起きず、終日横臥→朝、冷汁かけご飯→昼、まつのはこんぶと冷麦茶の茶漬け→夜、トマトとキャベツとピーマンのサラダ、キャベツの芯とニンジンとうずらの卵の炒め、フライドポテト、茄子と油揚のおつけ、ご飯、佃煮(生あみ、糸切り昆布、きゃら蕗)、梅干し、海苔→風呂→午前1時就寝。
6月28日(火) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー→茄子と油揚のおつけ、卵かけご飯(まつのはこんぶ)、納豆、海苔→朝食後少し横臥→昼ごろ出立し、銀座へ→まずは煉瓦亭にてハヤシライス、生ビール×1。なんだか混んでいて、初めて一階に通された→本日の目的地近くのビヤホールライオン(銀座七丁目店。今年2月、国の登録有形文化財となった)でハーフ&ハーフ×1→〈GINZA SIX〉にて磯崎寛也詩画集『ソラリスの襞』刊行記念の展示(挿画を担当した現代美術家・伊藤公象による作品展)を見物。残念ながら磯崎には会えなかった→同じ建物の中の〈Tabio〉でくるぶしが出る丈の靴下(白)を二足購入。以前からそういう靴下屋があるのは知っていたが、店員が親切ながら専門店の矜恃も感じられるところがよかった。通販もやっているとのことなので、今日買ったものがよければ贔屓にしたい→あと同じ階の〈CA4LA〉にも寄ったが、こちらは目ぼしいものなし。夏向のハンチングを買おうかなとも思ったがサイズが合わず、他店舗にいくのも面倒なので買わずに失敬する→木村屋であんぱん買って帰ろうと思ったが振られたので、大人しく経堂に戻り〈Wine Stand Elmo〉で白×1、赤×2とドライフルーツ。残念ながら先日の麻雀女子には会えなかったが、とても居心地のよい店で、楽しく時間を過ごせた→〈Elmo〉では我々と入れ違いに〈スタンド八九〉マダムが帰ったところということだったので、帰りに寄ってビール中瓶×1→梅田青果で買い物(キャベツ入れ忘れられた)して帰宅後すぐ風呂→あとはなにしたか忘れた。〈煉瓦亭〉のカレーせんべい肴にビール一本だけ飲んで、午前1時頃就寝。
6月29日(水) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー→茄子と油揚のおつけ、卵かけご飯(まつのはこんぶ)、納豆、海苔→昨夜はたっぷり寝た所為か、食後眠くはならなかった→『密告』(原題『Le Corbeau』、監督:アンリ・ジョルジュ・クルーゾー。ピエール・フレネー、エレナ・マンソン、ロジェ・ブラン、ミシュリーヌ・フランセイ、シルヴィ、ルイ・セーニェ、アントワーヌ・バルペトレ、ノエル・ロックヴェール、リリアン・メーニェ、ジネット・ルクレール、ピエール・ラルケ、ジャン・ブロシャール。1943、仏Films Sonores Tobis)。小さな浮気を密告する匿名の手紙が一通発信されたことが、小さく閉鎖的な町に密告のさざ波をじわじわと起こしていく、その得体の知れない(誰が何の目的で波を起こしているのかよくわからない)怖さの描き方がとても印象的。どんな人間にも善悪の二面性が(様々な諧調を描いて)あるということの表現の仕方も見事だと思う。話の中心にある人物のすべてに何らかの罪があり、それが断罪されるわけだが、それがまた赦しにも見えるのは考えすぎか。張本人とおぼしき人物が最後にあっさり殺されるが、殺されることがまた赦しを得たことであるようにも思った→菊水堂ポテトチップス、トマト、鴨燻製、胡麻蕎麦(うずらの卵×3)、ビール中瓶×1、御酒×1→午睡→シャワー→フライドポテト(残り物)、うずらの卵とニンジンの炒め(残り物)、茄子と茗荷とオクラと蕪の塩昆布和え、からすみ、梅干しとまつのはこんぶ、ぶっかけそうめん(キムチ)、金宮酎ハイ×4→夜1時就寝。
6月30日(木) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー→朝食製作→蕪の葉と油揚のおつけ、ご飯(ちりめんじゃこ、まつのはこんぶ)、梅干し、海苔→老父と昼食および買い物付き添い(〈すし三崎丸〉にて小肌、真あじ、煮穴子、真鯛、うに軍艦巻き、マグロ赤身、あさり汁。〈サミット〉、〈クリエイト〉、〈オリンピック〉。7月末の入院の支度はほぼ揃ったとのこと。せっかちだ→帰途、通信販売で買えなかった〈ワークマン〉のサロペットを購入。デニム(風)は売り切れてて、ヒッコリーストライプとカーキを買う。カーキは間違えてMサイズを買ったが、帰宅してみたらコルセットつけて着られないことはなかったからまあいいか→シャワー→『武藏坊辨慶』(原作:比佐芳武、監督:渡辺邦男。高堂国典、ロッパ一座舞踏隊、石上都、轟美津子、山田五十鈴、黒川弥太郎、佐山亮、岡譲二、清川荘司、光一、永井柳筰、山田長正、小高まさる、進藤英太郎、高峰秀子。1942、東宝映画)。弁慶の、表には表さないが実はつまらないことに悩んでたり人の心の機微がわからなかったりなど、人間味のある描き方が面白い。弁慶の世話をしている三郎を演じた小高まさるがなかなか達者で、弁慶を導く陰陽師晴雲(進藤英太郎)のどっしり構えた感じや清川荘司扮する袴垂保輔の豪快な気持ちのよさも印象に残る。白拍子の小式部を演じた山田五十鈴の、さりげない表現の幅の広さと深さにも感服するし、最後にちょっとだけ出てくる牛若丸の高峰秀子の美しさにもはっとさせられる。戦中に撮られたと思うと、この娯楽作品っぷりは驚くべきかもしれない。服部良一の音楽も、ときにドビュッシーを思い出すような響きがあり驚いた→菊水堂ポテトチップス、キャベツとニンジンの千切り塩昆布和え、鴨燻製、ニンニク入り目玉焼き、焼きピーマン、焼きとうもろこし、まつのはこんぶと冷麦茶の茶漬け、ビール中瓶×3→午睡→O形サイト更新(絵日記)→『コントラクト・キラー』。(原題『I Hired a Contract Killer』、監督:アキ・カウリスマキ。ジャン・ピエール・レオ、イモーゲン・クレア、トレヴァー・ボウエン、アンジェラ・ウォルシュ、シリル・エプスタイン、ニッキー・テスコ、チャールズ・コーク、マイケル・オヘイガン、テックス・アクザイル、マージ・クラーク、ケネス・コリー、ウォルター・スパロウ、トニー・ロア、ジョー・ストラマー、ピーター・グレイヴス、セルジュ・レッジアーニ、エット・エリオット。1990、芬瑞Finnkino/Svenska Filminstitutet (SFI))。こういうのをオフ・ビート≠ニいうのだろうか。話は仕事を失い外国暮らしに絶望した男が自分を殺す殺し屋を雇うというもので、その殺し屋もパッとしない人間なら男がいきなり恋に落ちる女も花売り娘という恵まれない境遇、といった暗い話になりそうなモチーフを使って、しかも表面的な笑いを用いずに、人間とか人生とかの可笑しさをじわじわと伝えてくる。始終笑わぬジャン・ピエール・レオが醸し出す可笑しさはもちろん、パブで歌うジョー・ストラマーとか、依頼人を友達扱いする殺し屋(前述とは異なる組織の人たち)の人のよさとか、逃避先のホテル主人の人柄とか、最後に匿ってくれたフレンチ・ハンバーガー屋の主人と無愛想なハンバーガーとか、そして当の殺し屋とか、静かで沈んだ絵の中からなんだか豊かなものが次々と浮かび上がってくる感じ。これは話を知ってても何度も観たくなる類だと思う→午前1時就寝。
posted by aokiosamublog at 23:00| 小ネタ/思考/日記